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日本システム技術JP:4323
事業内容
日本システム技術は、4つの主要な事業セグメントを展開しています。まず、DX&SI事業では、製造業向けの生産管理システムや流通業向けの店舗情報システム、金融機関向けの勘定系システムなど、多岐にわたる業界向けの情報システムを提供しています。また、顔認証技術を活用したオフィスDXソリューションや人材マネジメントサービス「mieHR」なども手がけています。
次に、パッケージ事業では、大学向けの統合システム「GAKUEN RX」シリーズや「UNIVERSAL PASSPORT RX」を開発・販売しています。これらのシステムは、学校事務の効率化や大学経営の意思決定支援を目的としています。また、電子マネーの発行・決済プラットフォーム「UNIPAPay」や、大学向けのクラウドインフラサービスも提供しています。
医療ビッグデータ事業では、レセプト自動点検サービス「JMiCS」や、医療費適正化サービスを提供しています。これにより、医療データの利活用を促進し、保険者業務の効率化を支援しています。また、データヘルス計画の実行支援や、健康保険組合向けの保健事業支援も行っています。
最後に、グローバル事業では、海外拠点向けにERPやHRM製品の開発・販売を行っています。統合ERPの導入コンサルティングや、クラウド型HRMソリューション「AGHRM」の提供を通じて、海外市場でのITサービスを展開しています。また、オフショア開発サービスや各種業務アプリケーションの受託開発も行っています。
経営方針
日本システム技術は、独立系企業として「情報化の創造・提供による社会貢献」を理念に掲げ、最新技術に挑戦し続けています。同社は、変わらぬ信念と変わる経営を両輪に、長期的な安定成長を目指しています。
同社は、2025年3月期の年度方針として「JAST DNAを次の50年につなげる」を掲げ、DX&SI事業で高付加価値ビジネスの推進と新たな事業モデルの構築を進めています。これにより、ビジネス領域の拡大を図っています。
パッケージ事業では、フラッグシップ製品の機能・品質強化、新ビジネスの創出、戦略的な研究開発投資を通じてブランド力を向上させ、成長を続けています。医療ビッグデータ事業でも、収益基盤の拡大を図っています。
グローバル事業では、ASEAN諸国を中心に開発・販売拠点を展開し、SAPビジネスの商圏拡大や新製品の開発・販売を進めています。これにより、持続的な事業成長を実現しています。
同社は、2035年に向けたビジョン「JAST VISION 2035」を策定し、連結売上高1,000億円を目指しています。このビジョンを基に、2026年度以降の中期経営計画を策定中です。