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チタン工業JP:4098
沿革
1936年6月 |
酸化チタンの国産化を目的に創立 |
1938年6月 |
宇部工場完成 |
1938年8月 |
日本硫酸株式会社を合併 |
1945年7月 |
被爆により操業中止 |
1946年7月 |
本社を東京都から山口県宇部市へ移転、東京事務所開設 |
1949年4月 |
宇部工場の復旧工事完成、同10月稼働 |
1962年10月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
1963年4月 |
大阪事務所開設 |
1965年4月 |
酸化鉄工場完成 |
1969年6月 |
磁性酸化鉄の販売を開始 |
1987年9月 |
東京証券取引所市場第一部指定 |
1993年7月 |
宇部開発センター新設 |
2004年5月 |
中国山東省に山東東佳集団有限公司(中国)及び三井物産株式会社と合弁で山東三盛鈦工業有限公司(現 関連会社)を設立 |
2005年3月 |
大阪営業所(旧 大阪事務所)を東京事務所に統合 |
2006年10月 |
TKサービス株式会社(現 連結子会社)を設立 |
2010年10月 |
宇部西工場新設 |
2019年7月 |
株式会社TBM(現 連結子会社)を設立 |
2019年9月 |
会社分割によりチタン酸リチウム事業を株式会社TBMに承継 |
2019年10月 2022年4月 |
株式会社東芝とチタン酸リチウム合弁事業を開始 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
チタン工業とそのグループ会社は、化学工業品の製造及び販売に特化した事業を展開しています。主に、酸化チタン、酸化鉄、およびこれらに関連する化学製品の製造と販売を行っており、事業は大きく三つのセグメントに分けられます。
第一のセグメントは酸化チタン関連事業で、酸化チタンや超微粒子酸化チタン、チタン酸リチウムなどの製品を取り扱っています。このセグメントでは、子会社の株式会社TBMがチタン酸リチウムの製造及び販売を担当し、チタン工業が管理業務を支援しています。
第二のセグメントは酸化鉄関連事業で、酸化鉄などの製品が含まれます。これらの製品は、さまざまな工業用途に使用されています。
第三のセグメントはその他の事業で、副産物などを扱っています。このセグメントでは、特定の製品カテゴリに限定されず、幅広い製品が含まれる可能性があります。
また、グループ内の別の子会社であるTKサービス株式会社は、チタン工業からの委託を受けて、場内物流業務などを行っています。さらに、関連会社の山東三盛鈦工業有限公司は、中国市場向けの化合繊向け酸化チタンの製造及び販売を手掛けており、株式会社TBMに製品を供給しています。
これらの事業セグメントとグループ会社の活動は、チタン工業グループが化学工業品市場において多角的な事業展開を行っていることを示しています。
経営方針
チタン工業は、そのグループ会社と共に、化学工業品の製造及び販売に特化した事業を展開しています。同社は、顧客本位、効率経営、社会貢献を企業理念とし、変革、信頼、迅速を行動指針としています。第6次中期経営計画(2021~2023年度)では、収益性の向上と成長戦略の実現、リスク耐性の強化、環境・社会への貢献を基本方針として掲げています。具体的には、コスト削減による収益性の向上、事業戦略としての超微粒子酸化チタンの生産増強、固定費削減による経営資源の効率化、そしてESG経営の推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。
数値目標としては、2023年度の売上高営業利益率(ROS)9%と自己資本当期純利益率(ROE)8%を掲げています。また、同社は、東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場からスタンダード市場への選択申請を行い、企業価値及び株主価値の向上を目指しています。
チタン工業グループは、酸化チタン関連事業、酸化鉄関連事業、その他の事業を通じて、化学工業品市場において多角的な事業展開を行っており、今後も持続可能な成長を目指しています。