積水化学工業JP:4204

時価総額
¥9992.7億
PER
13.1倍
住宅、環境・ライフライン、高機能プラスチックス、メディカル、その他事業を展開、多岐にわたる製品・サービスを提供。

沿革

事業内容

積水化学工業及びそのグループ会社(国内子会社94社、海外子会社71社、関連会社15社)は、住宅事業、環境・ライフライン事業、高機能プラスチックス事業、メディカル事業、その他事業の5つのセグメントで事業を展開しています。

住宅事業では、鉄骨系・木質系ユニット住宅の製造、施工、販売、分譲用土地の販売、リフォーム、不動産仲介、賃貸管理、インテリア、エクステリアの販売・施工、高齢者向け介護サービス、電力売買、まちづくり事業などを手がけています。

環境・ライフライン事業では、塩化ビニル管・継手、ポリエチレン管・継手、プラスチックバルブ、強化プラスチック複合管、塩素化塩ビ樹脂コンパウンド、雨水貯留材、建材、介護機器、浴室ユニット、合成木材、防音制振材料、不燃性ポリウレタン、耐火材料、管きょ更生材料及び工法、パネルタンク等の製造、販売、施工を行っています。

高機能プラスチックス事業では、液晶用微粒子、感光性材料、半導体材料、光学フィルム、工業用テープ、合わせガラス用中間膜、発泡ポリオレフィン、車輌用樹脂・ラバー成型品、放熱材料(グリス・シート)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等複合材成型品、加飾シート、ポリビニルアルコール樹脂、ブロー容器、建設用資材、接着剤、包装用テープ、プラスチックコンテナ、樹脂畳、衛生材料等の製造、販売を展開しています。

メディカル事業では、臨床検査薬、自動分析装置、採血管、医薬品原薬・中間体、創薬支援、酵素原料等の製造・販売を行っています。

その他事業としては、フィルム型リチウムイオン電池及び上記4事業部門に含まれない製品の製造、販売及びサービスを提供しています。

経営方針

積水化学工業は、その長期ビジョン「Vision 2030」および中期経営計画「Drive 2.0」を通じて、持続可能な社会の実現に向けた成長戦略を推進しています。同社は、社是「3S精神」に基づき、社会的価値の創造、市場の変革、技術と品質における信頼の獲得を目指しています。これらの精神は、全社員に共有され、経営の根幹をなしています。

「Vision 2030」では、イノベーションを通じて「未来につづく安心」を創造し、レジデンシャル、アドバンストライフライン、イノベーティブモビリティ、ライフサイエンスの4つの事業領域で業容倍増を目指しています。このビジョンの実現には、ESG経営を軸に、革新と創造による現有事業の拡大と新領域への挑戦が不可欠です。

中期経営計画「Drive 2.0」では、持続的成長と仕込み充実を基本方針とし、戦略的創造、現有事業強化、ESG経営基盤強化の3つの基本戦略に取り組んでいます。これにより、企業価値の向上を目指しています。また、サステナビリティ貢献製品の創出と拡大を加速させることが、これらの戦略を牽引する重要なドライバーとされています。

積水化学工業は、気候変動への取り組みを強化し、SBT認証を取得しています。2030年に向けたGHG排出量削減目標を設定し、エネルギー消費革新やエネルギー調達革新を進めています。さらに、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を目指し、サステナビリティ貢献製品の拡販に注力しています。

これらの戦略は、積水化学工業が直面する経営環境の変化や社会課題に対応し、持続可能な成長を実現するためのものです。同社は、革新的な取り組みとESG経営の強化を通じて、社会的価値の創造と企業価値の向上を目指しています。