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Hiクラテス【JP:4172】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
東和ハイシステムは、歯科医院向けの電子カルテシステムに特化して研究開発から販売、導入支援・サポートまで一貫して行う企業です。同社の主力はAIと音声入力を組み合わせた統合電子カルテで、患者情報や検査、治療説明などを一元管理できる仕組みを提供しています。
主要な顧客は全国の歯科医院で、西日本を中心に多数の導入実績があり、顧客数は数千件規模に達しています。同社の収益は自社開発のシステム売上が大部分を占め、医院側は原則リース契約で支払いを行い、ハードの修理費は顧客負担ですが互助会による負担軽減策もあります。また、ソフト面では「ソフトウェア三無主義」としてサポート・保守・バージョンアップを無償で提供しています。
事業は単一セグメントの「歯科医院向けシステム事業」で、製品は統合電子カルテを核に歯周病検査やデジタルサブカルテなどのAI・音声シリーズと各種オプションで構成されています。加えて全国24拠点に約75名の営業サポートを配置し、地域密着の訪問サポートで高い買替更新率(約91.1%)を維持しています。
経営方針
同社は中長期的に堅実な成長を目指しており、2026年9月期には売上高24億84百万円、経常利益6億62百万円、当期純利益4億51百万円といった数値目標を掲げ、経常利益率26.7%、当期純利益率18.2%で3期連続の最高益更新を目指しています。短期的な拡大よりも地域密着の営業拠点整備と顧客との信頼構築を優先し、ブランド統一(2026年1月1日よりHiクラテスへ)を通じて企業価値の向上を図る方針です。
重点投資分野はAIと音声入力を軸とした電子カルテと周辺ソリューションで、具体的には統合電子カルテRevo.11やAIによる歯周病精密検査、音声サブカルテなどの開発に資源を投入しています。同社は研究開発から販売、導入支援、アフターサポートまで一貫提供することを差別化の核としており、「ソフトウェア三無主義」によるサポート・保守・バージョンアップ無償提供や、全国24拠点・約75名の営業サポートによる訪問支援で買替更新率約91.1%という高い定着を維持しています。
新市場開拓では、国内の歯科医院65,579件のうち、DX化を推進する想定顧客約39,000件に照準を合わせています。同社は「治療から予防へ」「外来から訪問へ」を掲げ、歯周病予防と訪問診療を重視する政策潮流に合わせて、在宅診療や遠隔支援のニーズを取り込む計画です。西日本を中心とした導入実績を足掛かりに全国展開を強化し、リース契約中心のビジネスモデルで安定収益を拡大していく狙いです。
技術革新面では、AI・音声の実用化で診療記録作成や検査精度の向上、事務作業の軽減を図ることに注力しています。具体的施策として音声認識を用いた入力の効率化や、AIでの診療データ解析による予防提案の自動化、他の医療アプリとの連携強化を進めており、これにより歯科衛生士不足や高齢化による来院形態の変化に対応して診療の質を保ちながら医療費抑制にも貢献することを同社は目指しています。