多木化学 (4025) 株価

時価総額
¥400.6億
PER
13.3倍
肥料・化学品・建材などの多角事業を展開する有力企業。水処理薬剤、機能性材料、石こうボードなどを製造・販売。25年1月に洛東化成工業を株式取得により子会社化。不動産・運輸事業も手がける。

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事業内容

多木化学は、肥料製造を起源とする化学メーカーとして、農業から建材まで幅広い事業を展開している総合化学会社です。同社は創業以来培ってきた化学技術を活かし、肥料や水処理薬剤、機能性材料といった化学製品の製造・販売を主力事業としています。グループ全体では子会社15社、関連会社4社を擁し、多角的な事業運営を行っています。

同社の収益構造は、アグリ事業と化学品事業を中核として、建材や石油販売、不動産賃貸など多様な収益源で構成されています。農業分野では肥料や農業関連資材を農家や農業事業者に提供し、化学品分野では水処理薬剤や機能性材料を産業用途向けに販売しています。また、2025年1月には洛東化成工業を子会社化し、化学品事業の強化を図っています。

同社の事業セグメントは6つに分かれており、アグリ事業では肥料製造・販売と農業関連資材の販売を手がけています。化学品事業では水処理薬剤と機能性材料の製造・販売を行い、建材事業では子会社の多木建材が石こうボードを製造・販売しています。その他、石油販売事業、不動産賃貸事業、海上・陸上輸送を担う運輸事業も展開し、安定した事業ポートフォリオを構築しています。

経営方針

多木化学は「中期経営計画2028」において、2028年度に連結売上高440億円、連結営業利益35億円、ROE7.0%以上という経営目標を掲げています。同社は2027年度に売上高419億77百万円、営業利益31億63百万円、ROE8.1%を達成しており、計画を順調に進展させています。この成長戦略は「環境、社会、地域に配慮した持続可能な事業戦略の実践」を掲げる「長期ビジョン2050」に基づいており、成長投資と資本政策の両立を図りながら企業価値向上を目指しています。

重点投資分野では、成長事業への積極的投資を通じた事業拡大に注力しています。特にライフサイエンス分野においてメディカル材料やコラーゲン材料の展開を推進し、品質・機能向上により差別化を図っています。機能性材料では顧客ニーズや技術動向を踏まえたアルミニウム化合物やナノ材料の開発・拡販に取り組んでいます。また、完全人工栽培に成功した「バカマツタケ」の事業化も進めており、バイオテクノロジー分野での新たな収益源創出を目指しています。

新市場開拓では、洛東化成工業の株式56.3%を取得し子会社化を実現しました。この買収により、アグリ事業におけるバイオスティミュラント分野や化学品事業の環境配慮型水処理薬剤の開発において事業シナジーの発揮が期待されています。水処理薬剤事業では生産能力増強により増販を推進し、気候変動による水質変化に対応した新薬剤の開発も進めています。アグリ事業では国内需要縮小に対応するため、農業関連の周辺領域開拓により事業拡大を図っています。

技術革新への取り組みでは、「サステナビリティビジョン2030」に基づく環境配慮型製品の開発を重点課題としています。水処理薬剤分野では、当社が開発した超高塩基度ポリ塩化アルミニウムの市場浸透を進めており、環境負荷低減の観点から需要拡大が見込まれています。新事業・新商品創出では自社開発に加えて産官学連携やM&A、海外進出も積極的に検討し、イノベーションの創出を多面的に推進しています。温室効果ガス削減をはじめとする気候変動対応やDXの推進も技術革新の重要な柱として位置付けています。

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