シーティーエスJP:4345

時価総額
¥381.8億
PER
14.9倍
DDS事業では建設現場向けクラウドサービスや多機能ディスプレイを提供し、SMS事業では測量システムのレンタルと販売を行う。

事業内容

株式会社シーティーエスは、主に「DDS事業」と「SMS事業」の2つの事業セグメントを展開しています。これらのセグメントは、同社の取締役会が経営資源の配分や業績評価を行う際に重要な役割を果たしています。

DDS事業では、建設会社の本社や現場に向けて、クラウドストレージサービスやクラウド映像サービス、コミュニケーションサービス、通信・ネットワークサービス、多機能ディスプレイなどを提供しています。これらのサービスを統合した「サイトアシストパッケージ」を提案し、効率的な現場運営をサポートしています。

SMS事業では、MDTSやGNSSを用いたワンマン測量システムをはじめ、各種測量計測機器や関連システムをレンタルおよび販売しています。これにより、建設現場での測量作業を効率化し、精度の高いデータ取得を可能にしています。

その他の事業として、IT環境を備えた建設現場向けユニットハウス「スマートハウス」のレンタル提供や、道路標識や白線設置などの専門工事を行っています。これにより、建設現場の多様なニーズに応えています。

経営方針

株式会社シーティーエスは、建設業界におけるICT活用を推進し、DDS事業を中核に据えた成長戦略を展開しています。同社は、2024年から2026年までの中期経営計画を策定し、建設ICTの専門企業としての地位を強化することを目指しています。

この計画では、特にDDS事業を中心に、建設市場の開拓と新市場の開発を進めています。具体的には、全国の地場ゼネコンを対象に「サイトアシストパッケージ」の普及を図り、官公庁市場への進出も視野に入れています。これにより、同社は市場シェアの拡大を狙っています。

また、シーティーエスは、営業部長による顧客キーマンへの定期訪問や、支店営業による効率的な顧客開拓を通じて、顧客基盤の強化を図っています。さらに、マーケティングやインサイドセールス、カスタマーサクセス機能の強化にも注力しています。

同社は、2026年3月期において売上高128億円、営業利益33億円を目標に掲げています。これにより、企業価値の向上と持続的な成長を実現し、株主や社会に対する貢献を果たすことを目指しています。