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クリーマJP:4017
沿革
年 月 |
変 遷 の 内 容 |
2009年3月 |
東京都渋谷区渋谷にて多世代型コミュニティマンション事業を行う赤丸ホールディングス株式会社(現当社)〔資本金9,000千円〕を設立 |
2010年5月 |
ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」をリリースし販売を開始 |
2010年12月 |
初のリアルイベントとなる「HandMade In Japan AWARD by Creema」をドイツのベルリンにて開催 |
2013年7月 |
日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes'」をスタート(以降本書提出日までに、東京で12回開催) |
2014年3月 |
ルミネ新宿2に常設エディトリアルショップである「Creema Store 新宿」をオープン |
2014年6月 |
株式会社クリーマに商号変更 |
2014年12月 |
西日本最大級のハンドメイドイベント「Creema Craft Party」をスタート(以降本書提出日までに、大阪、台北で計7回の開催) |
2016年5月 |
台湾台北市に子会社 可利瑪股份有限公司を設立 |
2016年7月 |
「Creema」中国語版の提供開始により香港・台湾事業をスタート |
2016年10月 |
Creemaのプラットフォームを活用したPR支援業務として、法人向けに外部広告サービスの提供を開始 |
2017年8月 |
新潟県糸魚川市「匠の里創生事業」とクリエイター支援における連携を皮切りに、地方創生領域にも進出 |
2017年9月 |
地方創生を目的として全国各地で市を開く「Creema Craft Caravan」をスタート |
2017年11月 |
クリエイター向けに「スピード振込サービス」の提供を開始し、会員サービスをスタート |
2018年9月 |
クリエイター向けに「作品プロモーション」機能をリリースし、内部広告サービスの提供を開始 |
2019年5月 |
東京都港区に本社移転 |
2020年6月 |
クリエイターの創造的な活動を支援する「Creema SPRINGS」をリリースし、クラウドファンディングサービスの提供を開始 |
2020年8月 |
タレントの千秋氏が創業したハンドメイド関連サービス「ハローサーカス」をM&Aにより事業譲受 |
2020年11月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2021年4月 |
人気アーティストのレッスン動画プラットフォームを運営する「株式会社FANTIST」をM&Aにより買収 |
2021年11月 |
音楽とクラフトの野外フェスティバル「Creema YAMABIKO FES」を静岡県御殿場市で初開催 |
事業内容
クリーマは、クリエイターエンパワーメント事業を核として展開している企業で、国内外に子会社を持ち、クリエイターとユーザーがオンラインで直接オリジナル作品を売買できるCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を運営しています。2010年のサービス開始以来、約25万人のクリエイターが参加し、高品質な作品を提供しています。同社は、クリエイターが自身の作品を出品し、ユーザーが購入する際に、決済の仲介を行い、販売手数料を差し引いた残金をクリエイターに入金するビジネスモデルを採用しています。
また、クリーマは大型イベントの開催やエディトリアルショップの運営を通じて、クリエイターに活躍の場を提供し、ユーザーがリアルの場で作品に触れられる機会を創出しています。特に「HandMade In Japan Fes’」は、日本最大級のクリエイターの祭典として知られ、数万人の来場者を動員しています。さらに、海外展開として、中国語版「Creema」をリリースし、台湾や香港のユーザーにもサービスを提供しています。
プラットフォームサービスとしては、マーケティング支援や広告サービスを提供し、クリエイターの作品プロモーションを支援しています。これにより、クリエイターは自身の作品を効果的に多くのユーザーに認知させることが可能となり、売上増に貢献しています。
クリーマは、クリエイターの支援に注力し、高品質なコミュニティの構築と独自性・競争優位性を確立しています。これらの取り組みにより、クリエイターとユーザーの間で新しい巨大経済圏を確立し、日本のクラフト文化の創造と牽引に貢献しています。
経営方針
クリーマは、クリエイターエンパワーメント事業を核に据え、クリエイターとユーザーが直接オリジナル作品を売買できるハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営を通じて、クリエイターの活動を多角的に支援しています。同社は、クリエイターの創造的な活動を応援するクラウドファンディングサービスや、レッスン動画を販売するプラットフォームなど、様々なサービスを展開し、クリーマ経済圏の確立とクラフトカルチャーの醸成に力を注いでいます。
経営戦略として、同社はマーケットプレイスサービスの品質向上とプラットフォーム基盤の強化に優先的にリソースを投下し、得た資産を活用して新サービス群にもリソースを投下することで、収益の多角化を図っています。また、登録作品数、アプリダウンロード数、流通総額を経営上の目標達成の客観的な指標としています。
日本のハンドメイドマーケット市場は高い成長率を維持しており、クリーマは市場の成長を牽引するリーダーとしての地位を強化しています。同社は、プラットフォームとしての価値の高まりを収益向上につなげ、サービスの潜在市場規模を拡大しています。
今後もクリーマは、サービス認知度の底上げや新サービスのリリース、デジタルマーケティング領域への投資、UI/UX改善、セキュリティ対策の強化などを通じて、マーケットプレイスサービス・プラットフォームサービスの流通・売上を拡大させるとともに、「Creema経済圏」をさらに拡大していく方針です。これらの施策を連携させ、ユーザー価値の最大化と市場の拡大に取り組んでいます。