テイカJP:4027

時価総額
¥291億
PER
11.6倍
化学工業製品や圧電材料の製造・販売、化学工業薬品の輸送・保管を手がける企業。

事業内容

テイカは、化学工業製品や圧電材料の製造・販売を主な事業としています。また、化学工業薬品の輸送や保管も手がけています。テイカグループは、テイカとその連結子会社8社で構成されています。

テイカの事業は、いくつかのセグメントに分かれています。まず、機能性材料事業では、酸化チタンや微粒子酸化亜鉛、表面処理製品などを製造・販売しています。これらの製品は、テイカと子会社のテイカ商事が販売を担当しています。

電子材料・化成品事業では、圧電材料や導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料などを製造・販売しています。これらの製品は、テイカと子会社のテイカ商事、TFTが販売しています。また、子会社のTAYCA(Thailand)やTAYCA(Vietnam)は、界面活性剤の製造・販売を行っています。

その他の事業として、子会社のテイカ倉庫は、テイカ製品の輸送・保管を担当しています。また、その子会社であるテイカM&Mは、テイカの工場設備のエンジニアリングや荷役請負業務を行っています。

経営方針

テイカは、化学の力で世界に夢と笑顔を届けることを理念に掲げています。同社の経営方針は、全員参加の経営、社会貢献、企業価値の増大、地球環境との調和、コンプライアンスの徹底、情報の開示を重視しています。これにより、持続可能な成長を目指しています。

テイカは、2019年に創立100周年を迎え、次の100年に向けた長期経営ビジョン「MOVING-10」を策定しました。2024年からは、このビジョンに基づく3ヶ年の中期経営計画「MOVING-10 STAGE2」を推進しています。成長事業である化粧品原料や電子材料分野の拡大、新規事業の創出を目指しています。

同社は、ライフサイエンス分野で化粧品原料の総合メーカー、医療用圧電市場のトップメーカーを目指しています。また、環境エネルギー分野では、環境に優しい製品の創出を進めています。ケミカル分野では、市場環境の変化に応じた事業構造の改革を行っています。

テイカは、ESG(環境・社会・ガバナンス)とSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを重視しています。持続的な社会価値と高収益を創出するため、これらの課題に積極的に取り組み、事業活動を通じて貢献しています。

中期経営計画「MOVING-10 STAGE2」では、営業利益率の回復や競争優位事業への投資を進めています。また、資本効率経営や人的資本の拡充、CO2削減を目指しています。これにより、企業価値の向上を図っています。

テイカは、2029年度に営業利益率15%以上、ROE12%以上を目指しています。これに向けて、技術開発や事業基盤の強化を進め、スピード感を持って技術要素の進化を図っています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。