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アミューズJP:4301
沿革
1977年7月 |
大里洋吉が個人企業(プロデュースハウスアミューズ)として芸能プロダクション事業を開始 |
1978年10月 12月 |
東京都渋谷区代官山町に株式会社アミューズ設立(資本金5百万円) 音楽出版会社として株式会社パブリッシャーハウスアミューズを東京都世田谷区に設立 |
1981年1月 |
劇場用映画製作・配給会社としてアミューズ・シネマ・シティ株式会社を東京都渋谷区に設立 (1990年10月に株式会社アミューズシネマに商号変更) |
1982年10月 |
米国カリフォルニア州にてBrainstorm Music Inc.を買収 |
1984年4月 |
米国ニューヨーク州にAmuse America Inc.を設立 |
1986年11月 |
米国カリフォルニア州にKirei Inc.を設立 |
1987年4月 7月 |
東京都世田谷区にアミューズスタジオ(レコーディングスタジオ)完成 東京都渋谷区に株式会社アームコミュニケーションズ設立(1996年1月に株式会社芸神出版社に商号変更、1997年6月に株式会社アミューズブックスに商号変更) |
1988年12月 |
本店を東京都渋谷区東三丁目に移転 |
1989年1月 |
東京都世田谷区に稽古場(レッスンスタジオ)完成 |
1990年10月 |
映像ソフトの制作販売会社として株式会社アミューズビデオを東京都世田谷区に設立 (2000年10月にアミューズピクチャーズ株式会社に商号変更、現株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ) |
1991年11月 |
子会社である株式会社パブリッシャーハウスアミューズ及び株式会社アミューズシネマを吸収合併 |
1994年4月 |
アミューズピクチャーズ株式会社(現株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)の関連会社としてアミューズソフト販売株式会社設立 |
1995年9月 12月 |
株式会社バンダイとの共同出資により株式会社エアーズ設立 関連会社株式会社アミューズシネカノン(1995年7月設立)が東京都渋谷区に映画館 CINE |
1996年7月 |
北京に北京芸神演芸芸術制作有限公司設立 |
1997年6月 |
本店を東京都渋谷区桜丘町に移転 |
1998年3月 4月 |
米国子会社3社合併(存続会社Kirei Inc.) 株式の額面金額変更のためマイクロソニックスシステム株式会社(形式上の存続会社)と合併 (同時に株式会社アミューズに商号変更) |
2000年2月 5月 |
株式会社エアーズの株式追加取得により子会社化 ソウルにAmuse Korea Inc.(現AMUSE ENTERTAINMENT INC.)を設立 |
2001年4月 9月 |
アミューズソフト販売株式会社の株式を子会社アミューズピクチャーズ株式会社(現株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)が取得したことにより子会社化 大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(2002年12月ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」に名称変更)市場に株式を上場 |
2002年5月 |
米国ハワイ州にSprite Entertainment,Inc.を設立 |
2003年3月 10月 |
アミューズソフト販売株式会社の株式をアミューズピクチャーズ株式会社(現株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)より取得したことにより直接子会社化 アミューズピクチャーズ株式会社(現株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)の株式を株式売買契約に基づき株式会社東芝へ譲渡 アミューズソフト販売株式会社(資本金4億5千万円)の第三者割当増資の引受により、 出資比率90.0% |
2004年3月 4月 7月 |
株式会社アミューズブックスの清算結了 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 アミューズソフト販売株式会社からアミューズソフトエンタテインメント株式会社へ商号変更 Sprite Entertainment,Inc.(資本金860,000米ドル)の第三者割当増資の引受により、 出資比率93.0% |
2005年5月 9月 |
大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」上場廃止 北京芸神演芸芸術制作有限公司(資本金300,000米ドル)の株式追加取得により、出資比率100% Amuse Korea Inc.(資本金300百万ウォン、現AMUSE ENTERTAINMENT INC.)の株式追加取得により、出資比率90% |
2006年3月 |
東京証券取引所市場第一部に指定 |
2007年1月 11月 |
ビクターエンタテインメント株式会社(現株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)との共同出資によりタイシタレーベルミュージック株式会社設立 株式会社ジェイフィール設立 |
2008年4月 8月 9月 |
