セキュアJP:4264

時価総額
¥104.6億
PER
62倍
入退室管理システムや監視カメラシステムを中心に、顔認証システムや画像解析サービスなど、セキュリティとデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する多様なサービスを提供。

沿革

2002年10月

東京都台東区東上野に有限会社セキュア設立

2004年2月

株式会社セキュアへ組織変更

2005年10月

東京都新宿区西新宿へ本社移転

2006年8月

ドアロック「Sefirio」で経済産業大臣賞を受賞

2010年10月

セキュア第2創業(BtoC ⇒ BtoBへ転換)スタート

オフィス向けの入退室管理システムや監視カメラシステムの本格販売開始

2011年4月

大阪営業所を大阪市中央区に開設

2012年5月

福岡営業所を福岡市博多区に開設

2013年10月

福島オフィスを福島県郡山市に開設

2014年8月

東京都新宿区西新宿 新宿住友ビルへ本社移転

2016年5月

クラウド型監視カメラサービス「Secure VSaaS」リリース

2018年10月

AIによる混雑度見える化クラウドサービス「混雑カウント」リリース

2019年10月

「Security System Lab」を開設

2020年3月

韓国京畿道城南市に新会社SECURE KOREA, Inc.設立

2020年7月

新宿住友ビルB1階に無人型店舗「SECURE AI STORE LAB」を開設

2020年9月

クラウド型入退室管理サービス「SECURE AI Office Base」リリース

2020年11月

監視カメラ映像のAI解析によるクラウド型の混雑度見える化サービス

「SECURE群衆カウントソリューション」リリース

2021年4月

「SECURE AI STORE LAB」を未来型AI無人店舗「DIME LOUNGE STORE」としてリニューアル

2021年6月

綜合警備保障株式会社と共同開発した「ALSOK混雑状況配信サービス」リリース

2021年10月

マスク着用に対応した「顔認証のぞき見ブロッカー」リリース

2021年12月

東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場

2022年2月

名古屋オフィスを愛知県名古屋市に開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場へ移行

事業内容

セキュアグループは、2010年10月から入退室管理システムと監視カメラシステムの販売を開始し、セキュリティシステム構築の最適化を事業の柱として成長を遂げてきました。同社は、企業のセキュリティニーズが多様化する中、特にIT人材の不足や基幹システムの老朽化への対応、新型コロナウイルス感染症の拡大による従業員の健康管理など、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを強化しています。

セキュアグループは、「SECURE AC(入退室管理システム)」「SECURE VS(監視カメラシステム)」「SECURE Analytics(画像解析サービス)」の3つの主要サービスを提供しており、これらを組み合わせたワンストップソリューションを通じて、中小企業から大企業まで幅広い顧客層に対応しています。また、AI(画像認識)技術を活用した顔認証システムや、監視カメラシステムの一部サービスにおいて、最適なAIアルゴリズムを外部から調達し、システム構築から導入・施工、アフターフォローまでの一気通貫したソリューションを提供しています。

さらに、セキュアグループは、AI技術を物理セキュリティシステムに実装し、最適化する研究開発にも力を入れており、顔認証や人物の行動分析などを用いた高度なセキュリティシステムを開発しています。これらの技術は、防犯だけでなく、業務の分析やマーケティングリサーチ、店舗の省力化、イベント会場での本人確認など、セキュリティ以外の分野にも応用が可能です。

セキュアグループは、物理セキュリティシステムの導入に関する一連のソリューションを一気通貫で提供することが大きな強みであり、多くのエンドユーザーやパートナー企業から信頼を得ています。今後も、AI技術と物理セキュリティシステムを組み合わせた「安心」「安全」なサービスを提供し、顧客企業のDX推進をサポートすることで、社会に貢献していく方針です。

経営方針

セキュアグループは、「AI×セキュリティで新しい価値を創る」というビジョンのもと、物理セキュリティシステムにAI技術を組み合わせた高付加価値ソリューションの開発・提供に注力しています。同社は、入退室管理システム「SECURE AC」、監視カメラシステム「SECURE VS」、画像解析サービス「SECURE Analytics」の3つの主要サービスを軸に、中堅・大企業を主なターゲットとしています。これらのサービスを組み合わせ、顧客のニーズに合わせたワンストップソリューションを提供することで、セキュリティニーズの適切な把握とソリューション力の強化を図っています。

さらに、セキュアグループは、AI技術の実装力強化による商品機能の拡充や、SaaS系サービスの強化を通じて収益力の向上を目指しています。無人型店舗「AI STORE LAB」の事業化や、韓国子会社を起点とした海外展開も推進し、事業規模の拡大を促進しています。

経営上の目標達成状況の判断指標としては、売上高成長率、営業利益、売上総利益率を重視しており、システム単位での導入件数の増加を通じて将来の収益拡大を見込んでいます。セキュアグループは、セキュリティ市場の成長とともに、AI関連市場の拡大にも注目。特に顔・表情認識市場の大きな割合を占めることから、AIを活用した画像解析技術の革新に邁進しています。

これらの取り組みを通じて、セキュアグループは、安心安全な空間の提供とスマートな社会の実現を目指しています。セキュリティ業界における多様なニーズに柔軟に対応し、高品質のハードウェア提供に留まらず、最先端のIT・ICT技術を駆使したサービスの提供を追求している点が、同社の成長戦略の核心です。