- 日本企業
- 勤次郎
勤次郎 (4013) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
勤次郎は企業の人事労務管理を支援するソフトウェアとクラウドサービスを提供している会社です。同社の主力サービスは「Universal 勤次郎」で、就業管理、人事管理、給与管理、健康管理を一体化したシステムを展開しています。働き方改革と健康経営の実現により、企業の労働生産性向上を支援することを事業の核としています。
同社の顧客は中堅・大企業から従業員100名以下の中小企業まで幅広く、5,000を超す企業・団体への導入実績があります。収益構造は主にクラウドサービスの月額料金とオンプレミス製品の販売で構成され、特にクラウド事業では継続的な収益(リカーリングレベニュー)を重視しています。販売チャネルは直販とパートナー販売の両方を活用し、解約率は0.21%程度と低水準を維持しています。
事業セグメントはHRM事業と不動産賃貸事業に分かれており、HRM事業がさらにクラウド事業とオンプレミス事業に細分化されています。クラウド事業では「Universal 勤次郎」と「JOBEE」の2製品を中心に、プライベートクラウドや認証連携サービスも提供しています。オンプレミス事業では従来型のパッケージソフトと保守サポートサービスを展開し、両事業とも安定した継続収益の確保を実現しています。
経営方針
勤次郎は人事労務管理(HRM)分野で持続的成長を目指すため、クラウド事業を成長ドライバーとしたリカーリングレベニューの拡大を基本戦略としています。同社は売上高営業利益率、クラウドサービスの契約ライセンス数、解約率を主要な経営指標として掲げ、顧客満足度の向上を通じて解約率の低減と収益性の高い成長を追求しています。現在の解約率は0.21%程度と業界でも非常に低い水準を維持しており、安定した収益基盤を築いています。
重点投資分野では、主力製品「Universal 勤次郎 健康管理」の機能強化に注力し、働き方改革と健康管理の統合ソリューションとして差別化を図っています。同社は働き方改革と健康管理から得られるビッグデータの分析にAI技術を活用し、統合データサービスやクラウドフロントサービスといった新製品・サービスの開発を進めています。これにより顧客単価(ARPU)の向上を目指すとともに、オンプレミス契約顧客のクラウド移管とプレミアムサポートによる収益拡大も推進しています。
新市場開拓では、従来の企業向け事業(BtoB)に加えて、コンシューマビジネス(BtoC)での収益拡大を戦略の柱に据えています。個人の健康管理を支援するサービスの開発を進め、企業の健康経営支援から個人のヘルスケア領域まで事業範囲の拡大を計画しています。また、HRMソリューションから得られる就業データと健康データを総合的に分析・活用し、顧客企業の健康経営の高度化に貢献する付加価値の高いサービス提供を目指しています。
技術革新への取り組みでは、自社設備によるクラウドサービスの品質向上とセキュリティ強化を重視しています。同社は継続的な開発投資を通じてHRMソリューションの機能・品質向上とクラウド事業基盤の進化を推進し、早期回収と収益貢献を見込んだ戦略的な投資を実行しています。人材確保と育成も重要課題として位置づけ、「勤次郎元気プロジェクト」や「勤次郎チャレンジ制度」を通じて従業員のワーク・エンゲイジメント向上と労働生産性の向上を図っています。