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アズジェントJP:4288
沿革
1997年11月 |
コンピュータネットワークのコンサルティング及びリサーチを目的として東京都中央区に株式会社アズジェントを設立 |
1997年12月 |
コンピュータネットワークのセキュリティソフトウェアの自社開発及び輸入販売などに事業の目的を変更 |
1998年1月 |
コンピュータ・アソシエイツ社製SessionWall-3(通信内容のモニタリングソフトウェア)及びサンマイクロシステムズ社製SolsticeFireWall-1(ファイアウォールソフトウェア)の販売を中心に営業開始 |
1998年7月 |
自社開発のWindows98対応ファイルの暗号及び複合化ソフトAsgentIt!無料配布開始 |
1998年11月 |
ノキア社製FireWall-1内蔵型ファイアウォールルータ“Nokia IP Securityシリーズ”の販売開始 |
2000年6月 |
グローバルガイドラインに準拠したクオリティの高いセキュリティポリシーをエンドユーザーに提供することを目的としてシステムインテグレータや監査法人などとセキュリティーポリシー・アライアンスを結成 自社開発のセキュリティ・ポリシー策定支援ツールであるM@gicPolicy完成、販売開始 |
2001年2月 |
BSI(英国規格協会)ジャパンと共に「BS7799リードオーディターコース」セミナーの開催を開始 |
2001年3月 |
「BS7799リスクアセスメントコース」セミナーの開催を開始 |
2001年7月 |
株式を日本証券業協会に店頭登録 |
2002年5月 |
「ISMS導入実践トレーニングコース」セミナーの開催を開始 |
2002年9月 |
セキュリティ・ポリシー策定支援ツール M@gicPolicyR2完成、販売開始 |
2002年11月 |
ISMS適合性評価制度、BS7799等の認証取得をサポートするエンドユーザー向けソフトウェアパッケージとして、セキュリティ・ポリシー策定支援ツール「M@gicPolicyスタートアップ」とリスクアセスメント用「RAソフトウェアツール」販売開始 |
2003年6月 |
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際的な標準規格である「BS7799-2:2002」及び国内の標準規格である「ISMS適合性評価制度」の「ISMS認証基準(Ver.2.0)の認証を同時取得 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2009年10月 |
データセンター自動化分野において、日本ヒューレット・パッカード社と協業 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2010年9月 |
「ISO/IEC 27002準拠 情報セキュリティファンデーションコース」セミナー開催を開始 |
2012年1月 |
東京都中央区明石町へ本社移転 |
2013年3月 |
新ブランド「セキュリティ・プラス」展開。第1弾として「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」提供 |
2014年1月 |
セキュリティに関する調査、研究と情報発信、人材育成をおこなう「セキュリティ・プラス ラボ」を開設 |
2014年6月 |
トレンドマイクロ社とサイバー攻撃の可視化・分析サービスにおいて協業し、「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Deep Discovery Inspector」の提供を開始 |
2014年8月 |
SaaS型サービス「セキュリティ・プラス Webサイトプロテクションサービス」の提供開始 |
2015年1月 |
全てのファイルを無害化する新しいアプローチのマルウェア対策「VOTIRO Secure Data Sanitization」提供開始 |
2015年6月 |
セキュリティ被害を未然に発見・対処する調査サービスセキュリティ・プラス「セキュリティ・ドック」提供開始 |
2015年7月 |
公的機関向けに緊急時の情報流出を防ぐ「セキュリティ・プラス 自動遮断・設計/設定サービス」提供開始 |
2016年1月 |
相関分析を行い、リスクの高いマルウェア感染端末を早期に発見するサービス「セキュア・ドック MSS版」提供開始 |
2016年11月 |
コネクテッドカーやIoT機器に対するサイバー攻撃を防ぐ Autonomous(自動・自立型)セキュリティ製品 取扱い開始 - Karamba Security社と販売契約 - |
2017年5月 |
コネクテッドカーやIoT機器向けセキュリティのKaramba社に投資 |
2018年4月 |
モバイルアプリケーションの難読化/堅牢化・暗号鍵の秘匿化によりクラッキングからアプリケーションを保護するArxanソリューション提供開始 |
2018年5月 |
