ドリームインキュベータJP:4310

時価総額
¥246.9億
PER
2.8倍
ビジネスプロデュース事業では戦略コンサルティング、M&A支援、ソーシャルインパクトボンド提供、ベンチャー投資セグメントではスタートアップへの投資育成、ペットライフスタイルセグメントではペット向け医療保険、その他ペット関連事業を展開。

沿革

2000年4月

事業戦略策定と実行支援を中核としたインキュベーション事業を目的として、東京都港区に資本金45百万円をもって設立。

2000年6月

東京都港区六本木に本社事務所を開設。事業戦略策定と実行支援を中核としたインキュベーション事業を目的として営業活動を開始。

2000年7月

新事業創出促進法の認定を受ける。

2002年5月

東京証券取引所マザーズ市場に上場。

上場に伴う公募増資により資本金を1,582百万円とする。

2002年6月

東京都目黒区上目黒に本社を移転。

2005年9月

東京証券取引所市場第一部に上場。

2005年11月

公募増資により資本金を4,476百万円とする。

2007年11月

ベトナムにおけるコンサルティング及びインキュベーション事業を目的として、Dream Incubator (Vietnam)Joint Stock Company(DIベトナム)(連結子会社)を設立。

2009年2月

投資事業組合の持分の財産運用及び管理業務のため、DI Investment Partners Limited(持分法適用関連会社)を設立。

2010年6月

ベトナムの有望企業への投資を目的とするDI Asian Industrial Fund, L.P.(持分法適用関連会社)を組成。

2011年2月

株式会社アイペット(現アイペットホールディングス株式会社)の発行済株式数の82.11%(議決権ベース)を取得し、連結子会社とする。

2011年6月

東京都千代田区霞が関に本社を移転。

2012年2月

新規組成された日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合に出資し、連結子会社とする。

2014年9月

ベンチャー株式等への投資事業を目的として、DI Pan Pacific Inc.(連結子会社)を設立。

2015年6月

日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合が保有していた東京ガールズコレクションの商標権を売却。

2018年4月

インドの有望企業への投資を目的とするDIインドデジタル投資組合(連結子会社)を組成。

アイペット損害保険株式会社(現アイペットホールディングス株式会社)が東京証券取引所マザーズに上場。

2018年8月

株式会社ワークスタイルラボの発行済株式数の100%を取得し、連結子会社とする。

2019年9月

日本の有望企業への投資を目的とするDIMENSION投資事業有限責任組合(連結子会社)を組成。

2021年2月

ファンマーケティング事業投資領域の拡大を目的として、出版事業及びデジタルマーケティング/デジタルサービス事業を開始。

2021年5月

株式会社電通グループと資本業務提携を開始。

2021年7月

社会課題解決を目的として、日本初・アジア最大級のソーシャルインパクトボンド(SIB)ファンドであるNext Rise ソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合(連結子会社)を組成。

2021年10月

DIMENSION株式会社の譲渡に伴い、DIMENSION投資事業有限責任組合を連結子会社から除外。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、当社は東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

ピークス株式会社(連結子会社)の全株式を譲渡。

2022年6月

株式会社ワークスタイルラボ(連結子会社)の全株式を譲渡。

2023年1月

アイペットホールディングス株式会社(連結子会社)の全株式を譲渡。

事業内容

ドリームインキュベータは、社会を変える事業創造をミッションに掲げ、ビジネスプロデュース事業、インキュベーション事業、そしてペットライフスタイルセグメントを主要な事業セグメントとしています。

ビジネスプロデュースセグメントでは、戦略コンサルティング、M&A支援、ソーシャルインパクトボンドなどのサービスを提供しています。このセグメントには、Dream Incubator (Vietnam) Joint Stock Company、株式会社DI Asia、株式会社DIソーシャルインパクトキャピタルなどが含まれます。

インキュベーション事業では、ベンチャー投資セグメントを通じて、国内外のスタートアップ企業への投資育成を行っています。このセグメントには、Dream Incubator (Vietnam) Joint Stock Company、DI Pan Pacific Inc.、DI投資合同会社などが関連しています。

ペットライフスタイルセグメントでは、ペット向け医療保険やその他ペット関連事業を手がけており、アイペットホールディングス株式会社、アイペット損害保険株式会社、ペッツオーライ株式会社がこのセグメントに属していましたが、報告期間の第4四半期からはドリームインキュベータの連結範囲から除外されています。

ドリームインキュベータは、これらの事業を通じて持続可能な社会形成や新しい産業の創出、新時代の挑戦者支援に取り組んでいます。

経営方針

ドリームインキュベータは、社会を変える事業創造をミッションに掲げ、「The Business Producing Company」として、新しい事業の創出と育成に注力しています。同社は、ビジョン「挑戦者が一番会いたい人になる。」を実現するため、構想、戦略立案、チームビルディング、挑戦のプロセス全体で「枠を超える」ことを最も重要な価値観としています。

中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)では、ビジネスプロデュース事業の拡張を重点テーマとして掲げ、サービスライン、陣容、協業、機能の4つの領域での拡張を進めています。特に、デジタルとテクノロジーを組み合わせた「Technology & Amplify」プラクティスの立ち上げや、ビジネスプロデューサーの人員拡大、株式会社電通グループとの資本業務提携、ソーシャルインパクトボンドの拡大など、多角的なアプローチで事業拡大を目指しています。

また、インキュベーション事業においては、株式市場のボラティリティに対応しつつ、適切な収穫を進める方針を採っており、アイペットホールディングス株式会社などの売却を通じて、ビジネスプロデュース事業の機能拡張と収益力強化に資する投資を行っています。

さらに、企業価値向上と株主還元のバランスを重視し、成長投資と株主還元の最適なバランスを追求。具体的には、ビジネスプロデュース事業基盤の強化のための人材投資やインフラ投資、ビジネスプロデュース事業関連・周辺事業への投資を行いつつ、株主還元も積極的に実施しています。

ガバナンス体制の強化も進められており、取締役会の構成見直しやモニタリング型取締役会モデルへのシフトを通じて、中期経営計画の確実な推進を後押ししています。これらの取り組みを通じて、ドリームインキュベータは、ビジネスプロデュース事業の売上高60億円、純利益10億円(2022年3月期比で売上高2倍、純利益3倍)を目標としています。