ブロードメディアJP:4347

時価総額
¥130.4億
PER
10.5倍
通信制高校運営、日本語教育、デジタルメディアサービス、制作事業、コンテンツ販売、放送事業、クラウドソリューション、デジタルシネマサービス、アカマイサービス、ホスピタリティ・ネットワーク、システム開発、その他ソリューションサービス、プロeスポーツ推進、ネットワーク営業。

沿革

1996年9月

一般放送事業を行うため、スカイインターナショナル企画㈱を東京都中央区に設立

1998年11月

デジタル通信衛星放送、インターネット等のサービスを行うため、㈱デジタルクラブに社名を変更

1999年1月

株主割当増資を実施、資本金400,000千円となる

1999年3月

日本デジタル放送サービス㈱(現:スカパーJSAT㈱)と代理店契約を締結し、CS会員サービスを開始

1999年3月

委託放送事業者とパッケージマーケティング契約を締結し、CS会員への訴求を開始

2000年4月

㈱デジタルクラブ(旧社名:ガルバ㈱)と合併

2000年12月

サービス名称を「Club iT(クラビット)」に変更

2001年12月

個人向け映像配信サービスの事業主体としてブロードメディア・ティービー企画㈱(現:ビー・ビー・ケーブル㈱)を設立

2002年1月

クラビット㈱に社名を変更

2002年3月

当社株式が大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場し、資本金510,810千円となる

2002年4月

㈱スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現:スカパーJSAT㈱)との2001年11月1日付代理店契約が終了し、新規CS会員獲得業務を終了

2002年5月

ビー・ビー・テクノロジー㈱(現:ソフトバンク㈱)とヤフー㈱が提供する「Yahoo!BB」と「BBフォン」の取扱いを開始

2002年6月

本店を東京都渋谷区に移転

2002年7月

ビー・ビー・ケーブル㈱が、電気通信役務利用放送法に基づく有線役務利用放送事業者(第1号)に登録

2003年7月

Oy Gamecluster社(フィンランド)と、ゲームを中心にしたインタラクティブサービス事業を共同で展開する業務提携契約を締結

2003年10月

CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービス事業に参入

2004年6月

本店を東京都港区赤坂八丁目4番14号に移転

2004年9月

ビー・ビー・ケーブル㈱の全株式を、ソフトバンクBB㈱(現:ソフトバンク㈱)に売却

2005年4月

アカマイテクノロジーズ社(米国)の主要リセラーであるCDNソリューションズ㈱を子会社化

2006年7月

㈱釣りビジョンを子会社化

2006年11月

ブロードメディア・スタジオ㈱を子会社化

2007年10月

クラビット㈱からブロードメディア㈱へ社名変更

2008年1月

会社分割によりゲーム事業をGクラスタ・グローバル㈱へ承継

2008年5月

第三者割当増資により資本金2,416,631千円となる

2008年12月

第三者割当増資により資本金2,666,633千円となる

2009年9月

ルネサンス・アカデミー㈱を子会社化

2012年4月

デジタルシネマ倶楽部㈱を子会社化

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に市場変更

2014年5月

ルーネット・システムズ㈱を子会社化

2014年12月

第三者割当による第3回乃至第5回新株予約権を発行

2015年1月

第3回新株予約権の権利行使により、資本金2,932,496千円となる

2016年5月

第三者割当による新株式及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行。第三者割当増資により、資本金2,957,496千円となる

連結子会社のブロードメディアGC㈱が、Gクラスタ・グローバル㈱より、クラウドゲーム事業継続に必要な重要な資産を譲り受ける

2016年7月

連結子会社のブロードメディアGC㈱へクラウドゲーム事業を譲渡

2016年9月

第1回無担保転換社債型新株予約権の一部行使により、資本金2,969,996千円となる

2017年6月

連結子会社のCDNソリューションズ㈱が、同じく連結子会社のルーネット・システムズ㈱を吸収合併し、社名をブロードメディア・テクノロジーズ㈱に変更

2017年7月

~2017年10月

第1回無担保転換社債型新株予約権の全ての行使が完了し、資本金3,457,496千円となる

2020年4月

連結子会社6社(ルネサンス・アカデミー㈱、ブロードメディア・スタジオ㈱、ブロードメディア・テクノロジーズ㈱、デジタルシネマ倶楽部㈱、ブロードメディアGC㈱、ハリウッドチャンネル㈱)を吸収合併

