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日本曹達JP:4041
沿革
1920年2月 |
カセイソーダ、晒粉製造を事業目的に日本曹達株式会社を設立 二本木工場(新潟県上越市)の操業開始 |
1934年9月 |
高岡工場(富山県高岡市)の操業開始 |
1939年12月 |
日曹商事株式会社を設立(現・連結子会社) |
1949年5月 |
東京証券取引所に株式上場 |
1950年5月 |
三和倉庫株式会社を設立(現・連結子会社) |
1954年7月 |
郡山化成株式会社を設立(現・ニッソーファイン株式会社) |
1959年11月 |
生物研究所(神奈川県大磯町)を開設(現・小田原研究所) |
1963年6月 |
日曹油化工業株式会社を設立 |
1965年3月 |
京北加工株式会社を設立(1993年2月ニッソー樹脂株式会社に商号変更、現・ニッソーファイン株式会社) |
1967年11月 |
株式会社日曹建設を設立(現・連結子会社) |
1969年4月 |
日曹化成株式会社を設立 |
1969年8月 |
水島製造所(岡山県倉敷市、現・水島工場)の操業開始 |
1971年3月 |
茨城化成株式会社を設立(現・ニッソーファイン株式会社) |
1973年10月 |
新日曹化工株式会社を設立 |
1974年6月 |
ファインケミカル研究所(神奈川県小田原市)を開設(現・小田原研究所) |
1975年10月 |
新富士化成薬株式会社を設立(現・連結子会社) |
1978年5月 |
日曹エンジニアリング株式会社を設立(現・連結子会社) |
1981年12月 |
三和倉庫株式会社、東京証券取引所市場第二部上場 |
1983年8月 |
日曹金属化学株式会社を設立(現・連結子会社) |
1984年4月 |
機能製品研究所(千葉県市原市)を開設(現・小田原研究所千葉リサーチセンター) |
1984年9月 |
小田原研究所(神奈川県小田原市)を開設(生物研究所、ファインケミカル研究所を統合) |
1986年3月 |
NISSO AMERICA INC.を設立(現・連結子会社) |
1987年10月 |
新日曹化工株式会社を合併、同社は日本曹達株式会社東京工場となる |
1991年5月 |
Novus International,Inc.を設立(現・持分法適用関連会社) |
1992年7月 |
NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHを設立(現・連結子会社) |
1993年11月 |
東京工場を閉鎖 |
1995年10月 |
日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を設立 |
1999年4月 |
日曹化成株式会社を合併、同社は日本曹達株式会社千葉工場(千葉県市原市)となる 株式会社ニッソーグリーンを設立(現・連結子会社) |
1999年12月 |
日曹油化工業株式会社の全株式を丸善石油化学株式会社に譲渡 |
2004年3月 |
IHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICASの株式を追加取得(現・持分法適用関連会社) |
2004年4月 |
大日本インキ化学工業株式会社より同社のアグリケミカル事業を譲受け、当社農業化学品部門 |
2006年12月 |
上越日曹ケミカル株式会社を設立 |
2007年4月 |
郡山化成株式会社が茨城化成株式会社を吸収合併し、日曹ファインケミカル株式会社に商号変更(現・ニッソーファイン株式会社) |
2011年6月 |
日曹南海アグロ株式会社を設立(現・連結子会社) |
2011年12月 |
Alkaline S.A.S.の全株式を取得 |
2012年3月 |
常熟力菱精細化工有限公司に出資 |
2012年4月 |
日曹ファインケミカル株式会社がニッソー樹脂株式会社を吸収合併し、ニッソーファイン株式会社に商号変更(現・連結子会社) |
2015年8月 |
三和倉庫株式会社を株式交換により完全子会社化 |
2017年1月 |
Certis Europe B.V.の株式を追加取得 |
2018年9月 |
ゾエティス・ジャパン株式会社より同社のプラントヘルス事業を譲受け、当社農業化学品部門 |
2018年12月 |
常熟力菱精細化工有限公司の全持分を上海群力化工有限公司に譲渡 |
2020年4月 |
上越日曹ケミカル株式会社を吸収合併 |
2021年8月 |
日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を清算 |
2022年3月 |
Certis Europe B.V.は当社持分比率が低下したため、持分法適用関連会社から除外 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2023年3月 |
Alkaline S.A.S.の全株式をInternational Chemical Investors XVI S.A.に譲渡 |
事業内容
日本曹達は、化学品事業、農業化学品事業、商社事業、運輸倉庫事業、建設事業など、幅広い分野での製品製造、販売及びサービス提供を行っている企業です。化学品事業では、工業薬品、化成品、機能材料、エコケア製品、医薬品・工業用殺菌剤の製造と販売を手掛けており、一部製品はニッソーファイン㈱に製造委託し、海外向けにはNISSO AMERICA INC.やNISSO CHEMICAL EUROPE GmbHに販売委託しています。
農業化学品事業では、殺菌剤や殺虫・殺ダニ剤、除草剤などの製造と販売を行っており、新富士化成薬㈱やニッソーファイン㈱に製品及び原料の一部を製造委託しています。また、海外ではNISSO AMERICA INC.やNISSO CHEMICAL EUROPE GmbHが製品の販売を担当しています。
商社事業では、日曹商事㈱が化学品、機能製品、合成樹脂、産業機器・装置、建設関連製品の国内販売及び輸出入を行っており、関係会社との間で製品の販売委託や原料購入が行われています。
運輸倉庫事業は、三和倉庫㈱が倉庫・運送業務を提供し、日本曹達及び関係会社がこれらのサービスを利用しています。
建設事業では、日曹エンジニアリング㈱や㈱日曹建設がプラント建設・土木工事を手掛け、日本曹達及び関係会社がこれらのサービスを委託しています。
その他、日曹金属化学㈱が合金類の鋳造加工販売や産業廃棄物処理を行い、ニッソーファイン㈱は合成樹脂成形品の製造、加工、販売を担当しています。これらの事業を通じて、日本曹達は多岐にわたる産業分野でのニーズに応えています。
経営方針
日本曹達は、化学品事業を中心に、農業化学品事業、商社事業、運輸倉庫事業、建設事業など多岐にわたる分野で事業を展開しています。同社は、健全で透明な企業経営を行い、化学を通じて社会の発展に貢献することを経営理念として掲げています。この理念のもと、独自の技術を活用し高付加価値製品の開発を進め、グローバルな視野で事業を展開する技術指向型の企業グループを目指しています。
経営環境としては、新型コロナウイルス感染症の影響からの経済活動の回復、原燃料価格の高騰、地政学リスクの高まりや為替変動リスクなど、先行き不透明な状況が続くと予想されています。これらの環境下で、同社グループは「高効率な事業構造への変革」を基本戦略とする長期経営ビジョンと中期経営計画を推進しています。具体的には、高付加価値事業の拡大、資産効率性を重視した構造改革、成長投資、研究技術戦略の推進により中核技術の確立・高度化、新規事業の創出を目指しています。
中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅱ」では、2023年度から2025年度にかけての戦略が展開されており、2026年3月期の数値目標として、親会社株主に帰属する当期純利益170億円、ROE(自己資本当期純利益率)10%を設定しています。これらの目標達成を通じて、日本曹達は持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。