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日本化薬JP:4272
沿革
1916年6月 |
我国初の民営による産業火薬メーカー日本火薬製造株式会社として発足。 |
(本社 東京市麹町区有楽町1-1) |
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1917年4月 |
山口県厚狭工場、製造及び営業認可。 |
1934年11月 |
日本導火線株式会社、日本雷管株式会社、中外雷管株式会社を合併。 |
1943年8月 |
帝国染料製造株式会社、山川製薬株式会社を合併。 |
1945年2月 |
日本色素製造株式会社、東京染料工業株式会社を合併。 |
1945年10月 |
北洋火薬株式会社を設立。 |
1945年12月 |
商号を日本化薬株式会社と改称。 |
1949年5月 |
株式を東京証券取引所へ上場。 |
1971年10月 |
高崎工場竣工、医薬品工場として再発足。 |
1977年4月 |
厚和産業株式会社を設立。 |
1978年5月 |
福山工場を箕島地区へ移転、操業開始。(移転終了 1986年2月) |
1982年12月 |
鹿島工場新設。 |
1983年11月 |
本社を東京都千代田区富士見1-11-2へ移転。 |
1989年7月 |
カヤフロック株式会社を設立。 |
1990年2月 |
和光都市開発株式会社に資本参加。 |
1991年7月 |
株式会社ポラテクノを設立。 |
1992年2月 |
株式会社ポラテクノ販売を設立。 |
1994年6月 |
日化実業株式会社は内外興業株式会社を合併し、株式会社ナイガイニッカと商号を改称。 |
1995年6月 |
日本化薬フードテクノ株式会社を設立。 |
1995年12月 |
中華人民共和国に招遠先進化工有限公司を設立。 |
1996年9月 |
中華人民共和国に無錫先進化工有限公司(現 無錫先進化薬化工有限公司)を設立。 |
1997年6月 |
株式会社ポラテクノ販売はポラテクノ(香港)有限公司へ資本参加。 |
1999年2月 |
チェコ共和国のインデット セイフティ システムズ a.s.に資本参加。 |
1999年6月 |
株式会社ポラテクノは株式会社ポラテクノ販売を合併。 |
1999年12月 |
日本化学製品株式会社に追加出資をし、エヌ・エス・カラーテクノ株式会社と商号を改称。 |
2000年6月 |
株式会社日本化薬福山及び株式会社日本化薬東京を設立。 |
2000年7月 |
アメリカ合衆国にライフスパーク,Inc.を設立。 |
2002年9月 |
中華人民共和国に化薬化工(無錫)有限公司を設立。 |
2003年8月 |
株式会社ポラテクノは中華人民共和国に無錫宝来光学科技有限公司を設立。 |
2004年1月 |
株式会社ポラテクノはアメリカ合衆国のモクステック, Inc.に資本参加。 |
2006年2月 |
チェコ共和国にニッポンカヤク CZ,s.r.o.を設立。 |
2006年3月 |
株式会社ポラテクノはジャスダック証券取引所に上場。 |
2006年4月 |
大韓民国にE-マテリアルズCo.,Ltd.を設立。 |
2006年6月 |
株式会社ナイガイニッカはエヌ・エス・カラーテクノ株式会社を合併し、 |
株式会社ニッカファインテクノと商号を改称。 |
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2006年8月 |
中華人民共和国に化薬(湖州)安全器材有限公司を設立。 |
2006年11月 |
カヤフロック株式会社は高分子凝集剤事業を事業譲渡し、清算。 |
2007年5月 |
メキシコ合衆国にカヤク セイフティシステムズ デ メキシコ,S.A. de C.V.を設立。 |
2007年11月 |
北洋化薬株式会社はカヤク・ジャパン株式会社に商号を改称。 |
2008年1月 |
株式会社カヤテック、カヤク・ジャパン株式会社並びに旭化成ケミカルズ株式会社 |
及び同社子会社の旭化成ジオテック株式会社はカヤク・ジャパン株式会社を承継会社 |
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として各社の産業火薬事業を統合。 |
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アメリカ合衆国のマイクロケムCorp.に資本参加。 |
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2009年12月 |
招遠先進化工有限公司及び無錫先進化薬化工有限公司は、中華人民共和国に |
上海化耀国際貿易有限公司を共同出資により設立。 |
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2011年1月 |
インデット セイフティ システムズ a.s.はニッポンカヤク CZ,s.r.o.を合併。 |
2011年3月 |
ライフスパーク,Inc.を清算。 |
2011年4月 |
E-マテリアルズCo.,Ltd.はニッポンカヤクコリア Co., Ltd.に商号を改称。 |
2011年12月 |
中華人民共和国に化薬(上海)管理有限公司を設立。 |
2012年12月 |
マレーシアにカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.を設立。 |
2014年8月 |
本社を東京都千代田区丸の内2-1-1へ移転。 |
2015年12月 |
招遠先進化工有限公司を清算。 |
2016年6月 |
三菱ガス化学株式会社と合弁で株式会社カルティベクスを設立。 |
