ラキールJP:4074

時価総額
¥100.1億
PER
18.5倍
LaKeel事業を中心に、デジタルトランスフォーメーション支援ツール「LaKeel DX」や各種業務アプリケーション「LaKeel BI」「LaKeel Data Insight」等の開発・提供、システム開発・保守サービスを展開。

沿革

2005-06東京都中央区に株式会社レジェンド・アプリケーションズ(旧株式会社レジェンド・アプリケーションズ)を設立(資本金12,000千円)
2005-09子会社マネジメント・バイアウト(MBO)を目的として、株式会社イーシー・ワンよりEC-One China Holding, Inc.(現 Legend Applications China Holding, Inc.)の発行済株式を74.3%取得し、同社と同社完全子会社である北京一希望信息技術有限公司(現 北京利衆得応用技術有限公司)を子会社化
(注)EC-One China Holding, Inc.は2001年9月に、北京一希望信息技術有限公司は2002年1月に、株式会社イーシー・ワンの子会社としてそれぞれ設立されました。
2011-02本社を東京都港区虎ノ門へ移転
2011-09株式会社ワークスアプリケーションズが、株式譲渡により、旧株式会社レジェンド・アプリケーションズ株式の100%を保有し同社の親会社となる
旧株式会社レジェンド・アプリケーションズが株式会社ワークスアプリケーションズの子会社である株式会社ワークスソリューションズと吸収分割により事業統合
2012-08メッセージングツール「LaKeel Instant Messenger(現LaKeel Messenger)」リリース
2013-09データを集約・加工し、経営戦略のための意思決定を行う製品であるBI(ビジネス・インテリジェンス)ツール「LaKeel BI」リリース
2016-05本社を東京都港区赤坂へ移転
2017-10株式会社ワークスアプリケーションズからのマネジメント・バイアウト(MBO)を目的として、LAI HOLDING株式会社を設立
2017-11経営陣によるMBOにより旧株式会社レジェンド・アプリケーションズの全株式の買取実施
2018-03LAI HOLDING株式会社を存続会社として旧株式会社レジェンド・アプリケーションズを吸収合併し、商号を株式会社レジェンド・アプリケーションズに変更
2018-12インフラ技術の吸収とリソース強化を目的として、株式会社マーベリックの発行済株式を100%取得し、同社と同社子会社株式会社ZESTを完全子会社化
2019-03管理体制の強化を目的として、株式会社マーベリックを吸収合併
2019-05本社を東京都港区愛宕へ移転
デジタルビジネスプラットフォーム「LaKeel DX」リリース
eコマース(*1)向けツール「LaKeel Commerce」リリース
2019-10商号を株式会社ラキールに変更
2020-06データ分析・再利用基盤「LaKeel Data Insight」リリース
2021-07東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021-09人事戦略実行支援プラットフォーム「LaKeel HR」リリース
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
2023-08電子帳簿保存サービス「LaKeel eDocument」リリース

事業内容

ラキールは、自社および連結子会社3社(Legend Applications China Holding, Inc.、北京利衆得応用技術有限公司、株式会社ZEST)で構成される企業グループであり、LaKeel事業を中心に展開しています。同社の事業は大きく分けてプロダクトサービスとプロフェッショナルサービスの2つに区分されます。

プロダクトサービスでは、LaKeel DXをはじめとする多様な製品を提供しています。LaKeel DXは、アプリケーション開発を効率的に行うための環境を提供し、ユーザー企業がサーバーやネットワーク機器を準備することなく、大手クラウド事業者のサービス上でアプリケーションの開発・運用を行うことができます。また、LaKeel BI、LaKeel Data Insight、LaKeel HR、LaKeel Messenger、LaKeel Commerce、LaKeel Online Media Service、LaKeel Workflow、LaKeel Process Manager、LaKeel Passport、LaKeel Survey、LaKeel My Number、LaKeel Stress Check、MONEY/HUMANなど、多岐にわたる製品・サービスを展開しています。

プロフェッショナルサービスでは、主に大手建設会社、大手不動産会社、大手金融機関等を対象に、システム開発サービスとシステム保守サービスを提供しています。これには、レガシーマイグレーション、クラウドマイグレーション、スクラッチの開発などが含まれます。

さらに、ラキールはコンサルティングサービスも提供しており、LaKeel DXユーザー向けのDXコンサルティングや、LaKeel BIまたはLaKeel Data Insightユーザー向けのデータ分析コンサルティングなどを行っています。

連結子会社では、北京利衆得応用技術有限公司がLaKeel製品の開発拠点として、株式会社ZESTがコンサルティングサービス向けに開発人材供給を行っています。

ラキールグループの事業モデルは、製品サービスとプロフェッショナルサービスの両輪で構成され、デジタルトランスフォーメーションを推進するためのIT環境の提供を通じて、顧客企業のビジネスの俊敏性とIT投資効率の向上、競争力の強化に貢献しています。

経営方針

ラキールは、「人と共に成長し継続する企業」を目指し、デジタルネイティブカンパニーとして、顧客のビジネス価値の最大化に貢献することを基本方針としています。同社は、顧客からの信頼、社員からの愛情、株主からの評価を得ることを目標に掲げ、社会への貢献を追求しています。

中期経営戦略として、ラキールは次世代のクラウド型デジタルビジネスプラットフォーム「LaKeel DX」を中心に据え、成長エンジンとストック型収益モデルの構築を推進しています。この戦略は、LaKeel製品および関連サービスの付加価値とブランド力の向上を目指し、顧客がLaKeel DXを活用して新規ビジネスを立ち上げ、アプリケーションやサービスを外部に販売することを可能にすることに重点を置いています。これにより、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、新しいビジネスモデルの提案を通じて真のDXを実現することを目指しています。

また、ラキールは、LaKeel DX上で開発されたアプリケーションやサービスの外部販売を通じて、LaKeel DXを中心としたエコノミーの構築と展開を促進しています。これにより、顧客の顧客も潜在顧客となり、顧客基盤の拡大が期待されます。さらに、LaKeel DXはマイクロサービス化されたアプリケーション開発を可能にし、俊敏性と拡張性を併せ持つシステム構築を支援します。

ラキールは、このような成長戦略を通じて、顧客企業のビジネスの俊敏性とIT投資効率の向上、競争力の強化に貢献し、持続可能な成長を目指しています。