ソーシャルワイヤーJP:3929

時価総額
¥31.6億
PER
デジタルPR事業ではインフルエンサーPRサービス「Find Model」、リリース配信代行サービス「@Press」、クリッピングサービスを、シェアオフィス事業ではアジア主要都市でのシェアオフィス運営、クラウド翻訳サービス「TRANSMART」を展開。

沿革

2006年9月

未来予想株式会社(現:ソーシャルワイヤー株式会社)を東京都中央区日本橋に設立(資本金:13,000千円)

2006年11月

第三者割当増資実行(資本金:58,000千円)

2008年2月

第三者割当増資実行(資本金:88,000千円)

2008年2月

アットプレス株式会社を子会社化し、デジタルPR事業であるプレスリリース配信サービス「@Press」運営開始

2008年2月

株式会社アップステアーズを子会社化し、シェアオフィス事業であるレンタルオフィス「CROSSCOOP」運営開始

2008年8月

アットプレス株式会社及び株式会社アップステアーズを吸収合併

2008年10月

第三者割当増資実行(資本金:93,000千円)

2011年1月

SOCIALWIRE HOLDINGS PTE. LTD.(現連結子会社:SOCIALWIRE SINGAPORE PTE. LTD.)をシンガポールに設立

2011年6月

CROSSCOOPシンガポールをシンガポールに開設

2011年11月

CROSSCOOPジャカルタをインドネシア・ジャカルタ首都特別州に開設(フランチャイズ)

2012年1月

ソーシャルワイヤー株式会社に社名変更

2012年10月

デジタルPR事業であるクリッピングサービス「@クリッピング」運営開始

2012年11月

第三者割当増資実行(資本金:123,095千円)

2012年11月

CROSSCOOPデリーをインド・ハリヤーナー州に開設

2013年2月

CROSSCOOPホーチミンをベトナム・ホーチミン市に開設

2013年3月

CROSSCOOPマニラをフィリピン・マカティ市に開設

2014年1月

メディア・アイズ株式会社を子会社化し、クリッピングサービスを大幅に強化

2014年4月

メディア・アイズ株式会社を吸収合併

2014年4月

グループ組織変更のため、全孫会社を子会社化

2015年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2016年4月

Entrehub (Thailand) Co., Ltd.(現:Crosscoop (Thailand) Co., Ltd.)を子会社化し、CROSSCOOPバンコクをタイ・バンコク都に開設

2016年4月

トランスマート株式会社を子会社化し、クラウドソーシング翻訳「TRANSMART」運営開始

2018年3月

株式会社ネットスケットから事業を譲受し、イベント集客・運用「everevo(イベレボ)」運営開始

2018年5月

株式会社Find Modelを子会社化し、インフルエンサーPR「Find Model」運営開始

2020年4月

株式会社Find Modelを吸収合併

2020年5月

ミャンマー最大の美容メディア「YUYU Beauty」を事業譲受し、子会社YUYU BEAUTY Company Limitedを設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場へ移行

事業内容

ソーシャルワイヤーは、デジタルPR事業とシェアオフィス事業を主軸に展開する企業です。デジタルPR事業では、インフルエンサーPRサービス「Find Model」を通じて、Instagramを中心としたインフルエンサーマーケティングを提供しています。7,000人を超えるインフルエンサーとの直接的な連携を可能とし、多岐にわたる業界で11,000件以上の実績を誇ります。また、プレスリリースの配信代行サービス「@Press」やサブスクリプション型リリース配信サービス「NEWSCAST」を展開し、AI技術を活用したメディア選定で広報活動をサポートしています。さらに、新聞・雑誌・Web情報のクリッピングサービスや、取引先チェックサービス「RISK EYES」を提供し、企業の情報収集やリスク管理を支援しています。

シェアオフィス事業では、アジア主要都市においてシェアオフィス「クロスコープ」を運営。東京、横浜、仙台、福岡、シンガポールなど、ビジネスの中心地に位置するオフィスビルでサービスを提供しています。しかし、新型コロナウイルスの影響や事業戦略の見直しにより、一部拠点の撤退や事業の譲渡が行われています。また、クラウド翻訳サービス「TRANSMART」を通じて、専門性の高い翻訳者の選別や業務進行管理をクラウド上で実現し、官公庁や大企業などへの翻訳サービスを提供しています。このサービスでは、AI翻訳の提供も始め、多言語翻訳サービスの需要に応えています。

ソーシャルワイヤーは、デジタルPRとシェアオフィスの二つの柱を軸に、多様なニーズに応えるサービスを展開し、企業の情報発信や業務効率化を支援しています。

経営方針

ソーシャルワイヤーは、中長期的な企業価値向上を目指し、コーポレートビジョンを「全ての魅力にスポットライトが当たる社会へ」と定め、事業再編と財務体質の改善に注力しています。同社は、デジタルPR事業に経営資源を集中させることで、収益率の高い事業構成への転換を図っており、顧客価値を最優先したプロダクト開発・提供を通じて継続顧客数及び顧客単価の向上を目指しています。また、新規事業への中期的な投資育成による企業価値の向上も視野に入れています。

重要な経営戦略として、事業再編による財務体質の改善、成長戦略の実効性の確認、及び新規事業の展開が挙げられます。これらの施策により、持続的な事業成長と高収益化を目指しています。経営上の目標達成のためには、「営業利益」を最重要指標とし、「顧客数」と「顧客単価」を成長戦略の進捗状況を示す指標としています。

さらに、ソーシャルワイヤーは、デジタルPR事業における競争優位性の構築や周辺市場への進出を目指し、新規性のあるサービスを展開する計画です。これにより、財務体質の改善及び継続顧客数・顧客単価の向上による持続的な事業成長を実現し、中期的な高収益化及び企業価値の向上を目指しています。