2017年12月 |
株式会社ポラテクノはイギリス国のレイスペック Ltd.に資本参加。 |
2018年2月 |
タイ王国にニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD.を設立。 |
2018年6月 |
インデット セイフティ システムズa.s. はカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s. |
に商号を改称。 |
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2018年10月 |
株式会社日本化薬福山、株式会社日本化薬東京を合併。 |
2019年10月 |
マイクロケムCorp.はカヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.に商号を改称。 |
2019年11月 |
株式公開買付けと株式売渡請求により、株式会社ポラテクノを完全子会社化。 |
(同社は同月上場廃止) |
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2020年10月 |
株式会社ポラテクノの液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材等の製造販売事 |
業を吸収分割により承継。 |
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2021年4月 |
テイコクテーピングシステム株式会社に資本参加。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年12月 |
ポラテクノ(香港)有限公司を清算。 |
事業内容
日本化薬株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、機能化学品事業、医薬事業、セイフティシステムズ事業、その他が含まれます。
機能化学品事業では、エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、紫外線硬化型樹脂、LCD・半導体用クリーナー、高機能化学品などの製造・販売を行っています。これらの製品は、同社や連結子会社である厚和産業株式会社、株式会社ニッカファインテクノ、化薬化工(無錫)有限公司、カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.、テイコクテーピングシステム株式会社によって手掛けられています。
医薬事業では、医療用医薬品、医療機器、医薬原薬・中間体、診断薬の製造・販売を行っており、日本化薬フードテクノ株式会社や台湾日化股份有限公司が関連する事業活動を展開しています。
セイフティシステムズ事業は、エアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータなどの製造・販売を行っており、カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.、化薬(湖州)安全器材有限公司、カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.、カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd.がこのセグメントに貢献しています。
その他の事業としては、農薬の製造・販売を行う三光化学工業株式会社や、不動産賃貸事業を展開する和光都市開発株式会社があります。
これらの事業を通じて、同社グループは幅広い分野での製品提供を実現しており、多様なニーズに応える企業体としての地位を確立しています。
経営方針
日本化薬株式会社(以下、同社)は、サステナブル経営を基本方針として掲げ、経済的価値と環境・社会的価値の向上を目指しています。同社は、コーポレート・ガバナンスとコンプライアンスを基盤に、持続可能な環境と社会の実現に貢献することを経営の中核に据えています。2022年4月には、4年間の中期事業計画「KAYAKU Vision 2025(KV25)」を発表し、機能化学品事業、セイフティシステムズ事業、医薬事業、アグロ事業の各セグメントで2025年または2030年のビジョン達成を目指しています。
この中期計画では、2025年度に売上高2,300億円、営業利益265億円、ROE8%以上、ROIC10%以上を目標としています。これを達成するため、新事業・新製品創出、気候変動対応、デジタルトランスフォーメーション(DX)、仕事改革、働き方改革の5つの全社重要課題に取り組んでいます。特に、新事業・新製品創出には、モビリティ、環境エネルギー、エレクトロニクス、ライフサイエンス領域でのオープンイノベーションや製品導入、事業提携、M&Aを含む戦略的投資を積極的に行っています。
また、気候変動対応では、温室効果ガス排出量削減やカーボンニュートラルへの取り組みを進めており、DXでは最新IT技術を活用して業務プロセスの変革を図ります。仕事改革と働き方改革では、A3(KAIZEN)活動を通じた効率化や生産性向上、社員のエンゲージメント向上を目指しています。
同社は、これらの取り組みを通じて、各事業セグメントで定めた「ありたい姿」の実現を目指し、積極的な研究開発投資と設備投資を続けています。さらに、コーポレートガバナンスの強化、グループ経営の強化、コンプライアンスの徹底など、内部統制の充実にも努めています。これらの戦略的取り組みにより、同社は持続可能な成長を目指しています。