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ユミルリンク (4372) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ユミルリンクは企業のデジタルコミュニケーション・マーケティング活動を支援する会社で、メッセージング配信プラットフォーム「Cuenote(キューノート)」シリーズを開発・提供しています。同社は企業や自治体に対し、メール、SMS、Webプッシュ通知などのメッセージング機能をクラウドサービス形式とソフトウエア形式の2つで提供しています。
同社の主要顧客は企業や自治体で、収益構造はサブスクリプション型となっています。クラウドサービスでは初期設定料金と毎月の利用料金により構成され、顧客が継続利用する限り安定的な収益を期待できます。同社では月次経常収益と解約率を重要な経営指標として管理し、定期契約額の拡大を目指しています。
主力製品の「Cuenote FC」は売上の約6割を占めるメール配信システムで、数百万件から数千万件の大量メール配信に対応します。その他「Cuenote SMS」(SMS配信)、「Cuenote Auth」(電話番号認証)、「Cuenote Survey」(Webアンケート)、安否確認サービスなど多様な製品ラインを展開し、企業のマーケティングから緊急時連絡まで幅広い用途に対応しています。同社は企画から保守まで一貫したサービス提供を行う垂直統合型のビジネスモデルを採用しています。
経営方針
ユミルリンクは「SaaS事業成長」と「顧客価値向上」を軸とした健全な事業拡大を経営戦略の中核に据えています。同社は主力製品であるメッセージングプラットフォーム「Cuenote」を中心に、継続率の高いサブスクリプション型ビジネスモデルを展開しており、安定した収益基盤の上で計画的な成長を目指しています。経営指標としては売上高、営業利益、営業利益率に加え、期末月の定期契約額と解約率を重視し、これらの改善を通じて企業価値の向上を図っています。
同社の重点投資分野は統合的なメッセージングソリューションの構築です。企業と消費者のコミュニケーション手段が多様化する中、複数の通信チャネルを統合管理できるプラットフォーム化を進めています。2025年には「Cuenote Mail for kintone」の提供開始やサイボウズ社のオフィシャルパートナー認定を受けるなど、他社サービスとの連携強化により差別化を図っています。また2003年から独自開発してきたMTA技術を基盤に、20年以上蓄積したメッセージング領域での技術力とノウハウを競争優位性の源泉としています。
新市場開拓においては、積極的な開発力強化と基盤設備の拡充を推進しています。東京、大阪、北海道の3拠点体制により優秀な技術者の採用を進め、新規サービスや機能開発の基盤整備に取り組んでいます。インフラ面では2020年に新技術を採用したSaaS基盤設備を開設し、災害対策を含む事業継続性を強化しました。各サービスの稼働率は99.93%から100%という高水準を維持しており、顧客からの信頼獲得につなげています。
技術革新への取り組みでは、データの堅牢性確保とサービスの安定運用を最優先課題として設備投資を継続しています。同社は災害対策として東京・北九州間でのDR拠点間分散サービスを提供し、大規模災害時でもサービス継続が可能な体制を構築しています。また情報管理体制の強化にも注力し、プライバシーマークやISMS認証の取得により、企業の機密情報を扱うSaaS事業者として必要な信頼性の確保に努めています。これらの技術的優位性と高い信頼性を武器に、メッセージング市場でのシェア拡大を目指しています。