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すららネット (3998) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
すららネットは、オンラインで使える学習教材「すらら」を中心とした教育事業を展開している会社です。同社の主力製品は、小学生から高校生を対象にしたAI機能付きの学習教材で、一人ひとりの理解度に合わせて学習内容が調整される仕組みを持っています。国語、算数・数学、英語、理科、社会、情報といった主要教科をカバーし、アニメーションキャラクターと一緒に楽しく学べる特徴があります。
同社の顧客は大きく分けて3つあり、学習塾や学校などの教育機関、そして個人の学習者です。収益は主に月額のサービス利用料と生徒一人当たりのID利用料から得ており、2025年12月時点で3,278校、約26万8千IDの利用実績を持っています。学習塾向けには教材提供だけでなく、塾経営のノウハウ提供や独立開業支援なども行っており、顧客との関係を深める取り組みを進めています。
事業は大きく3つのセグメントに分かれており、売上の9割以上を占めるメイン事業がeラーニング事業です。その他に、教育関連のシステム開発を受託する受託開発事業と、スマートフォンアプリの開発・販売を手がけるアプリ開発事業があります。海外展開にも注力しており、スリランカやインドネシア、エジプトなどで現地語版の教材を提供しています。
経営方針
すららネットは「教育に変革を、子どもたちに生きる力を」の企業理念のもと、教育格差の根絶を目指しています。同社の成長戦略は、従来の学年別学習とは異なる「無学年式」のICT教材を武器に、低学力層を含む幅広い生徒に対応できる独自性を活かした事業展開が核となります。不登校児童生徒が35万人を超える中で、多様な学習スタイルに対応できる個別最適化された教材への需要が高まっており、この社会的ニーズを捉えた事業拡大を進めています。
重点投資分野では、コンテンツの大幅な拡充と最先端技術の活用に力を入れています。従来の主要5科目に加えて「情報Ⅰ」や「科学と人間生活」を新たにリリースし、プログラミング実習環境も整備しました。さらに探究教材として「Surala Satellyzer」「Surala My Story」を展開し、変化の激しい現代社会への対応力を養う新分野にも参入しています。生成AIの登場で競争が激化する中、ビッグデータとAIの活用により他社との差別化を図る方針です。
新市場開拓では、国内外での事業機会拡大を積極的に推進しています。国内では、外国にルーツを持つ児童生徒の増加や日本語学習需要の高まりを受けて、日本語教育分野への進出を強化しています。海外展開も重要な成長戦略の柱として、現地語版教材の開発と提供を通じて新興国市場での事業基盤構築を目指しています。また、学習塾向けの教材提供だけでなく、塾経営ノウハウの提供や独立開業支援なども手がけ、顧客との関係を深める包括的なサービス展開を進めています。
技術革新への取り組みでは、2025年から設計段階でセキュリティを考慮した次世代システム基盤の構築を計画しており、これにより法令・規制への対応力強化とサービスの信頼性向上を図ります。同時に社内での生成AI活用とDX化を推進し、生産性向上とより付加価値の高いサービス提供を目指しています。優秀な人材の採用・育成にも注力し、営業部門のコンサルティング能力向上や開発体制の強化を通じて、持続的な競争優位性の確立を進める戦略です。