キャピタル・アセット・プランニングJP:3965株価

時価総額
¥48.6億
PER
12.5倍
金融機関向けシステム開発の有力企業。フロントエンド、バックオフィス、API型計算ライブラリ、生成AI搭載の資産管理プラットフォームを展開。1990年4月設立、台湾SoftBIとのIFA向け共同開発を実施。日本中心に銀行・証券・保険向けに展開。

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事業内容

キャピタル・アセット・プランニングは、金融リテール向けに業務プロセスを効率化するシステムを開発・提供しています。同社は保険や投資商品の販売支援を行うフロント系システムや、契約管理などのバックオフィスをクラウド化するソリューション、さらに生成AIを使った提案自動作成ツールなどを手掛けています。

主要顧客は銀行、生命保険会社、証券会社、金融商品仲介業者、会計事務所などで、受託開発、システムの使用許諾・保守運用、コンサルティングで収益を得ています。加えて、税務や相続などの計算機能を接続サービスとして提供し、定額や従量制の使用料でストック型収入を確保しています。

同社の事業はシステム開発を中心とした単一セグメントに集約され、主な製品ラインは四つあります。営業担当者や顧客が使う提案・販売支援のフロント系、契約管理などのバックオフィスのクラウド化、相続・税務・キャッシュフロー等を計算するライブラリの接続提供、そして統合資産管理プラットフォームやマルチクライアントのファミリーオフィスと教育・研修サービスです。

経営方針

同社は2025年9月期から2027年9月期を対象とする中期経営計画を掲げ、売上高・営業利益・ROEの継続的な拡大を目指しています。具体的には、受託開発に偏重した収益構造を改め、使用許諾料や保守運用などのストック収入を強化して利益率を高めることを基本方針としています。2024年6月に設立した100%子会社Wealth Engineや、2025年7月に設立した台湾のSoftBI社との合弁会社Trust Engineなどの組織整備を通じ、2027年までに事業基盤の安定化と収益構造の転換を図ることを目指しています。

重点投資分野は、税務管理と資産管理を統合するプラットフォーム開発と、金融リテール向け業務プロセスのクラウド化です。フロント側の提案・販売支援システム、バックオフィスの契約管理クラウド、相続・税務やキャッシュフロー計算を提供するライブラリ接続、統合資産管理プラットフォームといった既存の四つの製品ラインを核に、生成AIやAPIを活用した差別化機能を付加します。同社は保険数理や金融工学、税務といった業務知見を持つ点を強みとし、日本の制度や慣習に合わせたサービスで他社と差別化することを目指しています。

新市場の開拓では、銀行・証券・IFA(金融商品仲介業)・会計事務所といった既存顧客層の深耕に加え、東南アジア市場への進出を計画しています。マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムを進出候補国と位置づけ、業界ヒアリングや現地調査、SoftBIの顧客基盤を活用した分析を経て、まずはシステム開発受託を通じて市場参入を図る方針です。また、Wealth Engineを中心にマルチクライアントのファミリーオフィスサービスを展開し、国内外で資産運用と相続準備を一体的に提供する事業拡大を目指しています。

技術革新への取り組みとしては、生成AIを中核に据えた研究開発を推進しています。具体的には、東大発のスタートアップElith社との協業(2024年12月)で決算書読み取りシステムを共同開発した実績があり、これを含む生成AIを活用した提案自動作成や税務・相続計算の自動化を進める計画です。API化・クラウド化により他社システムとの接続性を高めるとともに、社内教育プログラム「CAPユニバーシティ」や採用強化で人的資本にも投資し、技術と業務知識を併せ持つ人材による迅速なサービス化を目指しています。