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積水化学工業JP:4204
事業内容
積水化学工業は、5つの主要な事業セグメントを持っています。まず、住宅事業では、鉄骨系や木質系のユニット住宅の製造、施工、販売を行っています。また、分譲用土地の販売やリフォーム、不動産仲介、賃貸管理、インテリア、エクステリアの販売・施工、高齢者向け介護サービス、まちづくり事業なども手がけています。
次に、環境・ライフライン事業では、塩化ビニル管やポリエチレン管、プラスチックバルブ、強化プラスチック複合管などの製造、販売、施工を行っています。また、雨水貯留材や建材、介護機器、浴室ユニット、合成木材、防音制振材料なども取り扱っています。
高機能プラスチックス事業では、液晶用微粒子や感光性材料、半導体材料、光学フィルム、工業用テープなどの製造、販売を行っています。さらに、車輌用樹脂・ラバー成型品や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材成型品も提供しています。
メディカル事業では、臨床検査薬や自動分析装置、採血管、医薬品原薬・中間体、創薬支援、酵素原料などの製造・販売を行っています。これにより、医療分野での幅広いニーズに応えています。
最後に、その他事業では、フィルム型リチウムイオン電池や上記4事業部門に含まれない製品の製造、販売及びサービスを提供しています。これにより、積水化学工業は多様な市場に対応しています。
経営方針
積水化学工業は、成長戦略として「Vision 2030」と中期経営計画「Drive 2.0」を掲げています。「Vision 2030」では、サステナブルな社会の実現を目指し、レジデンシャル、アドバンストライフライン、イノベーティブモビリティ、ライフサイエンスの4つの事業領域に注力しています。これにより、2030年までに業容を倍増させることを目指しています。
中期経営計画「Drive 2.0」では、持続的成長と新たな事業領域の開拓を基本方針とし、戦略的創造、現有事業強化、ESG経営基盤強化の3つの基本戦略を推進しています。これにより、企業価値の向上を図り、2025年度までに売上高14,100億円、営業利益1,150億円を目指しています。
積水化学工業は、ESG経営を重視し、環境・CS品質・人材の「3つの際立ち」と「ガバナンス」の強化を進めています。また、気候変動への対応として、2030年までにGHG排出量を大幅に削減する目標を掲げ、再生可能エネルギーの利用拡大や生産プロセスの革新を進めています。
資源循環の実現に向けては、2050年までにサーキュラーエコノミーを達成することを目指し、再生可能資源の利用拡大や廃棄物の再資源化を推進しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。
人的資本経営では、従業員を貴重な財産と位置づけ、挑戦する風土の醸成、適所適材の実現、ダイバーシティの推進を図っています。これにより、企業価値の向上と持続的成長を支える人材基盤を強化しています。