ブロードメディアJP:4347

時価総額
¥129.3億
PER
14.5倍
教育、メディアコンテンツ、技術、放送、スタジオ・プロダクション、その他の事業セグメントを持ち、通信制高校「ルネサンス高等学校グループ」やプログラミングスクール「テックキャンプ」、ビデオサービス「クランクイン!ビデオ」、釣り専門チャンネル「BS釣りビジョン」などを展開。

事業内容

ブロードメディアは、教育、メディアコンテンツ、スタジオ・プロダクション、放送、技術、その他の事業セグメントを展開しています。各セグメントで多様なサービスを提供し、幅広い分野で事業を展開しています。

教育セグメントでは、通信制高校「ルネサンス高等学校グループ」の運営を行っています。また、日本語教育では「ルネサンス日本語学院」を運営し、日本語教師の養成講座や外国人向け日本語研修を提供しています。さらに、AI・プログラミング教育として「テックキャンプ」などのプログラミングスクールを運営しています。

メディアコンテンツセグメントでは、ビデオ・コミックサービス「クランクイン!ビデオ」や「クランクイン!コミック」を提供しています。また、エンタメ情報サービス「クランクイン!」の企画・運営や、テレビ放映権、VOD権、DVD/Blu-rayの販売も行っています。

スタジオ・プロダクションセグメントでは、日本語字幕や吹替、聴覚障がい者向け字幕、視覚障がい者向け音声解説、番組宣伝などの制作を手がけています。

放送セグメントでは、釣り専門チャンネル「BS釣りビジョン」の番組制作や放送、ケーブルテレビ局への番組供給を行っています。また、「釣りビジョン倶楽部」の運営や釣りコンテンツの提供も行っています。

技術セグメントでは、アカマイサービスとして「CDNサービス」や「セキュリティサービス」を提供しています。クラウドソリューションでは、クラウドゲームサービスやプラットフォームの提供を行っていましたが、現在は終了しています。

その他の事業には、プロeスポーツチーム「CAG OSAKA」の運営やeスポーツ関連イベントの企画・運営、ゲームパブリッシング事業としてNintendo Switch向けのゲームソフトの企画・開発・販売を行っています。

経営方針

ブロードメディアは、独自の技術プラットフォームを活用し、コンテンツ事業を通じて成長を目指しています。同社は「持続可能で倫理的なビジネスで成長する」ことを中期的な目標とし、2024年度から連結営業利益率10%、ROE30%の達成を掲げています。特に「教育」と「技術」分野の成長を推進し、独自の複合的な教育事業を展開することで、目標達成を目指しています。

ブロードメディアは、教育市場においてICT環境の整備やプログラミング教育の充実を背景に、EdTech市場の拡大を見込んでいます。また、DX推進や少子高齢化による人材不足に対応するため、リスキリングやリカレント教育の需要が高まっており、社会人教育市場の拡大も視野に入れています。技術市場では、5G/6Gの普及やVR、AI、IoTの新たなソリューションにより、急成長が期待されています。

同社は、通信制高校事業の継続的成長を図るため、生徒定員数の拡大と優秀な教員の確保に注力しています。また、次世代事業への投資と育成を進め、既存の教育事業の規模拡大と業績向上を目指しています。さらに、経営効率の向上を図るため、人材配置の最適化や管理体制の一元化を進め、業績改善に取り組んでいます。

人的資本への投資も重視しており、専門的知識を持つ人材の確保と育成を進めています。多様な人材が活躍できる環境を整えるため、採用の強化や公正な人事評価制度の導入を進めています。IR活動の充実も図り、情報の適時開示を通じて利害関係者への正確な情報提供に努めています。