CINCJP:4378株価

時価総額
¥17億
PER
295.2倍
マーケティング用調査・分析ツールを提供する有力企業。主力の「Keywordmap」はビッグデータとAI技術でWebマーケティングを支援。24年11月に新設分割でM&A仲介事業を開始。25年6月にAI検索最適化コンサルティングサービスを開始。日本市場中心に展開。

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事業内容

CINCは、日本語キーワードのビッグデータと人工知能・機械学習技術を活用して、企業のマーケティング課題をデータに基づいて解決する企業です。同社の主力サービスは、マーケティング用の調査・分析・運用ツール「Keywordmap」で、独自に収集した日本語ビッグデータを自然言語処理技術で解析し、検索エンジンマーケティングに必要な市場分析から競合調査まで効率的に行えるクラウド型ソフトウェアを提供しています。

同社の収益構造は、月額定額制のサブスクリプション型を基本としており、「Keywordmap」のツール提供から初期調査費用と月額料金によるコンサルティングサービスまで幅広く展開しています。主要な顧客層は、検索エンジンマーケティングやデジタルマーケティングに取り組む企業で、自社のデータアナリストが顧客の戦略立案から施策実行、効果測定までを一貫してサポートする体制を整えています。

同社の事業は、ソリューション事業、アナリティクス事業、M&A仲介事業の3つのセグメントで構成されています。ソリューション事業では「Keywordmap」を中心とした分析ツールの開発・販売を行い、アナリティクス事業では同ツールのデータを活用したデジタル変革コンサルティングやコンテンツ制作代行、広告運用代行などを提供しています。M&A仲介事業では、独自のデータベース「CAMM DB」を活用して中堅・中小企業向けの事業承継や企業売買の仲介サービスを展開しています。

経営方針

CINCは「マーケティングソリューションで日本を代表する企業へ」というビジョンのもと、2026年10月期に連結売上高1,681百万円、連結営業利益7百万円の達成を目標に掲げています。同社は生成AI技術の進展をビジネス機会と捉え、従来型の情報探索から質問応答型・要約型へと移行する消費者行動の変化に対応するため、企業の事業活動を生成AI時代に最適化させる支援体制の構築を進めています。確実な黒字化を実現し、その後の利益成長を加速させることを当面の重要課題として位置づけています。

ソリューション事業では主力サービス「Keywordmap」において、競合他社では扱うことが困難な独自データの蓄積を継続しながら、生成AIを活用した新機能開発とAI時代の顧客課題解決に特化した機能開発に注力しています。同時に、カスタマーサクセスチームの体制強化により契約件数の拡大を図り、豊富なオプションプランやプロフェッショナルサービスを通じたアップセルによって契約単価の引き上げを推進しています。アナリティクス事業では、優秀なコンサルタントとセールス人材の採用・育成を進め、マーケティング全体戦略を踏まえた総合コンサルティングサービスと生成AI対応のマーケティング支援サービスの展開により新たな顧客基盤の拡大を目指しています。

新市場開拓の取り組みとして、2023年11月にM&A仲介事業を新たに開始し、同社が培ったマーケティングの知見と広範なネットワークを活用してクライアント企業の成長支援と適切なM&A機会の創出に取り組んでいます。この事業を通じて得られる情報と経験を自社の戦略に反映させ、迅速かつ柔軟な意思決定を可能にすることで競争優位性を高める戦略を採用しています。また、デジタルマーケティング市場の成長と生成AI技術の進展に対応するため、両事業が連携してデジタルマーケティング領域の新規サービス立ち上げを積極的に推進しています。

技術革新への対応では、創業時からの強みであるデータ取得のためのクローリング技術、自然言語処理技術、データベース取扱技術の研究開発をベースに、生成AI技術を活用した機能開発と技術開発に重点的に投資しています。同社は優秀な人材の獲得と育成を最重要課題と位置づけ、特にAI領域を中心とした事業推進とAI検索最適化に関するノウハウの組織全体への浸透を図っています。開発体制の強化では、市場ニーズを迅速に機能開発に反映させるため、開発メンバーとプロダクトオーナー、営業部門の連携促進を通じて開発スピードの維持・向上を実現する体制整備を進めています。