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ロンシール工業JP:4224
事業内容
ロンシール工業は、合成樹脂の加工および販売を主な事業としています。同社はロンシール工業を中心に、連結子会社であるロンテクノ、ロンシールインコーポレイテッド(米国)、龍喜陸(上海)貿易有限公司を含む4社で構成されています。これらの企業は、合成樹脂製品の製造と販売を行い、代理店を通じて市場に供給しています。
ロンシール工業の事業セグメントは主に2つあります。1つ目は合成樹脂加工品事業で、建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材、各種防水工事などを手がけています。このセグメントには、ロンシール工業、ロンテクノ、ロンシールインコーポレイテッド、龍喜陸(上海)貿易有限公司が関与しています。
2つ目の事業セグメントは不動産賃貸事業です。このセグメントでは、ショッピングセンター施設の賃貸を行っています。この事業はロンシール工業が直接運営しており、合成樹脂加工品事業とは異なる収益源を提供しています。これにより、同社は多角的な事業展開を実現しています。
経営方針
ロンシール工業は、どのような環境下でもステークホルダーの信頼に応え続けることを経営の基本方針としています。具体的には、顧客ニーズに合致した高品質・高機能の商品を迅速に市場に投入し、安定した配当を実現することを目指しています。また、社会状況に適応し、従業員が生活設計を描ける環境を提供することも重視しています。
同社は中期経営計画として、売上高経常利益率5%以上の安定的な達成を目指しています。この目標を達成するために、既存事業分野の選択と集中を進め、成長が期待できるコア分野に経営資源を集中させる方針です。また、コストダウンを図り、新規事業展開にも積極的に取り組んでいます。
ロンシール工業は、事業環境の変化に迅速に対応できる体制を整備し、事業基盤を強化しています。特に、イノベーションセンターを活用した高機能・高品質な製品の研究開発に注力しています。これにより、新製品や新工法の開発を推進し、安定した利益を確保する企業への変革を目指しています。
同社は、地球環境に優しい塩ビ樹脂を用いた製品開発に注力しています。塩ビ樹脂はリサイクル性に優れ、製造時のCO2排出量が少ないため、環境負荷が低い素材として評価されています。また、抗ウイルス技術「ロンプロテクト」や遮熱防水工法など、革新的な技術を活用した製品開発も進めています。