日本ピグメントJP:4119

時価総額
¥45.3億
PER
樹脂コンパウンド、樹脂用着色剤、塗料用、繊維用の各種着色剤の製造販売を展開、加工カラーやピグメントカラーも手掛ける。

沿革

1925年7月

輸入顔料工業薬品の販売を目的として三輪商店を設立

1933年7月

顔料国産化の目的をもって東京都板橋区に東京工場を設置

1937年5月

三輪化学顔料工業株式会社に改組

1949年7月

日本ピグメント株式会社に改組

1957年9月

大阪市に大阪出張所(現・大阪営業所)を開設

1961年10月

東京証券取引所市場第二部に上場

1962年9月

大阪府柏原市に大阪工場を設置

1968年9月

名古屋市に名古屋営業所を開設

1969年7月

愛知県丹羽郡大口町に名古屋ピグメント株式会社を設立(現・連結子会社)

1970年2月

千葉県鎌ヶ谷市に鎌ヶ谷工場を設置

1973年8月

埼玉県春日部市に春日部工場を設置

1979年2月

シンガポールにNippon Pigment(S)Pte.Ltd.を設立(現・連結子会社)

1984年5月

埼玉県熊谷市に東京ピグメント株式会社を設立(現・連結子会社)

1984年5月

奈良県大和郡山市に大阪ピグメント株式会社を設立(現・連結子会社)

1985年5月

アメリカ  テキサス州にNippon Pigment(U.S.A.)Inc.を設立

1987年12月

マレーシアにNippon Pigment(M)Sdn.Bhd.を設立(現・連結子会社)

1988年5月

埼玉県熊谷市にニッピ化成株式会社を設立

1990年11月

アメリカ  ネバダ州にNippisun,Inc.を設立

1990年11月

アメリカ  テキサス州にNippisun Management,Inc.を設立

1991年5月

アメリカ  インディアナ州にNippisun Indiana Corp.を設立

1993年4月

インドネシアにP.T.Nippisun Indonesiaを設立(現・連結子会社)

1995年2月

タイにNippon Pigment Bangkok Co.,Ltd.を設立

1995年7月

埼玉県大里郡川本町(現・埼玉県深谷市)に東京工場を移転し、埼玉川本工場に改称

1995年9月

愛知県犬山市に名古屋ピグメント株式会社を移転

1997年3月

Nippon Pigment(U.S.A.)Inc.を清算

1999年2月

鎌ヶ谷工場を閉鎖

1999年3月

Nippon Pigment Bangkok Co.,Ltd.を清算

1999年3月

Nippisun Management,Inc.を清算

2002年3月

Nippisun,Inc.及びNippisun Indiana Corp.を清算

2006年3月

中国天津市に天津碧美特工程塑料有限公司を設立(現・連結子会社)

2014年3月

東京都千代田区神田錦町に本店及び東京営業所を移転

2018年12月

埼玉県児玉郡神川町に埼玉児玉工場を設置

2020年4月

東京ピグメント株式会社を吸収合併存続会社、ニッピ化成株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場へ移行

事業内容

日本ピグメントは、樹脂コンパウンドや樹脂用(プラスチック用)、塗料用、繊維用などの各種着色剤の製造販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、子会社7社及び関連会社2社を含む広範なネットワークを有しており、その事業活動は主に3つの地域セグメントに分けられます。

日本国内においては、樹脂コンパウンド、樹脂用着色剤、加工カラー、ピグメントカラーの事業を行っています。これらの製品は、同社自身による製造販売のほか、名古屋ピグメント株式会社、東京ピグメント株式会社、大阪ピグメント株式会社に製造を委託しています。

東南アジア地域では、樹脂コンパウンドと樹脂用着色剤の事業に特化しており、Nippon Pigment(M)Sdn.Bhd.やP.T.Nippisun Indonesiaといった子会社を通じて製造販売を行っています。

その他の地域においても、樹脂コンパウンド、樹脂用着色剤、加工カラーの事業を展開しており、天津碧美特工程塑料有限公司やNPK Co.,Ltd.、上海新素材特種聚合物有限公司などの子会社及び関連会社を通じて製造販売しています。

これらの事業活動を通じて、日本ピグメントは多岐にわたる産業に対して高品質な製品を提供し、グローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

日本ピグメントは、色彩関連製品の提供を通じて、人と自然環境の融合を目指す企業です。同社は、2021年から2025年にかけての中期経営計画「Change & Evolution 2025」を推進しており、創業100周年を迎える2025年に向けて事業構造の変革と進化を図り、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。この計画では、新たな事業機会の創出、持続可能な社会への貢献、経営基盤の強化を3つの基本方針として掲げています。

具体的には、新たな事業基盤の構築に向けた取り組みを強化し、海外事業比率の引き上げや適時・適切な投資の実行を目指します。また、「環境リスク低減」の取り組みを強化し、持続可能な社会への貢献を目指します。さらに、連結営業キャッシュ・フロー、EBITDAの拡大を実現し、ESGを意識したコーポレート・ガバナンスの拡充や「働きがい」ある職場の実現、人材活用基盤の整備にも取り組んでいます。

日本ピグメントは、これらの戦略を通じて、技術力を活かした社会的課題の解決に取り組み、企業としての成長と飛躍を実現することを目指しています。中期経営計画「Change & Evolution 2025」の目標として、資本効率の向上を目指し、2025年度のROE6%以上を掲げており、着実な取り組みを進めています。