FIGJP:4392

時価総額
¥120.2億
PER
56.4倍
IoT、マシーン、スマートシティの3つのセグメントで、移動体管理システム、半導体・自動車関連製造装置、不動産賃貸事業などを展開。

沿革

1979年1月

子会社 株式会社石井工作研究所設立

2002年12月

子会社 モバイルクリエイト株式会社設立

2004年12月

株式会社石井工作研究所がジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ)に上場

2012年12月

モバイルクリエイト株式会社が東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに上場

2013年12月

モバイルクリエイト株式会社が東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場へ市場変更

2015年1月

モバイルクリエイト株式会社が株式会社石井工作研究所を持分法適用関連会社化

2016年3月

モバイルクリエイト株式会社が株式会社石井工作研究所を連結子会社化

2018年7月

モバイルクリエイト株式会社と株式会社石井工作研究所の共同持株会社として当社を設立

2018年7月

東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場へ上場

2019年10月

株式会社ケイティーエスを連結子会社化

2020年3月

モバイルクリエイト株式会社がInfoTrack Telematics Pte. Ltd.を連結子会社化(当社の孫会社)

上記子会社化に伴い、同社の子会社であるInfoTrack Telematics Pvt. Ltd.を連結子会社化(当社の曾孫会社)

2020年7月

株式会社プライムキャストを連結子会社化

2021年5月

モバイルクリエイト株式会社が株式会社インフォウェイブを連結子会社化(当社の孫会社)

2022年1月

子会社 株式会社CAOS設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

FIGグループは、主に「IoT」、「マシーン」、「スマートシティ」という3つの主要事業セグメントを展開しています。これらのセグメントは、同社の技術力と革新性を反映しており、幅広い産業に対して多様なサービスと製品を提供しています。

「IoT」セグメントでは、モバイルクリエイト株式会社を中心に、移動体管理システムの開発・販売・レンタル・リースなどを手掛けています。これには、携帯通信インフラを活用した移動体通信網やGPSを利用した管理システムが含まれ、トラック運送事業者やタクシー事業者などに向けた音声通話システムや動態・運行管理システム、タクシー配車システムなどを提供しています。

「マシーン」セグメントにおいては、株式会社石井工作研究所が中心となり、半導体関連製造装置や金型、自動車搭載品関連製造装置の製造及び販売を行っています。これらの製品は、半導体製造の後工程や自動車搭載品の製造において重要な役割を果たしています。

「スマートシティ」セグメントでは、主に不動産賃貸事業を展開しており、株式会社石井工作研究所がこのセグメントに該当します。同社は、マンションなどの不動産賃貸事業を通じて、スマートシティの構想に貢献しています。

これらの事業セグメントを通じて、FIGグループは、技術革新を推進し、多様な産業に対して高品質なサービスと製品を提供しています。同社の事業は、フロービジネスだけでなく、サブスクリプションモデルによる継続的な収入を生み出すストックビジネスも展開しており、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

FIGグループは、中期経営計画(FY2022-FY2024)を通じて、企業価値の「倍増への挑戦」を目指しています。この計画の下、同社は「事業投資・人的投資・資本政策・IR・ESG」の5つの成長投資を軸に据え、主要な3つの事業セグメントである「IoT」、「マシーン」、「スマートシティ」における基盤事業(IoT×SaaS)の拡大と、成長事業(ペイメントとロボット)への積極投資を推進しています。

特に、IoT分野では、社会と人々の役に立つことを使命とし、デジタル革新と人々の想像力・創造力の融合によって社会課題を解決し、価値を創造する社会、Society 5.0の実現に貢献しています。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、サブスクリプションモデルの売上高基盤拡大を続け、デジタル化社会の進展や非接触行動様式の普及など、IoT分野におけるビジネスチャンスを捉えています。

同社は、2024年12月期に向けた経営指標(KPI)として、EPS(1株当たり利益)を24円以上、ROE(自己資本利益率)を8%以上、ROIC(投下資本利益率)を4.5%以上、営業利益を11億円以上、サブスク売上高を50億円以上と設定しています。これらの目標達成に向け、新たな成長基盤の確立、開発体制の強化、優秀な人材の確保と育成、ESGやSDGsへの取り組み、部品・部材調達不足への対応など、複数の課題に対処しています。

FIGグループは、技術革新と持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、事業の多角化と投資を通じて、新たな成長ステージへの移行を図っています。