ブラッセルズ株式会社(資本金1千万円)の全株式取得により子会社化 株式会社アズィール設立 KDDI株式会社との合弁会社・株式会社A-Sketch設立 Sprite Entertainment,Inc.の株式を株式譲渡契約に基づき株式会社オー・エル・エム・デジタルへ譲渡 株式会社アミューズシネカノンの全株式を株式譲渡契約に基づき株式会社シネカノンへ譲渡 |
2009年4月 7月 11月 12月 |
アミューズソフトエンタテインメント株式会社の株式を日本出版販売株式会社より追加取得したことにより完全子会社化 株式会社アミューズエデュテインメント設立 株式会社アミューズエデュテインメントが東京都台東区浅草に「アミューズミュージアム」開館 株式会社芸神クリエイティブ設立 |
2010年1月 3月 6月 |
株式会社芸神クリエイティブ設立に伴い、上海日森工芸礼品有限公司との合弁会社・上海芸神貿易有限公司設立 Amuse Korea Inc.(資本金300百万ウォン、現AMUSE ENTERTAINMENT INC.)の株式追加取得により、出資比率100% 株式会社アズィールの清算結了 |
2011年5月 6月 8月 |
台湾に雅慕斯娯樂股份有限公司を設立 株式会社ファミリーマート、株式会社博報堂キャスティング&エンタテインメント及び株式会社 株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンがエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(現エイベックス株式会社)、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、東映株式会社、東宝株式会社及び株式会社電通(現株式会社電通グループ)の5社を引受先とする第三者割当増資実施 |
2012年6月 8月 |
シンガポール支店新設 香港にAmuse Hong Kong Limitedを設立 |
2013年9月 11月 |
上海に艾米斯传媒(上海)有限公司を設立 Khan Enterprise Co., Ltd(韓国)の株式取得により子会社化 |
2014年4月 5月 6月 7月 10月 11月 |
シンガポールにAMUSE ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE.LTD.を設立(シンガポール支店は廃止) カリフォルニア州にAmuse Group USA,Inc.を設立 株式会社TOKYO FANTASY設立 株式会社アミューズクエスト設立 子会社である株式会社アミューズクエストからの出資によるAmusequest Tokyo Tower有限責任事業組合設立 株式会社インターグルーヴプロダクションズ設立 |
2015年3月 5月 7月 9月 10月 11月 12月 |
子会社であるアミューズソフトエンタテインメント株式会社を吸収合併 Amusequest Tokyo Tower有限責任事業組合が東京タワーフットタウン内に「東京ワンピースタワー」をオープン 株式会社エアーズの清算結了 AMUSE ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE.LTD.が株式取得によりCROONER PTE.LTD.(シンガポール)を子会社化 ジャカルタ駐在員事務所 新設 株式会社ROOL PARTNERSとの合弁会社・株式会社希船工房設立 AMUSE ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE.LTD.がシンガポールにA-LIVE ENTERTAINMENT PTE.LTD.を設立 パリにAMUSE FRANCE S.A.S.を設立 株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンが株式会社朝日新聞社、株式会社ファミリーマート及び当社の3社を引受先とする第三者割当増資実施 |
2016年2月 4月 |
A-LIVE ENTERTAINMENT PTE.LTD.がシンガポールにライブハウス兼クラブ「MILLIAN」をオープン 株式会社ランティス(現株式会社バンダイナムコフィルムワークス及び株式会社バンダイナムコミュージックライブ)との合弁会社・AmuseLantis Europe S.A.S.をパリに設立 株式会社希船工房が株式会社FRIENDS、株式会社COMITAS、株式会社arounds、株式会社TRANSPLUSの株式を取得し、子会社化 |
2017年3月 4月 9月 |
株式会社横浜アリーナの株式一部取得 ジャカルタ駐在員事務所閉鎖 株式会社テイパーズの株式取得により持分法適用会社化 株式会社テイパーズとの合弁会社・株式会社ライブ・インデックス設立 LINE株式会社、株式会社テイパーズとの合併会社・LINE TICKET株式会社設立 |
2018年12月 |
株式会社希船工房が子会社である株式会社TRANSPLUSを吸収合併 株式会社GLOBAL EDUCATIONAL PARTNERS(現株式会社Global Step Academy)の第三者割当増資の引受と既存株式取得により、関連会社化 |
2019年3月 6月 7月 10月 12月 |
