- 日本企業
- ペイクラウドホールディングス
ペイクラウドホールディングスJP:4015
沿革
2006年8月 |
キャッシュレスサービス事業を目的として、東京都品川区において株式会社レピカ(資本金1,000万円)を設立、「レピカシステム(現 point+plus)」サービスを開始 |
2007年4月 |
本社を東京都港区に移転 |
2007年12月 |
メッセージングサービス事業「repicaメールソリューション(現 araraメッセージングソリューション)」の提供開始 |
2008年9月 |
プライバシーマーク認証取得(登録番号第10823049(06)号) |
2010年10月 |
AR事業(注1)を目的とし、完全子会社としてアララ株式会社を設立 |
2012年1月 |
開発技術力の強化を目的とし、株式会社VARCHAR(現 株式会社SYSTEM CONCIERGE)の株式51%を取得し、子会社化 |
2013年8月 |
株式会社VARCHAR(現 株式会社SYSTEM CONCIERGE)の株式49%を取得し、完全子会社化 |
2013年10月 |
KLab株式会社よりメール配信システム「ACCELMAIL」とデータセキュリティサービス事業である個人情報検出ソフト「P-Pointer」の事業譲渡を受け、当社で提供を開始 |
2014年11月 |
キャッシュレスサービス事業の推進を目的とし、株式会社デンソーウェーブと協業契約を締結 |
2016年4月 |
完全子会社のアララ株式会社を吸収合併し、商号を株式会社レピカからアララ株式会社に変更 |
2018年4月 |
株式会社VARCHAR(現 株式会社SYSTEM CONCIERGE)の全株式を売却し、非子会社化 |
2020年9月 |
キャッシュレスサービス事業におけるチャージバックシステム(注2)の顧客店舗等への提供を目的として東芝テック株式会社と業務提携契約締結 |
2020年11月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2021年8月 |
株式会社バリューデザインの株式33%を取得し、持分法適用関連会社化 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行 |
2022年6月 |
株式会社バリューデザインを株式交換により完全子会社化 |
2023年1月 |
キャッシュレスサービス事業を会社分割により、当社の連結子会社である株式会社バリューデザインへ承継 |
2023年4月 |
株式会社CARTA HOLDINGSと資本業務提携契約を締結 |
2023年10月 |
ソリューション事業の分社化を目的にアララ分割準備株式会社を設立 |
事業内容
ペイクラウドホールディングスとそのグループ企業は、多岐にわたる事業を展開しています。主に、キャッシュレスサービス事業とソリューション事業の2つのセグメントに分かれており、それぞれが独自のサービスを提供しています。
キャッシュレスサービス事業では、「アララキャッシュレス」と「バリューカードサービス」を中心に、地域密着型のスーパーマーケットや飲食店などを顧客としています。これらのサービスを通じて、店舗や企業が自社ブランドの電子マネーやポイントシステムを構築できるよう支援しています。また、顧客がエンドユーザーと効果的にコミュニケーションを取れるよう、メッセージングサービスやチャージバックシステムの開発も行っています。
ソリューション事業では、高速メール配信サービス「アララメッセージ」や個人情報検出・管理ソリューション「P-Pointerシリーズ」、さらにはAR技術を活用したサービス「ARAPPLI」などを提供しています。これらのサービスは、運輸業、金融機関、情報通信業、地方公共団体など、様々な業界の顧客に対して、情報配信やデジタルマーケティングのニーズに応える形で展開されています。
ペイクラウドホールディングスグループは、これらの事業を通じて、顧客との契約が継続する限り安定的に収益を獲得できるリカーリングビジネスモデルを確立しています。また、サービス提供方法には、直接販売、代理店経由、サービス連携パートナー経由の3つのルートがあり、顧客ニーズに応じた柔軟な対応を可能としています。
経営方針
ペイクラウドホールディングスは、「アイディアとテクノロジーで世界をもっとハッピーに」というミッションのもと、社会的課題の解決を目指しています。同社グループは、ソリューション事業を安定成長の基盤とし、キャッシュレスサービス事業を通じて中長期的な収益拡大を図る戦略を採用しています。リカーリングビジネスモデルを最重要戦略と位置付け、継続的な売上を確保しています。
同社は、パブリッククラウドサーバを活用したデータ処理能力の向上や、多種多様なAPIの開発、受発注システムの開発、デジタルマーケティングサービス領域での新サービス開発など、リカーリングビジネスの拡大を目指しています。これらの開発計画を推進し、小規模な個店から大規模顧客まで即日サービス提供が可能となることで、業績の拡大を図っています。
中期経営計画では、「独自Payを第4のキャッシュレス決済手段にする」という長期事業Valueを掲げ、特にキャッシュレスサービス事業に経営資源を集中し拡大を図っています。また、経営環境として、キャッシュレスサービス事業に関連する国内プリペイド決済市場の成長や、キャッシュレス決済比率の向上が見込まれており、これらの市場環境を背景に収益拡大を目指しています。
ペイクラウドホールディングスは、技術開発と市場ニーズの両方に注力し、安定した成長と将来の収益拡大を目指す成長戦略を推進しています。