アイ・ピー・エスJP:4335

時価総額
¥31.7億
PER
11.5倍
ERP導入支援と保守運用を主軸に、中堅・準大手企業向けSAP ERPパッケージの導入、EasyOneテンプレートの提供、パブリッククラウドサービス、グローバルサポート体制構築。

沿革

1997年6月

神戸市中央区栄町通に株式会社アイ・ピー・エスを設立、SAP社R/3導入事業を開始。

1999年1月

神戸市中央区東川崎町に本社移転。

2000年3月

神戸市中央区東川崎町に有限会社アイピーエス・ノートを設立。

2000年8月

有限会社アイピーエス・ノートを株式会社アイピーエス・ノートに組織変更。

2001年4月

株式会社アイピーエス・ノートの業務を当社に移管。

2001年4月

大阪市北区に大阪支店を新設。

2001年4月

保守開発部を新設。

2001年6月

株式会社アイピーエス・ノートを清算。

2001年12月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

2002年9月

営業部を新設。

2002年10月

大阪支店を閉鎖。

2004年10月

東京営業所を新設。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。

2012年5月

本社を神戸市中央区東川崎町の別ビルに移転。

2012年8月

東京営業所を東京本社に変更。

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2014年5月

本社を大阪市北区に移転。

2016年9月

株式会社ワン・ハーモニー アドバイザリーを東京都港区に設立。

2017年4月

東京本社を千代田区内幸町の日比谷国際ビルに移転。

2018年10月

株式会社ブルーミング・ネオテックを東京都千代田区に設立。

2019年12月

IPS Hanoi Co.,Ltd.をベトナムハノイに設立。

2021年5月

株式会社ブルーミング・ネオテックを株式会社スマート工場研究所に商号変更。

2022年4月

東京証券取引所の新市場区分への移行に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場。

事業内容

アイ・ピー・エスは、主にERP(Enterprise Resource Planning)用パッケージソフトウェアの導入及び保守を手掛ける企業です。同社グループは、アイ・ピー・エスと連結子会社1社、非連結子会社1社、関連会社1社で構成されており、ERP導入関連事業を単一セグメントとしています。

同社の主力製品は、ドイツのSAP SE社が開発した「SAP ERP」であり、これは大手から中堅企業向けのERPパッケージソフトウェアです。アイ・ピー・エスは、SAP SE社の日本法人であるSAPジャパン株式会社のパートナーとして、ERPの導入支援サービスを提供しています。特に、年商100億円から2,000億円の中堅及び準大手企業をターゲットに、専業ベンダーとしてのノウハウを蓄積し、市場を開拓してきました。

また、同社は「EasyOneテンプレート」をはじめとする独自のサービスや製品を開発し、SAP ERPの導入から保守、運用に至るまでの総合的なサービスを提供しています。これには、既にSAP ERPを導入した顧客向けの保守運用サービスや、新バージョンへのアップグレードサービスも含まれます。

さらに、アイ・ピー・エスは、顧客のグローバルなビジネス活動を支援するために、UnitedVARsに参画し、世界約70か国のSAPベンダーとのアライアンスを通じて、国際的な顧客サポート体制を構築しています。これにより、同社はERP導入事業において、国内外を問わず幅広い顧客ニーズに対応する能力を有しています。

経営方針

アイ・ピー・エスは、ERP(Enterprise Resource Planning)ソフトウェアの導入支援と保守を主軸に事業を展開している企業です。同社は、特にSAP ERPの導入支援において、顧客の経営革新とビジネス革新を支援することを経営方針の核としています。この方針の下、品質、コスト、納期(QCD)の向上と顧客満足度の高い付加価値の提供を目指しています。また、先進的な技術を背景に独自のサービスを提供し、高い収益性を追求することも同社の重要な戦略です。

中期経営計画において、アイ・ピー・エスは二つの主要な取り組みを推進しています。一つ目は、デリバリー体制及び製品開発体制の強化です。2023年度からは140人体制への増強と組織改革を進め、サービスや製品の開発・改善によりQCDの一層の向上を図ります。二つ目は、新しい技術の研究開発の推進です。RPA、AI、IoTなどの分野での研究開発に取り組み、これらをSAPビジネスと連携させることで相乗効果を狙っています。

さらに、アイ・ピー・エスはERPパブリッククラウドへの対応、DXによる真の効率化の実現、人材開発育成を事業上及び財務上の課題として優先的に対処しています。これらの課題への取り組みを通じて、顧客企業が市場やIT市場の大きな波に乗り、競争力を高めることを支援しています。

アイ・ピー・エスは、これらの成長戦略と中期経営計画を推進することで、顧客の驚きと満足、社員と株主の喜びを実現し、持続可能な成長を目指しています。