標的型フィッシング対策自動化ソリューション IRONSCALES販売開始 |
2018年10月 |
車載用ECUにおける脆弱性を早期発見するためのサービス ThreatHive提供開始 |
2020年4月 |
経済産業省の定める「情報セキュリティサービス基準」へアズジェントの提供する3種4サービスが適合登録 |
2021年4月 |
Karambaが機能拡充、Karamba's Total IoT Securityリリース Interop Tokyo 2021においてBest of Show Award セキュリティ部門のグランプリを受賞 |
2021年7月 |
無害化ソリューション「VOTIRO Disarmer」が メール無害化/ファイル無害化市場において4年連続 国内シェアNo.1※に ※出典:ITR MARKET VIEW:エンドポイント/無害化/Web分離/CASB/CSPM/SOAR市場2021 |
2021年9月 |
IoTセキュリティのパートナーKaramba、日立国際電気とのライセンス契約締結を発表 |
2022年3月 |
チェック・ポイントより「Distributor of the year」を受賞(通算14回目) |
2022年4月 |
東京証券取引所市場再編に伴い、スタンダード市場に移行 |
2022年6月 |
データセンター向けファイアウォール「Check Point Quantum Lightspeed」が、 Interop Tokyo 2022においてBest of Show Award セキュリティ部門のグランプリを受賞(グランプリ受賞は2年連続) |
2022年10月 |
VOTIRO社の無害化ソリューションがメール無害化/ファイル無害化市場において5年連続国内シェアNo.1に CSPM、CIEMだけに留まらない、インシデント可視化機能を兼ね備えたCloud Native Protector Service 販売開始 |
事業内容
アズジェントは、ネットワークセキュリティ関連商品の販売及び独自のセキュリティノウハウを活用した商品組合せ型サービスを提供するセキュリティ・ソリューション・ベンダーです。同社の主要業務は、セキュリティ関連商品の輸入販売及びそれに付随するサービス事業にあります。これにより、アズジェントは企業や組織が直面する様々なセキュリティ課題に対して、包括的なソリューションを提供しています。
同社の事業セグメントは、主にセキュリティ製品の提供とそれを補完するサービスに分かれています。製品面では、最先端のセキュリティ技術を取り入れた商品の輸入販売を行い、日本市場におけるセキュリティ強化に貢献しています。サービス面では、同社の豊富なセキュリティノウハウを基にしたコンサルティングや、顧客のニーズに応じたカスタマイズサービスを展開しています。
アズジェントの提供するソリューションは、企業の情報セキュリティ管理体制の構築から、具体的なセキュリティ対策の実施までをサポートします。これにより、顧客企業は情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクから自社を守ることが可能になります。同社の事業は、セキュリティの専門知識を必要とする現代社会において、ますます重要性を増しています。
経営方針
アズジェントは、サイバーセキュリティの脅威が増大する現代において、革新的なセキュリティソリューションを提供することで、セキュアな社会の実現を目指しています。同社は、「One Step Ahead of the Game ~ その一手先へ」という経営スローガンのもと、理念経営を推進し、業界に先駆けたオンリーワン商品の投入とハイブリッド型サービスビジネスの加速を図っています。また、イスラエルとの強固なコネクションを活かした投資育成事業にも力を入れ、セキュリティ市場における独自のポジショニングの確立を目指しています。
同社は、公共やエンタープライズ向けのITセキュリティ分野に加え、コネクテッドカーやIoT分野など、新たなセキュリティ市場の開拓に注力しています。これらの分野では、テレワークの普及やDXの進展に伴い、セキュリティニーズが急速に変化しており、オンプレ型対策だけでなく、クラウド型対策やゼロトラストモデルの考慮が必要とされています。
アズジェントは、プロダクトビジネスにおいては、新商材の拡販と既存商材やサービスの付加価値向上に努めるとともに、サービスビジネスでは、クラウドやWeb、エンドポイントなどの分野におけるメニュー拡充と新メニュー開発に力を入れています。また、IoT/OTセキュリティやコネクテッドカーセキュリティに関しても、中長期的な市場拡大に備えた取り組みを継続しています。
さらに、投資育成事業では、イスラエルのVC型インキュベータであるTeam8への参加を通じて、セキュリティ事業とのシナジー効果の向上を図っています。人員体制の強化にも注力し、即戦力となる経験者の採用と若手の教育により、中長期的な成長を見据えています。アズジェントは、これらの戦略を通じて、セキュリティ市場におけるリーダーシップを確立し、社会に貢献していくことを目指しています。