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テイカJP:4027
沿革
1919-12 | 過燐酸肥料製造の目的で帝国人造肥料株式会社を設立 |
1920-11 | 大阪工場を建設 |
1938-10 | 大阪工場においてルルギ式接触硫酸の製造開始 |
1942-04 | 社名を帝国化工株式会社と変更 |
1942-06 | 岡山工場を建設 |
1949-05 | 東京証券取引所へ株式上場 |
1951-04 | 岡山工場において酸化チタンの製造開始 |
1961-06 | 大阪工場において界面活性剤の製造開始 |
1964-02 | 大阪工場において精製硫酸設備完成、製造開始 |
1966-10 | 東京証券取引所第1部より第2部に指定替え |
1973-10 | 当社100%出資のテイカ倉庫株式会社(連結子会社)を設立 |
1981-10 | 大阪工場においてリン酸塩の製造開始 |
1983-11 | テイカ倉庫株式会社(連結子会社)は朝日商運株式会社(連結子会社)の株式を取得、出資比率は66%になる |
1984-06 | 当社100%出資のテイカ商事株式会社(連結子会社)を設立 |
1987-05 | 東京証券取引所市場第2部より市場第1部に指定替え |
1989-08 | 社名を現在のテイカ株式会社と変更 |
1996-01 | 酸化チタン関連の表面処理製品の製造開始 |
1997-04 | 当社100%出資のTFT株式会社(連結子会社)を設立 |
2001-10 | タイ・チョンブリにおいて当社100%出資のTAYCA(Thailand)Co.,Ltd.(連結子会社)を設立 |
2003-09 | テイカ倉庫株式会社(連結子会社)は朝日商運株式会社(連結子会社)の株式を取得、出資比率は100%になる |
2006-09 | 酸化チタン関連の表面処理製品の生産拡大のため岡山県赤磐市に熊山工場を建設、製造開始 |
2013-10 | 朝日商運株式会社は社名をテイカM&M株式会社(連結子会社)と変更 |
2014-02 | ベトナム・ドンナイにおいて当社100%出資のTAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.(連結子会社)を設立 |
2017-04 | 三信鉱工株式会社とセリサイト製品の販売を主目的とする合弁会社 ジャパンセリサイト株式会社(連結子会社)を設立 |
2018-01 | 圧電材料事業の拡大のため、TRS Technologies,Inc.(連結子会社)の全株式を取得 |
2022-01 | 大阪工場内に圧電単結晶材料の量産工場完成 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
テイカグループは、化学工業製品の製造と販売、圧電材料の製造と販売、および化学工業薬品の輸送と保管を主な事業としています。グループはテイカとその連結子会社8社で構成されています。
事業は大きく分けて「機能性材料事業」「電子材料・化成品事業」「その他」の3つのセグメントに分類されます。
機能性材料事業では、酸化チタン、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品などの製造と販売を行っています。これらの製品はテイカが製造し、テイカ商事株式会社が販売を担当しています。また、原材料の一部は子会社ジャパンセリサイト株式会社から購入しています。
電子材料・化成品事業では、圧電材料、導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料などの製造と販売、化学工業薬品の輸送と保管を行っています。テイカが製造し、テイカ商事株式会社およびTFT株式会社が販売を担当しています。海外では、TAYCA(Thailand)Co., Ltd.とTAYCA(VIETNAM)CO., LTD.が界面活性剤の製造と販売を、TRS Technologies, Inc.が圧電単結晶製品の製造と販売を行っています。
その他の事業としては、テイカ倉庫株式会社が製品の輸送と保管を、その子会社テイカM&M株式会社が工場設備のエンジニアリングと荷役請負業務を行っています。
これらの事業を通じて、テイカグループは化学工業分野で幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
テイカグループは、化学工業分野において、長期的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、新たな長期経営ビジョン「MOVING-10」と、それを実現するための4年間の中期経営計画「MOVING-10 STAGE1」を策定しました。この計画では、収益性の向上とポートフォリオのシフトに重点を置き、特に機能性化学品事業と電子材料分野での成長を目指しています。
同社は、化粧品原料や医療用圧電市場において、業界のトップメーカーを目指し、環境に優しい製品やグローバルニッチトップ製品の創出に注力しています。また、汎用製品の市場環境変化に応じた事業構造の変革や、グループシナジーの高め方にも取り組んでいます。
経営指標としては、2029年度に営業利益率15%以上、ROE12%以上を目指しています。さらに、ESGやSDGsへの取り組みを通じて、持続可能な社会価値の創出と高収益の実現を目指しています。
新中期経営計画「MOVING-10 STAGE1」では、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復と、更なる飛躍を目指しています。機能性化学品および電子材料事業の拡大、環境エネルギー分野の育成、新素材の創出、業務効率化の推進、人財育成の推進、SDGs経営推進による企業価値向上が活動のポイントです。
テイカグループは、これらの戦略を通じて、化学の力で感動の素を創り、世界に夢と笑顔を届けることを目指しています。