カーリットホールディングスJP:4275

時価総額
¥268.4億
PER
10.1倍
化学品、ボトリング、産業用部材、エンジニアリングサービスの事業を展開、産業用爆薬、清涼飲料水のボトリング加工、半導体用シリコンウェーハ、工業用塗料販売などを手がける。

沿革

2013年10月

日本カーリット株式会社からの単独株式移転により、カーリットホールディングス株式会社を設立。

10月

株式会社総合設計へ資本参加し子会社とする。

2014年2月

東洋発條工業株式会社へ資本参加し子会社とする。

2016年2月

三協実業株式会社へ資本参加し子会社とする。

4月

当社連結子会社の日本カーリット株式会社と第一薬品興業株式会社、日本研削砥粒株式会社の3社間で吸収合併を行い、日本カーリット株式会社を存続会社、第一薬品興業株式会社と日本研削砥粒株式会社を消滅会社とする。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

(参考)

 日本カーリット株式会社の「沿革」について、2013年3月期有価証券報告書の内容を記載しております。

1916年9月

初代浅野総一郎がスエーデン・カーリット社から、カーリット爆薬の東洋における製造販売の権利を取得し、試験研究に着手。

1918年8月

浅野同族株式会社に製薬部を新設し、同年カーリット爆薬の特許取得。

1919年12月

神奈川県横浜市に製品工場(保土ヶ谷工場)を建設。カーリット爆薬の製造を開始。

1920年12月

(旧)日本カーリット株式会社を創立。

1923年10月

浅野セメント株式会社に吸収合併され、カーリット部として事業を継続。

1934年3月

浅野カーリット株式会社を創立。カーリット事業を浅野セメント株式会社より継承。

10月

群馬県渋川市に原料工場(現群馬工場)を建設。

1942年10月

関東水力電気株式会社、関水興業株式会社を合併し社名を関東電気興業株式会社と改称。

10月

関東化学工業株式会社へ資本参加し子会社とする。

1945年1月

社名を関東電気工業株式会社と改称。

1949年5月

東京証券取引所に上場。

1951年7月

社名を日本カーリット株式会社と改称。

1954年1月

群馬県前橋市に自家用水力発電所として、広桃発電所を建設。

1969年4月

愛知県豊田市に豊田配送センターを設置。

1976年3月

日本研削砥粒株式会社を設立。

1980年6月

カーリット産業株式会社を設立。

1982年5月

京阪研磨材株式会社へ資本参加し子会社とする。

1984年2月

中央研究所(現R&Dセンター)完成。

1991年8月

ジェーシービバレッジ株式会社を設立。

1994年12月

株式会社シリコンテクノロジーを設立。

1995年10月

群馬県渋川市赤城町に赤城工場を建設。火薬類の製造開始。

12月

保土ヶ谷工場閉鎖。

2000年4月

日本研削砥粒株式会社と京阪研磨材株式会社を合併し、日本研削砥粒株式会社が存続会社とする。

  2008年6月

2009年4月

2010年2月

4月

6月

2011年10月

2012年1月

8月

第一薬品興業株式会社へ資本参加し子会社とする。

関東高圧化学株式会社を吸収合併する。

ジェーシーボトリング株式会社を設立。

ジェーシービバレッジ株式会社から、ジェーシーボトリング株式会社へ事業譲渡を行なう。

佳里多(上海)貿易有限公司を設立。

Carlit Singapore Pte.Ltd.を設立。

富士商事株式会社へ資本参加し子会社とする。

並田機工株式会社および同社グループ会社3社へ資本参加し子会社とする。

事業内容

カーリットホールディングス株式会社とそのグループ企業は、化学品、ボトリング、産業用部材、エンジニアリングサービスの4つの主要な事業セグメントを展開しています。化学品セグメントでは、産業用爆薬、自動車用緊急保安炎筒、信号焔管、煙火用材料の製造・販売、危険性評価試験、電池試験、塩素酸ナトリウムや過塩素酸アンモニウムなどの化成品、有機導電材料や光機能材料などの電子材料、研削材の製造・販売を行っており、日本カーリット株式会社や株式会社ジャペックスがこのセグメントに位置づけられます。

ボトリングセグメントでは、清涼飲料水のボトリング加工・販売を手掛け、ジェーシーボトリング株式会社がこの分野を担当しています。産業用部材セグメントでは、半導体用シリコンウェーハ、耐熱炉内用金物、スプリングの製造・販売を行い、株式会社シリコンテクノロジー、並田機工株式会社、東洋発條工業株式会社が関連会社として挙げられます。

エンジニアリングサービスセグメントでは、工業用塗料の販売・塗装工事、上下水道・排水処理施設の設計・監理を提供しており、富士商事株式会社や株式会社総合設計がこのセグメントに関連しています。これらの事業を通じて、カーリットホールディングス株式会社グループは多岐にわたる産業分野に貢献しています。

経営方針

カーリットホールディングス株式会社は、化学品、ボトリング、産業用部材、エンジニアリングサービスの4つの主要な事業セグメントを展開している企業グループです。同社は、創業100周年を迎えた2018年に、持続可能な社会への貢献を目指し、新製品の開発と新規事業の開拓に力を入れています。その経営理念は「信頼と限りなき挑戦」に基づき、社会と人々に貢献することを使命として掲げています。

2022年度を初年度とする中期経営計画「Challenge2024」では、事業ポートフォリオの最適化を通じて企業価値の向上を目指しています。この計画には、「成長事業の加速化」、「研究開発の拡充」、「既存事業の収益性改善」、「ESG経営の高度化」、「事業インフラの再構築」という5つの戦略が含まれています。特に、半導体・電子機器・5G関連材料や自動車関連の市場拡大に焦点を当て、生産設備の新設や増強、販売促進、技術の発展に注力しています。

また、同社は社会課題の解決を使命とし、ステークホルダーとの信頼関係構築、気候変動対策、カーボンニュートラルへの挑戦、DX推進などを通じて、社会との持続可能な相互成長を目指しています。これらの取り組みを通じて、「利益ある成長」と「ESG」の具現化を図り、社会に信頼される企業グループを目指しています。