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FIG (4392) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
FIGは、2018年に株式移転により設立された持株会社で、移動体管理システムと産業用製造装置を主力事業とする企業グループを展開しています。モバイルクリエイト社を中心とした車両運行管理システムと、REALIZE社による半導体・自動車関連製造装置が収益の柱となっています。携帯通信インフラとGPS技術を活用した移動体管理システムでは、トラック運送会社やタクシー・バス事業者向けに音声通話システムや配車システムを提供しています。
同社の主要顧客は、物流業界のトラック運送事業者と道路旅客運送業界のタクシー・バス事業者です。収益構造は、システム販売時の一時収入と、継続的なサービス利用料による定額課金収入の組み合わせで構成されています。移動体管理システム事業では、機器販売から通信サービス、保守メンテナンスまでを一貫して提供するワンストップサービスにより、安定的な収益基盤を確立しています。
同社の事業は「モノのインターネット」と「マシーン」の2つのセグメントに分かれています。モノのインターネット事業では、モバイルクリエイト社を筆頭に12社が移動体管理システムの開発・販売・保守を担当し、海外展開も進めています。マシーン事業では、REALIZE社が半導体製造装置や自動車部品製造装置、金型、搬送ロボットの製造販売を手がけています。
経営方針
FIGグループは、新中期経営計画(2026年12月期~2028年12月期)において持続的な「稼ぐ力」の強化を基本方針として掲げ、2028年12月期に売上高170億円、営業利益15億円の達成を目指しています。同社は前期の中期経営計画で構築した成長基盤を実際の成果に転換するフェーズに入っており、事業成長と資本効率向上の両立を重視した経営を推進しています。また、ROE10%、ROIC8%という資本効率目標も設定し、投資家の期待に応える収益性の実現を図っています。
重点投資分野として、ロボットを中核としたオートメーション領域の拡大に最も力を入れています。同社は製造業や物流分野における自動化ニーズの高まりを背景に、搬送ロボットを中心とした事業拡大を進めており、資本業務提携先である匠社との連携強化やM&Aの検討も含めて成長を加速させる計画です。加えて、AI活用や知能化技術を含む研究開発力の継続的強化により、ハードウェアとソフトウェアを融合した付加価値の高い製品・サービスの創出を目指しています。
新市場開拓では、公共交通分野で培った決済基盤を活用したペイメント事業の横展開を積極的に推進しています。交通分野から自治体、宿泊業、その他サービス分野への展開を進めることで、キャッシュレス取扱高の拡大と新たな収益機会の創出を図っています。また、公共交通、物流、宿泊分野を中心として、データとAIを活用した付加価値型サービスの創出を進め、サブスクリプション型ビジネスの拡大による安定的な収益基盤の強化にも取り組んでいます。
技術革新への取り組みでは、AI・デジタル技術の急速な進展に対応するため、継続的な研究開発投資を実施しています。特にAI活用・知能化技術の開発に注力し、自律走行アルゴリズムやSLAM技術などの先端技術開発を推進しています。同社は人口減少や労働力不足という社会課題に対し、IoT、ペイメント、ロボットを中核とした複合技術ソリューションを提供することで、社会価値と企業価値の両立を図る戦略を展開しています。