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レンゴーJP:3941
事業内容
レンゴーは、複数の事業セグメントを持ち、幅広い製品とサービスを提供しています。まず、板紙・紙加工関連事業では、国内で板紙、段ボール、段ボール箱、クラフトパルプの製造・販売を行っています。これらの製品は、レンゴーペーパービジネス株式会社を通じて販売され、グループ内でも供給されています。
軟包装関連事業では、軟包装製品やセロファンの製造・販売を行っています。朋和産業株式会社やアールエム東セロ株式会社がこの分野で活動しており、レンゴーも販売を担当しています。これにより、食品や日用品の包装に適した製品を提供しています。
重包装関連事業では、日本マタイ株式会社が重包装製品の製造・販売を行っています。これらの製品は、工業用や農業用の大容量包装に利用され、耐久性と安全性が求められる分野で活躍しています。
海外関連事業では、レンゴーは国際的に板紙、段ボール、軟包装、重包装、不織布の製造・販売を展開しています。ビナクラフトペーパー社や大連聯合包装製品有限公司などがこの分野で活動し、グローバルな市場に対応しています。
その他の事業としては、不織布や紙器機械の製造・販売、運送事業、保険代理業、リース業、不動産業があります。レンゴー・ノンウーブン・プロダクツ株式会社や山田機械工業株式会社がこれらの分野で活動し、多様なニーズに応えています。
経営方針
レンゴーは、創業以来、段ボール産業のパイオニアとしての地位を築き、技術力を高めながら新しい需要を創造してきました。現在、同社は板紙から段ボールまでの一貫生産体制を基盤に、紙器や軟包装、重包装を含む多様なパッケージング・ソリューションを提供しています。高い倫理観と公正な経営姿勢を持ち、収益力の向上と企業価値の最大化を目指しています。
レンゴーは、製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外の6つのコア事業を中心に、幅広いソリューションを提供しています。特に、提案型の営業を通じて顧客満足度の向上を図り、持続的な成長を目指しています。製紙事業では、生産性向上とコスト削減に注力し、段ボール事業では営業力の強化を進めています。
中期経営計画「Vision120」では、「人本主義」と「Less is more.」を基礎に、事業の質的向上を図ります。2030年までに売上高1兆2,000億円、経常利益720億円、ROE 8.5%を目指しています。これにより、企業価値の向上と持続可能な成長を実現することを目指しています。
レンゴーは、環境問題への取り組みを強化し、環境負荷の低い製品の研究・開発を推進しています。また、コスト競争力の強化やグループ経営の強化を図り、海外事業の拡大と収益向上を目指しています。さらに、デジタル・トランスフォーメーションを推進し、業務の効率化と新たな付加価値の創造を進めています。