- 日本企業
- 大日精化工業
大日精化工業JP:4116
沿革
1939年 |
昭和14年 |
彩華色素工業株式会社を設立し、1931年(昭和6年)創立の彩華顔料合資会社の営業を継承し一般顔料の製造を開始。 |
1944年 |
〃19年 |
大日精化工業株式会社と改称し同業2社を吸収合併。 |
1945年 |
〃20年 |
本社(中央区)、東京工場(現・東京製造事業所)にて操業開始。 |
1947年 |
〃22年 |
札幌営業所、工場(後に北海道大日精化工業㈱と改称、当社に吸収合併)開設。 |
1948年 |
〃23年 |
プラスチック着色剤ビニールトーナーカラーを開発し国産化に成功。 |
1950年 |
〃25年 |
大阪営業所(現・西日本支社)開設。 |
1953年 |
〃28年 |
化・合成繊維用原液着色剤、水性捺染着色剤を開発し国産化に成功。 |
1957年 |
〃32年 |
総合研究所(現・合成研究第1本部、合成研究第2本部、分散研究第1本部、分散研究第2本部、技術管理本部)を設立し顔料の研究体制を確立。 浮間合成㈱(連結子会社)設立。 |
1960年 |
〃35年 |
大阪工場(現・大阪製造事業所)開設。 |
1961年 |
〃36年 |
東京証券取引所市場第二部へ上場。 |
1962年 |
〃37年 |
本社社屋落成。 香港駐在事務所(現・大日精化(香港)有限公司、連結子会社)開設。 |
1963年 |
〃38年 |
成田工場(現・ハイテックケミ㈱、連結子会社)開設。 |
1964年 |
〃39年 |
名古屋営業所(現・中部支社)開設。太洋化工㈱(後に大阪化工㈱と改称、現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。 |
1967年 |
〃42年 |
合成皮革用樹脂及び表面処理剤を製造開始。 |
1968年 |
〃43年 |
東海工場(現・東海製造事業所)開設。 仙台出張所(現・仙台支店)開設。 大淀大日精化工業㈱(後に当社に吸収合併)設立。 |
1969年 |
〃44年 |
東京証券取引所市場第一部へ上場。 九州営業所(現・九州大日精化工業㈱、連結子会社)開設。 名古屋化工㈱(現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。 |
1972年 |
〃47年 |
川口工場(現・川口製造事業所)開設。 |
1973年 |
〃48年 |
TAI CHIN CHEMICAL INDUSTRY CO., LTD.設立。 |
1974年 |
〃49年 |
東海工場(現・東海製造事業所)に画期的な大型排水処理設備を完成。 サンパウロ駐在事務所(現・DAICOLOR DO BRASIL, IND. E COM. LTDA.、連結子会社、 清算手続中)開設。 |
1977年 |
〃52年 |
三宝精密化学工業㈱設立。 大日プラボード㈱(現・大日精化加工販売㈱、連結子会社)設立。 |
1984年 |
〃59年 |
DAICOLOR ITALY S.R.L.(連結子会社)設立。 |
1985年 |
〃60年 |
北陸営業所(現・北陸支店)開設。 |
1987年 |
〃62年 |
広島化工㈱(現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。 |
1988年 |
〃63年 |
HI-TECH COLOR, INC.(連結子会社)設立。 |
1989年 |
平成元年 |
INTERMEDIOS ORGANICOS S.A.(現・DAICOLORCHEM EU, S.A.、連結子会社、清算手続中) 買収。 DAINICHI COLOR(THAILAND)LTD.(連結子会社)設立。 |
関東大日精化工業㈱(現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。 大日システムファイナンス㈱(現・ディー・エス・エフ㈱、連結子会社)設立。 |
||
PLALLOY MTD B.V.設立。 |
||
1994年 |
〃6年 |
㈱カラープランニングセンター(連結子会社)設立。 |
1995年 |
〃7年 |
P.T. HI-TECH INK INDONESIA(連結子会社)設立。 東莞大日化工廠有限公司(連結子会社)設立。 |
1996年 |
〃8年 |
滋賀製造所開設。 |
1997年 |
〃9年 |
DAINICHISEIKA(HK)COLOURING CO., LTD.(連結子会社)設立。 |
2003年 |
〃15年 |
大日精化(上海)化工有限公司(連結子会社)設立。 |
2005年 |
〃17年 |
大日精化貿易(深圳)有限公司(連結子会社)設立。 |
2006年 |
