セグエグループJP:3968

時価総額
¥177.7億
PER
27.4倍
ITインフラとネットワークセキュリティ製品の輸入・販売、自社開発ソフトウェアの提供、ITシステムの設計・構築、保守・サポートサービス、セキュリティ対策、情報システム支援、技術者派遣など。

沿革

1995年4月

ネットワーク・システムインテグレーション(注1)を事業目的として、ジェイズ・コミュニケーション株式会社を大阪市淀川区に資本金1,000万円で設立

1999年10月

Firewall/VPNアプライアンス(注2)を提供するNetScreen Technologies, Inc.(米国)(注3)のセキュリティ製品の輸入販売を開始

2001年4月

東京営業所を東京都中央区茅場町に開設

2001年5月

ネットワーク及びセキュリティシステムのサポート会社として、株式会社イーサポート(現 当社連結子会社)を設立

2002年4月

本社を現在地の大阪市淀川区西中島に移転

2002年10月

NetScreen Technologies, Inc.(米国)と代理店契約を締結

2003年11月

東京営業所を東京本社に名称変更するとともに東京都中央区新川に移転

2004年10月

一般労働者派遣事業許可を取得

2004年12月

一般建設業許可(電気通信工事業)を取得

2005年3月

名古屋営業所を名古屋市中区錦に開設

2009年1月

大阪センターを大阪市淀川区西中島に開設

エンジニア派遣サービスを開始

2010年2月

大阪本社の技術力強化を目的として、株式会社芝通より大阪事業所を事業譲受

2010年6月

東京本社を現在地の東京都中央区新川に移転

2012年7月

Wi-Fiソリューションを提供するRuckus Wireless, Inc.(米国)(注4)と代理店契約を締結

2012年11月

エンジニア派遣サービスの提供を目的として、ジェイシーテクノロジー株式会社(現 当社連結子会社)を設立

2012年12月

ITシステム(主に音声系)の構築サービスの提供等を目的として、ジェイズ・テレコムシステム株式会社(現 当社連結子会社)を設立

2013年6月

販売パートナーの増加等を目的として、エムワイ・ワークステーション株式会社を完全子会社化

2014年12月

単独株式移転により、セグエグループ株式会社を東京都中央区新川に設立

現物分配により、ジェイズ・テレコムシステム株式会社、株式会社イーサポート、ジェイシーテクノロジー株式会社を子会社化

ジェイズ・コミュニケーション株式会社の福岡営業所を福岡市博多区下川端町に開設

2015年1月

ジェイズ・コミュニケーション株式会社がエムワイ・ワークステーション株式会社を吸収合併

2015年5月

株式会社イーサポートをジェイズ・ソリューション株式会社に社名変更

2016年1月

ジェイズ・コミュニケーション株式会社が自社開発インターネット分離ソリューション「SCVX」の販売を開始

2016年12月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2017年9月

ジェイズ・コミュニケーション株式会社が「SCVX」に関連する「アプリケーション利用システム」の特許を取得

2018年4月

開発力強化を目的に、ファルコンシステムコンサルティング株式会社を子会社化

2018年12月

東京証券取引所市場第二部に市場変更

2019年3月

九州地区を中心に営業力・技術サポートを強化するため、ジェイズ・コミュニケーション株式会社が株式会社アステムを子会社化

2019年6月

東京証券取引所市場第一部に指定

2020年3月

ジェイズ・コミュニケーション株式会社が自社開発情報漏えい対策ソリューション「RevoWorks Desktop」の販売を開始

2020年8月

「SCVX」を「RevoWorks」ブランドへ統合

2022年1月

ジェイズ・コミュニケーション株式会社がファルコンシステムコンサルティング株式会社及び株式会社アステムを吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行

2022年11月

株式会社レオンテクノロジー同社代表の守井浩司氏らとの共同出資により、セキュリティサービス提供に特化したセグエセキュリティ株式会社を設立

2022年12月

ASEANでの事業展開のため、タイ王国のISS Resolution Limitedを子会社化

2023年1月

グループ組織再編として、吸収分割によりジェイズ・コミュニケーション株式会社のシステムインテグレーション事業の一部をジェイシーテクノロジー株式会社に承継

ジェイシーテクノロジー株式会社をジェイズ・テクノロジー株式会社に社名変更

事業内容

セグエグループは、純粋持株会社であるセグエグループ株式会社とその連結子会社7社で構成されています。同社グループは「ITソリューション事業」を展開し、ITインフラ及びネットワークセキュリティ製品に関する設計、販売、構築、運用、保守サービスを一貫して提供しています。この事業は「ソリューションプロダクト事業」と「ソリューションサービス事業」に区分されます。

ソリューションプロダクト事業では、セキュリティ製品及びITインフラ製品の輸入・販売を行っています。これには、米国をはじめとする海外メーカーからの輸入や国内代理店からの調達が含まれ、販売パートナーを通じて国内の顧客に提供されます。主要製品には、Firewall/VPN、UTM、次世代Firewall、WAF、マルウェア対策製品などがあります。また、自社開発製品として、テレワークソリューション「RevoWorks」シリーズや認証ソリューション「WisePoint」シリーズを開発・販売しています。

ソリューションサービス事業では、ITシステムの設計・構築サービス、保守・メンテナンスサービス、ヘルプデスクサービスを提供しています。これらのサービスは、販売パートナーを通じてエンドユーザーに提供され、安定した運用や障害の早期解決を支援します。さらに、セキュリティリスクのアセスメントやセキュリティ診断、従業員教育、インシデント発生時の対応など、セキュリティに関するワンストップサービスも展開しています。

また、情報システム業務のトータル支援サービス「Kaetec」を提供し、ITシステム全般のコンサルティングからノンコア業務のアウトソーシングまで幅広く対応しています。その他、ITインフラ分野の技術者派遣やシステムの運用・監視サービスも行っており、提供した製品の利用などに付随するストック型ビジネスを展開しています。

経営方針

セグエグループは、IT技術を駆使して価値を創造し、お客様と共に成長を続けることを理念に掲げています。同社は、ITインフラ及びネットワークセキュリティ製品の設計、販売、構築、運用、保守サービスを一貫して提供するITソリューション事業を展開しており、ソリューションプロダクト事業とソリューションサービス事業に区分されます。

経営指標として、売上高、営業利益、当期純利益を重視し、2024年12月期には売上高170億円、営業利益12億円、親会社株主に帰属する当期純利益8億円を目標としています。これを達成するため、技術者の採用数を倍増させるなどの人材確保・育成、新規商材の検討、自社製品の開発、新規サービスの提供、ストック収入の積上げ、海外進出の検討など、多角的な取り組みを強化しています。

また、IT業界の技術進歩やトレンドの変化、新型コロナウイルスの感染拡大によるデジタルトランスフォーメーションの加速、サイバー攻撃の高度化・複雑化など、経営環境の変化に対応するため、セキュリティ分野にフォーカスし、最新の技術トレンドや顧客ニーズを捉えた新規商材の取扱いやセキュリティ製品及びサービスの開発を進めています。

さらに、事業の拡大を加速させるために、独自の技術を有する企業やビジネスの発展加速が図れる企業とのM&Aや業務・資本提携を進め、グループ各社の事業の整理、リソースの再配置を実行し、グループ全体の最適化とシナジー効果の獲得を目指しています。また、コンプライアンスの徹底及び内部統制の継続的な強化にも取り組んでいます。