2020年9月

無償減資を行い、資本金600,000千円となる

2021年7月

システムデザイン開発㈱を子会社化

2022年4月

非連結子会社であったブロードメディアeスポーツ㈱を子会社化

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQスタンダード市場からスタンダード市場に移行

2023年4月

㈱ポケットを子会社化

事業内容

ブロードメディアは、教育、スタジオ・コンテンツ、放送、技術、その他の事業セグメントを持つ多角的な事業を展開しています。

教育セグメントでは、イーラーニングシステムを利用した単位制・広域通信制高校「ルネサンス高等学校」グループの運営や、「ルネサンス日本語学院」による日本語教育サービスを提供しています。

スタジオ・コンテンツセグメントでは、マルチデバイス向けコンテンツ配信サービス「クランクイン!ビデオ」や「クランクイン!コミック」、エンタメ・情報サイト「クランクイン!」の運営、さらには日本語字幕制作や劇場映画の製作・配給など、幅広いデジタルメディアサービスを手がけています。

放送セグメントでは、釣り専門チャンネル「BS釣りビジョン」の番組制作・放送や、映像の受託制作などを行っており、釣りビジョン倶楽部を通じてマルチデバイス向け動画配信サービスも提供しています。

技術セグメントでは、クラウドゲームサービスの提供、デジタルシネマサービス、アカマイのCDNサービス、ホスピタリティ・ネットワークサービス、システム開発、さらには画像解析技術を活用したAIソリューション「Vue.ai」の提供など、最先端技術を駆使した多様なソリューションを展開しています。

その他の事業としては、プロeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」の運営やeスポーツ関連イベントの企画・運営、通信キャリア等の通信商材の拡販などを行っています。また、ブロードメディア本社では、グループ会社の統括管理やグループ全体の支援業務も担っています。

持分法適用関連会社としては、ガラポン株式会社があり、全テレビ番組録画機の企画・製造・販売やテレビ番組ソーシャルサービスの運営を行っていますが、これは報告セグメントには含まれていません。

経営方針

ブロードメディアは、独自性の高いサービス提供を通じて成長を目指す技術プラットフォームを持つコンテンツ事業者です。同社は、コンテンツサービスの持続的な成長、技術サービスの進化加速、経営効率の向上、次世代事業の開発と育成、そして人材の確保という五つの戦略を中心に事業を推進しています。これらの戦略は、デジタルコンテンツの需要拡大、ICTの活用による新サービスの急成長、教育とテクノロジーの融合によるEdTech市場の拡大など、変化する市場環境に対応するために策定されました。

同社は、教育、スタジオ・コンテンツ、放送、技術、その他の事業セグメントを通じて、幅広いデジタルメディアサービスを提供しています。これには、イーラーニングシステム、コンテンツ配信サービス、釣り専門チャンネルの運営、クラウドゲームサービス、AIソリューションの提供などが含まれます。また、プロeスポーツチームの運営やeスポーツイベントの企画・運営も行っています。

経営効率の向上に向けて、ブロードメディアは2020年4月に連結子会社6社を吸収合併し、事業推進体制を強化しました。これにより、事業間の協力関係を高め、各事業の強みを相互に活かすことで既存事業の成長を図っています。さらに、経営統合による業務効率化やコスト軽減を実現し、人材配置の最適化を進めることで、生産性の向上を目指しています。

ブロードメディアは、IR活動の充実を図り、情報の適時開示と利害関係者への正確な情報提供に努めています。また、ガバナンスの強化やコンプライアンス遵守の徹底を通じて、内部統制の改善に継続的に取り組んでいます。これらの取り組みは、同社が中長期的な成長を遂げるための基盤を築いていることを示しています。