アクシスJP:4012

時価総額
¥64.1億
PER
システムインテグレーション事業では、金融機関や公共機関向けの業務アプリケーション開発、インフラシステム構築を提供。ITサービス事業では、フリートマネジメントサービス「KITARO」、セキュリティ診断、デジタルコンサルティングなどを手掛ける。

沿革

1991年6月

東京都品川区大井にコンピュータシステムに関する開発・販売・調査・研究・コンサルテーション・運営管理を目的として株式会社アクシス(資本金2,500千円)を設立

1992年8月

資本金を7,500千円に増資

1994年8月

資本金を10,000千円に増資

1997年9月

本社を東京都品川区東五反田に移転

1997年10月

一般労働者派遣事業許可を取得

1998年4月

本社を東京都港区芝浦に移転

2002年6月

資本金を50,000千円に増資

2005年3月

本社を東京都港区芝に移転

2006年1月

沖縄県宜野湾市に沖縄支店を新設

2006年1月

株式会社アイティーソリューションの株式を取得し子会社化

2007年12月

プライバシーマークの認証を取得

2010年3月

情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC27001」の認証を本社(営業本部、ビジネスサービス本部)で取得

2012年6月

AXIS ITSolution Singapore PTE. LTD.(現 非連結子会社)をシンガポールに設立

2014年11月

株式会社テクノスクエアと資本業務提携

2015年6月

宮城県仙台市青葉区に仙台支店を新設

2016年6月

本社を東京都港区西新橋に移転

2016年11月

情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC27001」の認証を株式会社テクノスクエア(現 福岡支店)で取得

2017年3月

福岡県福岡市博多区に福岡支店を新設

2017年4月

株式会社テクノスクエアを吸収合併

2017年4月

有料職業紹介事業許可を取得

2017年7月

株式会社アイティーソリューションからシステムインテグレーション事業を譲受け、同社を解散

2017年12月

大阪府大阪市西区に大阪事業所(現 大阪支店)を新設

2018年10月

株式会社オークネットから吸収分割により承継したクラウドサービス事業を開始

2020年9月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2021年4月

株式会社ヒューマンソフトの全株式を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズから東京証券取引所グロース市場に移行

2022年9月

東京証券取引所スタンダード市場に上場市場を変更

2023年1月

株式会社ヒューマンソフトを吸収合併

2023年9月

沖縄支店を沖縄県浦添市に移転

事業内容

アクシスとそのグループ会社は、システムインテグレーション事業とITサービス事業の2つの主要なセグメントで事業を展開しています。システムインテグレーション事業では、金融機関、公共機関、一般事業会社を対象に、業務アプリケーションの設計開発やインフラシステムの構築などを手掛けています。特に金融業界向けには、デリバティブ取引や外貨資金繰りなどの市場系システム、債権管理やリスク管理などのシステム開発に強みを持ち、官公庁や電力、航空関連分野でもサービスを提供しています。

ITサービス事業では、クラウドサービス、セキュリティサービス、デジタルコンサルティングサービスを提供しています。クラウドサービスでは、「KITARO」というフリートマネジメントサービスを展開し、車両の位置情報や走行距離をリアルタイムで把握することが可能です。セキュリティサービスでは、Webサイトの脆弱性診断や標的型メール訓練サービスなどを通じて、企業のセキュリティ強化を支援しています。デジタルコンサルティングサービスでは、DXに関する課題解決を目指し、クラウドサービスの導入支援やデジタル人材育成などを行っています。

アクシスグループは、金融業務の専門性や環境変化に適応する柔軟性、大手顧客との継続取引による安定性を特徴としています。これらの強みを活かし、システムインテグレーション事業とITサービス事業の両軸で、顧客のデジタル化推進や業務効率化を支援しています。

経営方針

アクシスは、システムインテグレーション事業とITサービス事業を軸に、金融機関や公共機関、一般事業会社への幅広いサービス提供を行っています。同社は、デジタル社会の進化に伴い、成長性の高い技術とサービスの提供に注力しています。特に、ITに対する期待の変化と増大に応えるため、システムインテグレーション事業の主軸を成長領域へシフトし、クラウドサービスなどのITサービス事業の拡大を図っています。

中期経営計画「Vision2027」において、アクシスは三つの主要な方針を掲げています。第一に、進化するデジタル社会で求められる高い成長性を持つ技術とサービスを提供すること。第二に、生産性の高い事業構築を目指し、高収益企業へと成長すること。第三に、社会への還元と課題解決に努め、存在価値の高い企業となることです。

これらの方針の下、アクシスはデジタル技術の進展に対応するため、システムインテグレーション事業におけるITコンサル領域の拡大や、ITサービス事業におけるサービス品質の向上による顧客開拓を進めています。また、社会貢献を通じたCSR活動の継続や、サステナブルな社会実現への取り組みも重視しています。

経営戦略の実行にあたり、アクシスは事業戦略の推進、経営基盤の強化、投資戦略の実施、サステナビリティの推進、株主還元の実施を着実に進めています。これらの取り組みを通じて、アクシスは持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。