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群栄化学工業JP:4229
沿革
1946年1月 |
群馬栄養薬品株式会社を設立、ぶどう糖の生産を開始。 |
1951年9月 |
工業用フェノール樹脂の生産開始。 |
1953年6月 |
商号を群栄化学工業株式会社に変更。 |
1955年7月 |
中央区日本橋(現・中央区京橋)に東京営業所(現・支店)開設。 |
1960年12月 |
大阪市北区に大阪営業所(現・支店)開設。 |
1961年4月 |
高崎市大八木町にフェノール樹脂工場及び澱粉糖類工場新設。 |
1963年2月 |
本社を高崎市大八木町に移転。 |
1964年3月 |
名古屋市中村区に名古屋営業所(名古屋支店)開設。 |
1971年12月 |
群栄商事株式会社を設立。 |
1974年5月 |
株式を東京証券取引所市場第二部に上場。 |
同 年5月 |
群栄興産株式会社を設立。(現・関連会社) |
1976年8月 |
高崎支店開設。 |
同 年10月 |
滋賀県甲西町(現・湖南市)にフェノール樹脂工場(現・滋賀工場)新設。 |
1979年10月 |
株式を東京証券取引所市場第一部に上場。 |
1982年3月 |
北海道砂川市に異性化糖工場(砂川工場)新設。 |
同 年3月 |
日本カイノール株式会社を設立。 |
同 年4月 |
高崎工場内にカイノール工場を新設し高機能繊維「カイノール」の生産開始。 |
1987年7月 |
米国ボーデン社と合弁出資によりボーデン式鋳造法によるシステム販売を目的とした群栄ボーデン株式会社を設立。 |
1988年10月 |
砂川工場(異性化糖工場)閉鎖。 |
1989年1月 |
高崎市宿大類町に澱粉糖類工場(現・群馬工場)新設。 |
1990年11月 |
日商岩井株式会社(現・双日株式会社)及びタイ王国ブライトン社他と合弁出資により、タイ王国にフェノール樹脂の製造販売を目的としたThai GCI Resitop Company Limitedを設立。(現・連結子会社) |
1992年5月 |
本社を高崎市宿大類町に移転。 |
1997年3月 |
群馬工場内にフェノール樹脂工場新設。 |
同 年10月 |
株式会社ビッグトレーディングを設立。(現・連結子会社) |
2005年4月 |
株式会社羽鳥研究室を設立。 |
2008年6月 |
株式会社羽鳥研究室を解散。 |
同 年9月 |
群馬工場内にカイノール工場新設。 |
同 年12月 |
高崎工場(フェノール樹脂工場・カイノール工場)閉鎖。 |
2009年4月 |
群栄商事株式会社、群栄ボーデン株式会社及び日本カイノール株式会社を吸収合併。 |
2010年3月 |
名古屋支店閉鎖。 |
2012年7月 |
株式会社三栄シリカと合弁出資により、インド共和国にRCS(レジンコーテッドサンド)の製造販売を目的としたIndia GCI Resitop Private Limited を設立。(現・連結子会社) |
2014年4月 |
東北ユーロイド工業株式会社の株式を取得。(現・連結子会社) |
2018年8月 |
アメリカ合衆国に合成樹脂の販売を目的としたAmerican GCI Resitop, Inc.を設立。(現・連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
群栄化学工業は、化学品、食品、不動産活用業の3つの主要事業セグメントを持つ企業グループです。化学品事業では、工業用フェノール樹脂「レヂトップ」、特殊フェノール樹脂「ミレックス」、鋳物用粘結剤(αsystem・βsystem・NFURAN)、電子材料用樹脂、高機能繊維「カイノール」、真球状樹脂、ビスフェノールFなどの製造・販売を行っています。これらの製品は、群栄化学工業自身やその子会社であるThai GCI Resitop Company Limited、India GCI Resitop Private Limited、東北ユーロイド工業株式会社、American GCI Resitop, Inc.によって生産され、販売もこれらの会社が担当しています。
食品事業では、異性化糖「スリーシュガー」、ブドウ糖「コーソグル群栄」、水あめ「マルトフレッシュ」、オリゴ糖「グンエイオリゴ」、ピュアトース、穀物糖化液などの製造・販売を行っており、これらは群栄化学工業自身が生産・販売を手掛けています。
不動産活用業では、群栄化学工業が所有する不動産の賃貸業務を行っています。このセグメントは、群栄化学工業自身によって運営されており、主に企業の不動産資産の有効活用を目的としています。
これらの事業を通じて、群栄化学工業グループは多岐にわたる産業分野に製品とサービスを提供し、化学品から食品、不動産活用まで幅広いニーズに応えています。
経営方針
群栄化学工業は、化学品、食品、不動産活用の3つの主要事業を展開している企業です。同社は、創業以来、フェノール樹脂業界および糖化業界で独自の技術を築き上げ、化学の知識とアイデアで社会に貢献することを理念としています。サステナビリティへの取り組みを重視し、顧客を中心としたステークホルダーと共に繁栄を目指しています。
中期経営方針2024では、売上高、営業利益、営業利益率、CO2排出量の削減を目標として掲げています。財務目標としては、2024年度に売上高350億円、営業利益40億円、営業利益率11%を目指し、非財務目標としては、2030年度までにCO2排出量を2013年度比で30%削減することを目標にしています。
新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢の長期化など、不透明な経営環境の中で、群栄化学工業は「高純度・先端材料」、「環境対応ケミカル」、「高機能糖ケミカル」の3つの分野に注力し、事業ポートフォリオの変革を図っています。特に電子材料分野での「高純度・先端材料」への経営資源投入を強化し、社会のデジタル化を支える素材の需要拡大に対応しています。また、「環境対応ケミカル」分野では、環境負荷低減に貢献する製品の開発に注力し、「高機能糖ケミカル」分野では、健康志向の高まりに応える機能性食品への取り組みを強化しています。
さらに、CO2排出量の削減や健康経営、ダイバーシティの推進など、経営基盤の強化にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、群栄化学工業はサステナブルな成長を目指し、社会課題の解決に貢献していく方針です。