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シイエヌエスJP:4076
沿革
1985年7月 |
東京都港区南青山に、コンピューターシステム及びプログラミングの開発に関する受託業務の運営を目的とした株式会社シイエヌエス(当社)〔資本金800万円〕を設立 |
1987年9月 |
本社を東京都港区北青山に移転 |
1994年4月 |
本社を東京都目黒区大橋に移転 |
1995年6月 |
ビジネスエリア拡大のため、都銀向け為替、金利、債券、デリバティブ商品及びこれらのリスク管理システム業務などのビジネスソリューション事業開始 |
2000年3月 |
本社を東京都渋谷区渋谷に移転 |
2003年4月 |
食の安心安全をテーマとした社会貢献を目的とし、トータルトレーサビリティシステム(注1)の構築に着手し、ビジネスソリューション事業を拡大 |
2003年10月 |
東京都千代田区神田に、トータルトレーサビリティシステムの普及、RFID(注2)等のユビキタス技術(注3)を活用したビジネスの拡大を目的としたユビキタスID株式会社設立(出資比率100%) |
2004年11月 |
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得 |
2006年1月 |
ビッグデータ分析事業の先駆けとして、通信キャリアの保有する大量データを利活用し、マーケティング活動を支援する顧客分析業務に着手 |
2006年5月 |
取締役会設置 |
2007年8月 |
プライバシーマーク取得 |
2008年1月 |
業務システムの基盤となるシステム方式の提案や構築を行うクラウド(注4)・インフラ事業開始 |
2010年1月 |
品質マネジメントシステム(ISO9001)取得 |
2011年1月 |
本社を東京都渋谷区恵比寿南に移転 |
2011年10月 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データのビジネスパートナー認定を受ける |
2012年3月 |
ユビキタスID株式会社を清算 |
2014年6月 |
顧客分析業務を拡大し、ビッグデータの利活用、アナリティクス(注5)をサービスとしたビッグデータ分析事業開始 |
2016年3月 |
資本金を7,500万円に増資 |
2016年4月 |
北海道札幌市北区に、北海道地区におけるコンピューターシステム及びプログラミングの開発に関する受託業務の運営を目的とした株式会社シイエヌエス北海道を設立(現 連結子会社) |
2017年9月 |
デジタル革新推進事業の先駆けとなるAIによるオペレーター業務効率化を目的としたコールセンター応答支援システムの開発に着手 |
2017年11月 |
東京都港区に、システム開発関連事業の運営を目的としたニュー・リレーション・インフォ・ビズ株式会社を設立(出資比率10.0%) |
2018年4月 |
企業向けサービスマネジメントクラウドであるServiceNow(ServiceNow, Inc.)(注6)を活用したシステム運用自動化業務に着手(デジタル革新推進事業の先駆け) |
2019年3月 |
資本金を1億2,360万円に増資 |
2020年6月 |
システム運用自動化業務の拡大とAIシステムの強化、及びデジタル革新技術によるビジネス拡大に向けデジタル革新推進事業を開始 |
2021年8月 |
東京証券取引所マザーズに上場 資本金を4億916万円に増資 |
2021年9月 |
資本金を4億7,877万円に増資 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所グロース市場に移行 |
2022年8月 |
監査等委員会設置会社へ移行 |
事業内容
シイエヌエスは、システムエンジニアリングサービス事業を中心に展開している企業であり、そのグループ企業には株式会社シイエヌエス北海道が含まれます。同社は、デジタル革新推進事業、ビッグデータ分析事業、システム基盤事業、業務システムインテグレーション事業、コンサルティング事業の5つの主要な事業セグメントを有しています。
デジタル革新推進事業では、DXを推進するための技術ソリューションを提供しており、ServiceNow社の製品を活用したシステム保守・運用業務変革やデータベースのアクセス性能改善コンサルティングなどを行っています。ビッグデータ分析事業では、企業が蓄積したデータを活用し、社会の利便性向上に貢献するサービスを提供しています。この事業では、SAS Institute Japan株式会社とのパートナーシップを通じてサービスを拡大しています。
システム基盤事業では、クラウド技術を基盤としたシステム基盤の導入提案、構築、運用を支援しており、AWSやOCIなどのクラウドサービスの導入実績を持っています。また、自社オリジナルブランド「U-Way」を立ち上げ、オラクルのクラウドサービスを活用した複数の新サービスをリリースしています。
業務システムインテグレーション事業では、お客様のビジネス課題を解決するためのシステム企画から運用までを一貫して支援しています。特に金融業界や流通業界における経験が豊富です。コンサルティング事業では、DXに関する企画・戦略からビジネス変革までを支援し、ITリテラシー教育や人材育成の支援も行っています。
これらの事業を通じて、シイエヌエスはデジタル技術を活用したビジネス変革を推進し、幅広い業界のお客様に対して高品質なサービスを提供しています。
経営方針
シイエヌエスは、デジタル革新推進事業、ビッグデータ分析事業、システム基盤事業、業務システムインテグレーション事業、コンサルティング事業を展開している企業です。同社は、情報技術の先進的活用を通じて顧客企業と社会の発展に貢献することを企業理念としています。その成長戦略の中核には、デジタル技術の活用によるビジネスモデルの革新があります。
同社は、顧客に信頼される会社であり続けること、創造性あふれる専門家集団であること、社会への貢献と個人への還元のバランスを図ることを経営方針として掲げています。これらの方針を実現するために、デジタル変革技術のノウハウを活用し、新たなビジネスモデルの構築を目指しています。
具体的な成長戦略としては、事業基盤の強化、新たな顧客獲得による事業規模の拡大、ソリューションの拡充による市場拡大の3つの基本戦略を推進しています。人材の拡充と育成、重点顧客との連携強化、新しいアライアンスパートナーとの協業、デジタル変革ソリューションの拡充などが具体的な取り組みです。
これらの戦略は、デジタル革新推進事業やビッグデータ分析事業など、同社の主要事業における市場の成長と密接に関連しています。IDC Japanの予測によると、これらの市場は今後も高い成長が期待されており、シイエヌエスはこれらの市場動向を踏まえ、安定的かつ継続的な企業価値の向上を目指しています。