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ラクスJP:3923
事業内容
ラクスは、企業の成長を支援するために、ITサービスを提供しています。主にクラウド事業とIT人材事業の2つのセグメントで構成されています。クラウド事業では、企業の業務効率化を図るためのさまざまなクラウドサービスを提供しています。
クラウド事業には、経費精算システム「楽楽精算」、電子請求書発行システム「楽楽明細」、販売管理システム「楽楽販売」、勤怠管理システム「楽楽勤怠」、メール共有・管理システム「Mail Dealer」、メールマーケティングサービス「配配メール」などがあります。これらのサービスは、企業の業務効率化と高付加価値化に貢献しています。
IT人材事業では、ITエンジニアに特化した派遣サービスを提供しています。ラクスは、ITエンジニアスクールの人材育成ノウハウを活用し、エンジニアの品質向上を図っています。システム開発、インフラ構築・運用、機械学習、品質管理などの分野で顧客企業を支援しています。
ラクスのクラウドサービスは、直感的に操作できることを重視しており、システム開発やカスタマーサポートを一貫して行う体制を整えています。顧客の要望を反映し、操作性の改善や機能追加を行い、使いやすいサービスを提供しています。
IT人材事業では、エンジニアの特性を理解し、顧客企業のニーズに応じた最適な提案を行っています。これにより、サービスの高付加価値化と稼働率の向上を実現しています。ラクスは、ITサービスを通じて企業の成長と働く人々の幸せに貢献しています。
経営方針
ラクスは、ITサービスを通じて企業の成長を支援することをミッションとし、デジタル化を推進しています。ビジョンとして「日本を代表する企業になる」ことを掲げ、ユニークな思考と行動指針を持っています。具体的には、ゴールオリエンテッド、着実な継続、誠実な合理性、不確実性の排除を重視しています。
ラクスの成長戦略は、主力の「楽楽シリーズ」へのリソース集中にあります。特に「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽販売」などのサービスに注力し、競争力を高めています。その他のサービスについても、競争優位性と市場の成長性を考慮し、利益貢献を重視したリソース配分を行っています。
人材育成においては、社員が自律的に学び、成長できる環境を整備しています。リーダーシップや倫理観を兼ね備えた人材の育成を目指し、RLPを基盤とした評価制度を導入しています。また、柔軟な働き方を推進し、社員の多様な価値観に応じた制度設計を行っています。
ラクスは、環境保全や人権尊重、多様性の推進を経営の重要課題と位置づけています。これにより、持続的な経済発展への貢献を目指し、ステークホルダーとの協働を重視しています。また、情報セキュリティや個人情報保護にも注力し、信頼性の高いサービス提供を行っています。
中期経営計画では、売上の「ハイグロース」から「クオリティグロース」への移行を目指しています。2026年3月期までに売上高の年平均成長率31%~32%を達成し、純利益100億円以上を目標としています。これにより、EPSの持続的成長を実現する方針です。