シルバーエッグ・テクノロジーJP:3961

時価総額
¥30億
PER
49.1倍
AI技術を活用したレコメンドエンジン「アイジェント」を中心に、リアルタイム・レコメンドサービスやレコメンドメールサービス「レコガゾウ」、レコメンド広告サービス「ホットビュー」、商品見込み顧客抽出サービス「プロスペクター」を提供。

沿革

1998年8月

シルバーエッグ・テクノロジー有限会社を大阪府吹田市に設立

1999年9月

シルバーエッグ・テクノロジー有限会社からマキシマ・ジャパン株式会社にレコメンデーションサービス事業を譲渡

1999年9月

シルバーエッグ・テクノロジー有限会社をシルバーエッグ・ホールディングス有限会社に商号変更

1999年9月

マキシマ・ジャパン株式会社をシルバーエッグ・テクノロジー株式会社(旧)に商号変更

2000年11月

レコメンドソフトウエア製品「アイジェント・ワンツーワン・サーバ」の提供開始

2003年3月

レコメンドサービス「アイジェントASPサービス」をリリース

2004年1月

シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(旧)からシルバーエッグ・ホールディングス有限会社にレコメンデーションサービス事業を譲渡

2004年1月

シルバーエッグ・ホールディングス有限会社からシルバーエッグ・テクノロジー株式会社(新)に改組

2005年11月

モバイルサイト向けレコメンドサービス「アイジェントASPサービス・モバイル版」をリリース

2006年4月

技術開発拠点の設立を目的に、オランダにSilver Egg Technology B.V.を合弁会社として設立

2008年3月

東京オフィスを東京都港区に開設

2008年3月

レコメンドサービス「アイジェントASPサービス・コールセンター版」をリリース

2009年5月

東京オフィスを東京都千代田区へ移転

2012年1月

オランダの関連会社Silver Egg Technology B.V.を100%子会社化(非連結)

2012年6月

レコメンド広告サービス「ホットビュー」をリリース

2012年12月

東京オフィスを東京都千代田区内で移転

2013年3月

「アイジェントASPサービス」を「アイジェント・レコメンダー」に名称変更

2013年7月

韓国に100%子会社Silver Egg Technology Korea(非連結)を設立

2014年8月

リアルタイム・レコメンドメールサービス「アイジェント・レコガゾウ」をリリース

2015年9月

韓国100%子会社Silver Egg Technology Korea(非連結)を清算

2015年12月

大阪本社を大阪府吹田市内で移転

2016年9月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2017年3月

AIマーケティング・プラットフォーム「アイジェント・7」をリリース

2017年8月

リアルタイム・レコメンドメールサービス「アイジェント・レコガゾウ」の特許を取得

2017年10月

東京オフィスを千代田区内で移転

2018年8月

AIマーケティングツール「プロスペクター」をリリース

2018年11月

香港に100%子会社Silver Egg Technology Asia Limited(非連結)を設立

2019年2月

香港子会社Silver Egg Technology Asia Limitedに増資し、非連結から連結子会社へ変更

2019年6月

オランダ100%子会社Silver Egg Technology B.V.(非連結)を清算

2021年6月

AIパーソナライゼーション・プラットフォーム「アイジェント・エックス」をリリース

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行

事業内容

シルバーエッグ・テクノロジーは、AI技術を基盤としたレコメンド技術とマーケティングサービスを提供する企業です。同社は、インターネットの普及とともに高まるオンラインマーケティングの重要性に対応し、顧客の満足度向上とリピート需要の喚起を目指しています。従来の人口統計に基づく分析から一歩進み、顧客の好みに合わせた個別のコンテンツ提供を可能にするレコメンデーションマーケティングを強化しています。

主力サービスは、リアルタイム解析とパーソナライズ・ターゲティングを特徴とするレコメンドエンジン「アイジェント」です。このエンジンは、顧客のウェブサイトやアプリ上での行動データを収集・分析し、個々のユーザーの好みに合った商品や情報をリアルタイムで提案します。これにより、ECサイト運営企業やウェブサービス企業など、オンラインで商品や情報を提供する企業が主な顧客となっています。

さらに、同社は「アイジェント・レコメンダー」をはじめとする複数のサービスを展開しています。このサービスは、リアルタイムでのレコメンドデータ生成やスケーラビリティへの対応、細やかな導入後サポートなど、多様なニーズに応える設計がされています。また、リアルタイム・レコメンドメールサービス「レコガゾウ」やレコメンド広告サービス「ホットビュー」、商品見込み顧客抽出サービス「プロスペクター」など、顧客企業のマーケティング活動を多角的に支援する製品群を提供しています。

これらのサービスは、成果報酬型やページビューベースの料金体系を採用しており、顧客企業が導入しやすい環境を整えています。シルバーエッグ・テクノロジーは、AI技術を駆使したレコメンドサービスを通じて、顧客企業のマーケティング活動を強力にサポートし、オンラインマーケティングの新たな可能性を切り開いています。

経営方針

シルバーエッグ・テクノロジーは、AIを活用したレコメンデーション技術を核として、デジタルマーケティングのパーソナライゼーションを追求する企業です。同社は、「未来から、今を選ぼう。」という企業目的のもと、ビッグデータ解析をリアルタイムで行うことで、顧客にとって有意義な技術やサービスの開発、及びコンサルティングサービスを提供し、共存共栄を目指しています。

中期経営計画において、シルバーエッグ・テクノロジーはレコメンデーション市場でのNo.1企業を目指し、EC市場における成長業種へのサービス提供、サービス提供する業種における専門性の追求、既存顧客への更なる価値提案による売上増加を重点戦略として掲げています。これらの戦略を通じて、営業収益と営業利益の成長を目指し、企業価値と株主価値の向上を図ることを目標としています。

また、同社は新規事業及び新商品開発による収益基盤の拡大、グローバル展開への対応、システムの安定性確保、技術革新への対応、人材の確保、内部管理体制の強化、情報セキュリティの強化など、経営上及び財務上の課題に対しても積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、シルバーエッグ・テクノロジーはデジタルマーケティング領域でのリーダーシップを確立し、持続可能な成長を目指しています。