クリーマJP:4017

時価総額
¥17.1億
PER
25.7倍
クリエイターエンパワーメント事業を展開し、CtoCハンドメイドマーケットプレイス「Creema」や「HandMade In Japan Fes’」などのイベントを運営する企業。

事業内容

クリーマは、クリエイターエンパワーメント事業を中心に展開しており、国内外の子会社を含む3社で構成されています。この事業は、クリエイターとユーザーがオンラインで直接オリジナル作品を売買できるCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を運営しています。

クリーマは、2013年以降、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’」や「Creema YAMABIKO FES」といった大型イベントを開催しています。これにより、クリエイターにさらなる活躍の場を提供し、ユーザーがリアルの場で作品に触れる機会を創出しています。

クリーマのマーケットプレイス「Creema」では、クリエイターが作品を出品し、ユーザーが購入する際に決済の仲介を行います。クリエイターは掲示板を通じてユーザーと直接コミュニケーションを取ることができ、ファンを構築し活動を広げることが可能です。

クリーマは、海外展開として中国語版「Creema」をリリースし、台湾に子会社を設立しました。これにより、日本のクリエイターが台湾・香港のユーザーに作品を出品できるようになり、越境取引をサポートしています。

クリーマは、ネットショップ開設サービス「InFRAME」をリリースし、「Creema」との連携を可能にしました。これにより、クリエイターは作品を一括登録し、在庫情報を自動連携することで、販売管理の手間を削減し、創造的な活動に集中できます。

クリーマは、プラットフォームを活用して出店クリエイターや企業、地方公共団体のマーケティング支援を行っています。広告サービスや「作品プロモーション」機能を提供し、クリエイターが作品を広く認知してもらう機会を提供しています。

クリーマは、クリエイターとユーザーをリアルの場で結びつけるクラフトイベントを展開しています。「HandMade In Japan Fes’」や「Creema YAMABIKO FES」などのイベントを通じて、クリエイター支援やPR活動を行っています。

クリーマは、新サービスとして「Creema SPRINGS」と「FANTIST」を提供しています。「Creema SPRINGS」はクラウドファンディングサービスで、「FANTIST」はレッスン動画を販売する動画プラットフォームです。これにより、クリエイターの多様なニーズに応えています。

経営方針

クリーマは、クリエイターエンパワーメント事業を中心に、独自の成長戦略を推進しています。主力のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を基盤に、クリエイターとユーザーの数を安定的に拡大し、広告やイベント、クラウドファンディングなどの周辺領域でも収益を拡大するモデルを構築しています。

同社は、マーケットプレイスサービスの品質向上を最優先とし、ストック収益とプラットフォーム基盤の強化に注力しています。また、蓄積した資産を活用し、新サービス群にもリソースを投下することで、シナジーを生かした事業の多角化を推進しています。

クリーマは、2026年2月期に向けて、マーケットプレイスサービスの再成長を最優先課題とし、「ギフト市場」への参入や取扱カテゴリーの拡張を進めています。また、Web広告の効率改善を図り、新たなマーケティング手法の確立を目指しています。

さらに、成長が著しい「Creema SPRINGS」、「FANTIST」、「InFRAME」への積極的な投資を継続し、組織拡大や機能開発を通じて、これらのサービスの競争力を強化しています。これにより、クリエイターの活動を多角的に支援しています。

クリーマは、M&Aを活用して新たな成長機会を創出し、クリエイターエンパワーメント事業のさらなる拡張を図っています。これにより、持続可能かつ非連続的な成長基盤の構築を目指し、経営資源の最適配分と市場環境の変化に柔軟に対応しています。