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西菱電機JP:4341
事業内容
西菱電機は、情報通信端末事業と情報通信システム事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。情報通信端末事業では、携帯情報通信端末の販売と修理再生を行っています。具体的には、ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイルの端末を取り扱い、12店舗の直営店で販売しています。
情報通信システム事業では、官公庁や民間企業向けに情報通信機器やシステムの販売、設置、保守、修理、運用などの技術サービスを提供しています。また、無線通信機器や制御盤の開発、設計、製作、販売も行っています。これらの事業は、西菱電機とその関連会社が協力して展開しています。
西菱電機は、三菱電機から23.2%の出資を受けており、関連会社としての位置付けにあります。これにより、三菱電機の販売支援業務も行っており、官公庁向けの情報通信機器やシステムの販売支援を担っています。
経営方針
西菱電機は、情報通信ビジネスにおいて「Only OneでNo.1」を目指し、信頼関係の構築を重視しています。同社は、魅力ある製品・サービスの提供を通じて、顧客に感動と喜びを届けることを経営方針の一つとしています。また、企業価値の向上と持続的な成長を目指し、地域社会の発展や地球環境の保全にも貢献しています。
成長戦略として、西菱電機は「One Seiryo」をスローガンに掲げ、「事業規模拡大」「事業基盤確立」「人財育成」「企業体質強化」の4つの基本戦略を推進しています。情報通信端末事業では、地域密着型の販売と多様なチャネルの創出を通じて、地域ICTを支えることを目指しています。
情報通信システム事業では、防災・減災対策の需要を取り込み、スマートシティやDX社会に向けたソリューションを提供しています。特に、防災行政無線システムや水管理システムの拡販に注力し、ストックビジネスの確保を図っています。これにより、安定した収益基盤の構築を目指しています。
西菱電機は、2027年3月期を目標とする中期経営計画を策定し、連結売上高200億円、経常利益4億円を目指しています。この計画では、徹底ソリューションを基軸に、既存事業の深化と新規事業の開拓を進め、ストックビジネスの拡大や人財育成を通じて事業基盤を強化します。
また、同社はコーポレート・ガバナンスの強化を重視し、内部統制の充実を図っています。品質管理や情報セキュリティの取り組みを通じて、顧客に信頼されるサービスの提供を目指しています。これにより、企業価値の永続的な向上を図り、社会的責任を果たすことを目指しています。