イノベーションJP:3970

時価総額
¥26.6億
PER
13倍
法人営業の効率化を目指し、オンラインメディア事業「ITトレンド」やITソリューション事業「List Finder」、金融プラットフォーム事業、VCファンド事業を展開。

事業内容

イノベーションは、法人営業の効率化を目指し、インターネットを活用した事業を展開しています。同社は、法人営業のプロセスを「認知⇒見込み顧客情報入手⇒見込み顧客育成⇒提案・クロージング⇒アップセル・クロスセル」の5つの領域に分け、これらを効率化するためのサービスを提供しています。

イノベーションの事業は主に「オンラインメディア事業」と「ITソリューション事業」に分かれています。オンラインメディア事業では、法人向けIT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」やBtoB動画プラットフォーム「bizplay」を運営し、企業のマーケティング活動を支援しています。

「ITトレンド」は、企業が自社のIT製品やサービスを掲載し、ユーザーがそれを比較検討できるプラットフォームです。ユーザーは無料で資料請求が可能で、企業は見込み顧客情報を成果報酬型で入手できます。これにより、効率的な営業活動が可能となります。

ITソリューション事業では、マーケティングオートメーションツール「List Finder」や「SHANON MARKETING PLATFORM」を提供しています。これらのツールは、見込み顧客の発掘・育成から営業部門への引き渡しまでを一貫して支援し、法人営業の効率化を図ります。

「List Finder」は、Webサイト訪問企業の可視化や行動分析、メール配信機能を備え、リード育成を効率化します。「SHANON MARKETING PLATFORM」は、より高度な機能を持ち、大規模なキャンペーン管理やセミナー運営支援に強みを持っています。

さらに、イノベーションは「金融プラットフォーム事業」と「VCファンド事業」も展開しています。金融プラットフォーム事業では、金融商品仲介業やM&A仲介業務を行い、VCファンド事業ではベンチャー企業への投資を通じてリターンを追求しています。

これらの事業を通じて、イノベーションは法人営業の新しいスタイルを創造し、企業の売上利益の向上に貢献しています。各事業セグメントは、顧客のニーズに応じた最適なサービスを提供することを目指しています。

経営方針

イノベーションは、「働くを変える」をミッションに掲げ、法人営業の効率化を目指しています。同社は、営業、マーケティング、テクノロジーのノウハウを活用し、法人営業の新しいスタイルを創造することを目指しています。既存事業の拡大とともに、事業内容の多様化と収益基盤の拡大を推進しています。

同社は、売上高、EBITDA、営業利益率を重要な指標とし、中長期的な企業価値の向上を目指しています。2025年には、株式会社シャノンとの資本業務提携を通じ、ITソリューション領域でのシナジー創出を図ります。これにより、価値提供力の強化や単年度黒字化を目指しています。

オンラインメディア事業では、デジタルトランスフォーメーション(DX)や生成AIの活用が進む中、企業の業務効率化ニーズに応えています。金融プラットフォーム事業では、新NISA制度を契機に資産運用ニーズの高まりを追い風に、業容拡大を図っています。

ITソリューション事業では、マーケティングオートメーション市場の成長に対応し、「List Finder」や「SHANON MARKETING PLATFORM」を活用しています。これにより、幅広い顧客ニーズに対応し、事業シナジーの最大化を図っています。

金融プラットフォーム事業では、デジタル化によるマーケティングの拡大を見据え、子会社を核にITプラットフォーム化を進めています。VCファンド事業では、新しいビジネスシーズやテクノロジーとの融合を図り、オープンイノベーションを推進しています。

イノベーションは、インターネット業界の変化に迅速に対応し、事業内容の多様化や新規事業による収益基盤の拡大を目指しています。技術革新や顧客ニーズの変化に対応し、デジタル情報の有効活用を進めています。

同社は、認知度の向上や開発力の強化、人材の確保と育成に注力しています。システムの安定性を確保し、内部管理体制の強化を図ることで、企業価値の拡大を目指しています。グループ会社間の連携を強化し、顧客の課題解決に貢献するサービスの価値向上を図っています。