子会社である株式会社アミューズエデュテインメントを吸収合併 A-LIVE ENTERTAINMENT PTE.LTD.の清算結了 株式会社S KAKERUを設立 Amuse Hong Kong LimitedがPlaymaker Kids Limited(香港)の株式一部取得 株式会社AMUSE QUESTを設立 AMUSE ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE.LTD.がCROONER PTE.LTD.の全株式を売却 AMUSE FRANCE S.A.S.の清算結了 関連会社である株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンの株式の追加取得により連結子会社化 Ortus Vaux Holdings(カリフォルニア州、現Amuse Sports Holdings)の株式取得により子会社化、Ortus Vaux Holdingsの子会社であるKDN Management Inc.(カリフォルニア州、現Amuse Sports USA Inc.)、株式会社KDNスポーツジャパン(現株式会社Athlete Solution)を孫会社化 子会社である株式会社AMUSE QUESTからの出資によるTOKYO ONE PIECE TOWER有限責任事業組合設立 |
2020年1月 6月 12月 |
株式会社希船工房の株式追加取得により完全子会社化 株式会社COMITASの全株式を譲渡 Amusequest Tokyo Tower有限責任事業組合の清算結了 ブラッセルズ株式会社の全株式を譲渡 |
2021年3月 4月 6月 7月 9月 10月 |
株式会社テイパーズの全株式を譲渡 AmuseLantis Europe S.A.S.の清算結了 “アミューズ ヴィレッジ”創設 TOKYO ONE PIECE TOWER有限責任事業組合の清算結了 株式会社芸神クリエイティブの清算結了 株式会社アミューズクエストの清算結了 本社を山梨県南都留郡富士河口湖町西湖に移転 株式会社希船工房が子会社である株式会社aroundsを吸収合併 株式会社ライブ・インデックスの株式追加取得により完全子会社化 AMUSE ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE.LTD.の清算結了 |
2022年4月 4月 6月 7月 8月 12月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 株式会社Kultureを設立 株式会社FRIENDSの全株式を譲渡 株式会社未来ボックスの全株式を取得し、子会社化 上海芸神貿易有限公司の清算手続完了 LINE TICKET株式会社を連結範囲から除外 |
2023年3月 4月 |
株式会社AMUSE QUESTの清算結了 株式会社希船工房が株式会社ライブ・インデックスを吸収合併 |
事業内容
アミューズグループは、総合エンターテインメント企業として、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。同社グループは、アーティストの発掘・育成から、コンテンツの創出、そしてそのコンテンツの有効活用に至るまで、幅広い活動を行っています。具体的には、「イベント関連事業」、「音楽・映像事業」、「出演・CM事業」、「その他事業」という四つの主要な事業セグメントに分かれています。
イベント関連事業では、コンサートや舞台などのイベント収入のほか、ファンクラブやアーティストグッズの企画・制作・販売収入を得ています。このセグメントには、アミューズ本体のほか、㈱TOKYO FANTASYや㈱インターグルーヴプロダクションズなど、国内外の多数の子会社が関与しています。
音楽・映像事業では、アーティストによる楽曲の創作や音楽・映像作品の製作・販売から得られる収入が中心です。このセグメントには、タイシタレーベルミュージック㈱や㈱ライブ・ビューイング・ジャパンなどが含まれます。
出演・CM事業は、アーティストがテレビ、ラジオ、CM、映画などに出演することにより得られる収入を指します。この事業はアミューズ本体が中心となっています。
その他事業としては、企業や個人向けの人材育成事業などがあり、㈱Global Step Academyや㈱ジェイフィールなどが活動を行っています。
アミューズグループは、これらの事業を通じて、アーティストとの間で締結された専属契約に基づき、創作活動の支援やマネージメントを行い、エンターテインメント業界における多様なコンテンツの創出と展開に努めています。
経営方針
アミューズは、総合エンターテインメント企業として、イベント関連事業、音楽・映像事業、出演・CM事業、その他事業を展開しています。同社は、新型コロナウイルス感染症の一定の収束を迎え、ライブ・観光市場の活性化、技術の進化、生活様式の変化などを好機と捉え、2028年の創立50周年に向けた成長戦略を推進しています。
同社の成長戦略は、世界に挑戦するプロデュースハウスへの転換を目指すもので、具体的には、世界を見据えたアーティストの発掘・プロデュースの強化、世界と日本を繋ぐオリジナルコンテンツの創造、そして世界に展開できるWeb3サービス/ソリューションの開発に重点を置いています。これらの施策を通じて、アーティストの多角的な活動を推進し、所属アーティスト全員で収益を補填する構造を強化しています。
また、アミューズは、自社開発のコンテンツ制作体制を強化するための資本業務提携やM&Aを積極的に実行し、SNSやVODとの連携を拡充しています。新会社「Kulture」を通じてデジタル起点での取り組みやサービス開発を加速させ、ファンクラブ・グッズ・デジタルサービス・チケット等の自社サービスを組み合わせることで、アーティストの魅力を世界に届ける導線を強化しています。
さらに、アミューズは、エンターテインメント業界の市場環境の変化に強い企業としての立ち位置を活用し、内製化したインフラや機能を活用することで、市場の変化や細かなニーズに迅速に対応し、収益源の多様化と利益率の向上を図っています。これらの成長戦略と施策の実行により、アミューズは、エンターテインメント業界における企業価値のさらなる向上を目指しています。