ラクスJP:3923

時価総額
¥2838.7億
PER
92.5倍
クラウド事業では「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽販売」「Mail Dealer」「配配メール」等のサービスを展開。IT人材事業では、Webシステム開発、インフラ構築・運用、機械学習、品質管理の人材派遣を提供。

沿革

年月

概要

2000年11月

大阪市都島区都島南通に株式会社アイティーブーストを設立

2001年4月

ITエンジニアスクール事業開始

2001年4月

クラウド事業を開始(問い合わせメール共有・一元管理システム メールディーラーの販売を開始)

2001年5月

本店を大阪市都島区東野田町に移転

2002年5月

IT人材事業を開始

2003年4月

東京都新宿区西新宿に東京支店を開設

2004年4月

業容拡大に伴い、東京支店を東京本社に名称変更

2005年7月

エクスビット株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする

2006年5月

連結子会社 エクスビット株式会社を吸収合併

2006年8月

財団法人日本情報処理開発協会(現 一般財団法人日本情報経済社会推進協会)よりプライバシーマーク認証の取得

2010年1月

商号を株式会社アイティーブーストから株式会社ラクスに変更

2011年1月

東京本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転

2011年4月

米国カリフォルニア州サンフランシスコ市に100%子会社 American Rakus Inc.を設立

2011年8月

本店を大阪市北区西天満に移転

2012年8月

American Rakus Inc.をRignite Inc.に会社名を変更

2014年1月

名古屋営業所を開設

2014年5月

ベトナム国ホーチミン市に100%子会社 RAKUS Vietnam Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立

2014年5月

本店を大阪市北区梅田に移転

2014年7月

福岡営業所を開設

2015年1月

連結子会社 Rignite Inc.の全株式を売却

2015年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2018年2月

ブレインメール株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする

2018年3月

IT人材事業を分割吸収することを目的として100%子会社 株式会社ラクスパートナーズを設立

2018年4月

ブレインメール株式会社を株式会社ラクスライトクラウドに商号変更し、Xcart、Xform、レンタルサーバー事業を承継

2018年7月

IT人材事業を株式会社ラクスパートナーズに承継

2018年9月

本店を大阪市北区鶴野町に移転

2019年7月

業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷に東京第2オフィス(旧呼称:代々木事務所)を開設

2021年3月

東京証券取引所市場第一部に市場変更

2021年5月

業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷内に新たに東京本社を開設し、旧東京本社を東京第1オフィスに呼称変更

2021年7月

100%子会社 株式会社ラクスみらいを設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年10月

札幌営業所を開設

2023年1月

広島営業所を開設

2023年2月

連結子会社 株式会社ラクスライトクラウドのXform、レンタルサーバー事業を会社分割(吸収分割)し、NHNテコラス株式会社に承継

事業内容

ラクスは、ITサービスを通じて企業のデジタル化を推進し、企業成長と従業員の幸福に貢献することをミッションとしています。同社グループは、ラクス及び連結子会社3社で構成され、クラウド事業とIT人材事業の2つの主要セグメントで事業を展開しています。

クラウド事業では、経費精算システム「楽楽精算」、電子請求書発行システム「楽楽明細」、販売管理システム「楽楽販売」、メール共有・管理システム「Mail Dealer」、メールマーケティングサービス「配配メール」など、企業の業務効率化に貢献する多様なクラウドサービスを提供しています。これらのサービスは、直感的に操作できるユーザーインターフェースを目指し、開発からカスタマーサポートまで一貫してグループ内で行われています。

一方、IT人材事業では、Webシステム開発、インフラ構築・運用、機械学習、品質管理など、ITエンジニアに特化した人材派遣サービスを提供しています。同社は、創業時からのITエンジニアスクールで培った人材育成ノウハウを活用し、高品質なITエンジニアの育成と派遣に努めています。また、顧客企業のニーズに応じた最適な提案を行うため、エンジニアとのコミュニケーションを密に取り、サービスの付加価値化と稼働率の向上を実現しています。

ラクスは、これらの事業を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、業務効率化と成長を促進しています。

経営方針

ラクスは、ITサービスを通じて企業のデジタル化を推進し、企業成長と従業員の幸福に貢献することをミッションとしています。同社は、「応える」「育成する」「改善する」「偽らない」「進化する」という経営理念のもと、日本を代表する企業になることを長期ビジョンとして掲げています。経営戦略としては、成長を牽引する「楽楽精算」「楽楽明細」を含む「楽楽シリーズ」にリソースを集中し、その他のサービスについては利益貢献を重視しながら適切にリソースを配分することで、成長スピードの加速を目指しています。

情報通信サービス市場の拡大とともに、ラクスはクラウドサービス及びITエンジニア派遣サービスの需要増加を見込んでいます。同社は、成長サービスへの集中・強化、認知度の向上、営業力の強化、開発力の強化、マーケティングの強化、サービスラインナップの強化、人材の確保、システムの安定性の確保という8つの重点領域に注力しています。

中期経営計画では、売上高の年平均成長率(CAGR)を27%~30%に設定し、2026年3月期の当期純利益を100億円以上、純資産を200億円以上にすることを目標としています。これらの目標達成に向けて、ラクスは成長投資を強化し、売上高の拡大とともに、効率化を追求して高い営業利益率の実現を目指しています。