平成18年 |
大淀大日精化工業㈱を吸収合併。 DAINICHI COLOR VIETNAM CO.,LTD.(連結子会社)設立。 |
2007年 |
〃19年 |
九州化工㈱(連結子会社)設立。 西日本支社新社屋落成。 |
2008年 |
〃20年 |
DAINICHI COLOR INDIA PRIVATE LTD.(連結子会社)設立。 |
2011年 |
〃23年 |
上海三井複合塑料有限公司(連結子会社)の出資持分の追加取得。 |
2013年 |
〃25年 |
関東大日精化工業㈱が、名古屋化工㈱及び大阪化工㈱と合併し、大日カラー・コンポジット㈱に商号を変更。 DM COLOR MEXICANA S.A. DE C.V.(連結子会社、清算手続中)設立。 |
2014年 |
〃26年 |
北海道大日精化工業㈱を吸収合併。 |
2015年 |
〃27年 |
大日プラボード㈱(現・大日精化加工販売㈱、連結子会社)の出資持分の追加取得。 本社新社屋落成。 |
2016年 |
〃28年 |
亞祿股份有限公司(連結子会社)の出資持分の追加取得。 |
2017年 |
〃29年 |
大日カラー・コンポジット㈱(連結子会社)が広島化工㈱を吸収合併。 |
2020年 |
令和2年 |
坂東製造事業所開設。 |
2021年 |
〃3年 |
佐倉製造事業所(浮間合成㈱)に佐倉テクノロジー・イノベーションセンター(STIC)開設。 |
2022年 |
〃4年 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ 移行。 |
事業内容
大日精化工業株式会社とそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。これらは主に「カラー&ファンクショナルプロダクト」、「ポリマー&コーティングマテリアル」、「グラフィック&プリンティングマテリアル」の三つのセグメントに分類されます。
「カラー&ファンクショナルプロダクト」セグメントでは、顔料や繊維用着色剤、プラスチック用着色剤、コンパウンド、顔料分散体、機能性材料の製造と販売を行っています。このセグメントにおいては、大日精化工業をはじめ、DAICOLOR ITALY S.R.L.、ハイテックケミ株式会社、DAINICHI COLOR (THAILAND), LTD.が主要な製造・販売拠点となっています。
次に、「ポリマー&コーティングマテリアル」セグメントでは、UV・EBコート剤、ウレタン樹脂、天然物由来高分子の製造と販売を手掛けています。この分野では、浮間合成株式会社や大日精化(上海)化工有限公司が中心となって活動しています。
最後に、「グラフィック&プリンティングマテリアル」セグメントでは、グラビアインキやオフセットインキの製造と販売を行っており、P.T.HI-TECH INK INDONESIAがこのセグメントの主要な製造・販売拠点です。
これらのセグメントを通じて、大日精化工業グループは化学品の製造と販売において幅広い製品ラインナップを提供しており、各セグメント間での製品や原材料の取引も活発に行われています。
経営方針
大日精化工業株式会社は、創業者の理念「必達」を核に、企業理念と行動指針を新たに定め、社会に貢献し続ける企業を目指しています。同社は、人に興味を持ち、新しいことへの挑戦、未来への貢献を重視する姿勢を強調しています。これらの理念の下、技術革新や商品開発に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献しています。
中期経営計画では、技術主導による競争優位性の確保、ESGを重視した経営による企業価値向上、海外事業拡大に向けた事業基盤の強化を三つの柱として掲げています。特に、技術開発においては、有機無機合成・顔料処理技術、分散加工技術、樹脂合成技術の3つのコア技術を深化させ、新規発展分野としてIT・エレクトロニクス機能性材料、ライフサイエンス・パーソナルケアを、継続発展分野としてモビリティ、パッケージングを中心に開発を進めています。
また、ESGへの取り組みを経営の重要課題と捉え、環境保全、社会貢献、企業統治の向上に努めています。これには、ESG貢献製品の開発・拡販、気候変動への取り組み、資源循環促進、生物多様性への取り組み、社会貢献の促進、コーポレート・ガバナンスの強化が含まれます。
海外事業の拡大においては、「地産地消」の推進と海外拠点の拡充、新規ビジネスの創出に注力しています。これにより、海外売上高比率の向上を目指しています。
大日精化工業は、これらの施策を通じて、持続的な成長と中長期的な企業価値の創出を目指しています。同時に、デジタル技術の活用による生産性の向上や経営基盤の強化にも取り組んでいます。