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PCIホールディングスJP:3918
沿革
2005年4月 |
東京都千代田区神田須田町において株式会社M&S(資本金2,500万円)を設立 ITシステム開発、運用及びそれらに附帯する情報サービス事業を開始 |
6月 |
事業拡大及び安定化のために株式会社Y&Uの営業権を譲受 |
8月 |
SEサービス等人材派遣事業を営むアルファスタッフ株式会社(現株式会社りーふねっと)に資本参加し、50%超の株式を取得(出資比率51.6%) |
9月 |
ERPに係る導入コンサル事業を営む株式会社アイルネット(現株式会社りーふねっと)を株式交換により完全子会社化 |
2006年1月 |
金融機関向けパッケージソフトウェアの開発・販売を営むProfit Cube株式会社(東京都品川区)に資本参加し、50%超の株式を取得(出資比率50.6%) |
9月 |
アルファインフォメーションソリューション株式会社(旧商号アルファスタッフ株式会社、現株式会社りーふねっと)を株式交換により完全子会社化 |
10月 |
IT教育研修部門を株式会社アイルネット(現株式会社りーふねっと)へ譲渡 |
11月 |
システム開発事業及びビジネスサプライ事業等、業務ソリューション事業をアルファインフォメーションソリューション株式会社へ譲渡し、純粋持株会社へ移行 |
2007年4月 |
Profit Cube株式会社を株式交換により完全子会社化 |
本社を東京都品川区上大崎一丁目1番17号に移転 |
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商号をPCIホールディングス株式会社に変更 |
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7月 |
オープンソースソフトウェアを活用したITシステム開発を営むオープンソース・ジャパン株式会社(現株式会社りーふねっと)を株式交換により完全子会社化 |
2008年9月 |
完全子会社である株式会社アイルネットとオープンソース・ジャパン株式会社とを合併(新商号アイル・オープンソース株式会社) |
2010年1月 |
完全子会社であるアイル・オープンソース株式会社とアルファインフォメーションソリューション株式会社とを合併(新商号PCIアイオス株式会社) |
2012年9月 |
SEサービス事業の強化を目的として、PCIソリューションズ株式会社(資本金5,000万円)(現連結子会社)設立 |
2013年1月 |
プライバシーマークの認証取得 |
3月 |
Profit Cube株式会社のソリューション事業及びエンベデッド事業並びにそれらに附帯する業務(SEサービス事業)を吸収分割によりPCIソリューションズ株式会社に承継 |
4月 |
本社を東京都江東区南砂二丁目1番12号に移転 |
5月 |
Profit Cube株式会社の全株式を譲渡 |
2014年4月 |
PCIアイオス株式会社のテクニカルソリューション事業をPCIソリューションズ株式会社へ事業譲渡 |
7月 |
自動車販売店向けソリューションの提供を主力事業とするInspiration株式会社を株式交換により完全子会社化 |
2015年8月 |
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 |
2016年9月 |
東京証券取引所市場第一部へ市場変更 |
11月 |
半導体トータルソリューションの提供を主力事業とする株式会社シスウェーブの全株式を取得し、完全子会社化 |
2017年7月 |
メインフレームソフトウェアの販売及び保守業務を営む株式会社シー・エル・シーの全株式を取得し、完全子会社化 |
10月 |
Inspiration株式会社の全株式を譲渡 |
12月 |
インターネット関連事業及び通信事業を営む株式会社りーふねっとを株式交換により完全子会社化 |
2018年1月 |
本社を現在地に移転 |
6月 |
セキュリティ関連事業の強化を目的として、株式会社Blue Planet-worksとの合弁会社 Safer Connected World株式会社(資本金1,000万円)設立 |
9月 |
バイテックシステムエンジニアリング株式会社(現VSE株式会社)の株式を50%取得し、連結子会社化 |
10月 10月 |
PCIアイオス株式会社の一部事業を吸収分割によりPCIソリューションズ株式会社に承継 株式会社りーふねっとがPCIアイオス株式会社を吸収合併 |
2019年5月 |
株式会社インフィニテックの株式を75%取得し、連結子会社化 |
11月 |
株式会社シスウェーブの株式50%を譲渡(当社連結子会社) |
2020年1月 |
VSE株式会社が株式会社シスウェーブを吸収合併し、商号を株式会社プリバテックに変更 |
6月 |
Safer Connected World株式会社の株式を追加取得し、完全子会社化 |
10月 |
PCIソリューションズ株式会社のプロダクト販売事業の一部を株式会社シー・エル・シーに譲渡 |
10月 |
株式会社シー・エル・シーがSafer Connected World株式会社を吸収合併 |
2021年1月 |
組込みPC、コントローラー及び周辺機器の開発、設計、製造等のエンベデッドソリューション事業を営む株式会社ソードの全株式を取得し、完全子会社化 |
7月 |
株式会社インフィニテックの当社保有全株式を、株式会社プリバテックへ譲渡 |
10月 |
株式会社プリバテックが株式会社インフィニテックを吸収合併 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 |
10月 |
PCIソリューションズ株式会社が株式会社シー・エル・シーを吸収合併 |
2023年9月 |
株式会社りーふねっとの全株式を譲渡 |
10月 |
東京証券取引所スタンダード市場に移行 |
事業内容
PCIホールディングス株式会社とそのグループ企業は、純粋持株会社であるPCIホールディングスを中心に、情報サービス事業を展開する6つの連結子会社(その中には3つの孫会社が含まれる)で構成されています。同社グループは、ソフトウェアおよびハードウェアの開発、自社ソリューションの開発・保守、半導体のテスト・設計などを主な業務としています。
PCIホールディングスは、グループ経営戦略の策定、コーポレート・ガバナンスの構築、経営資源のグループ内での最適配分、およびグループ各社への経営全般に関する指導・管理を行っています。
同社グループの事業は大きく分けて3つのセグメントに分類されます。第一に、ITソリューション事業があり、これにはエンベデッドソリューションとビジネスソリューションが含まれます。エンベデッドソリューションでは、自動車や重機・建機などに不可欠な制御ソフトウェアの開発、情報家電や産業機器の制御ソフトウェア開発、特定機能を持つコンピュータシステムの開発などを行っています。ビジネスソリューションでは、金融・製造・流通などの分野でのソフトウェア開発、社会インフラ系ソフトウェアの開発、オープンソースソフトウェアを活用したITシステムの構築、パッケージソフトウェア製品を用いたソリューション提供などを手がけています。
第二のセグメントは、IoT/IoEソリューション事業で、同社グループの開発実績を背景に、IoT/IoE技術を基盤とした通信技術、組込み制御技術、アプリケーション技術などの強みを活かし、ソリューションの提案や顧客企業との共同開発を行っています。
最後に、半導体トータルソリューション事業があり、テスト、アナログ、画像処理をコアコンピタンスとして、LSI設計・テスト・FPGA、システム機器、ソフトウェア開発など、先進テクノロジーを用いた製品開発を提供しています。
経営方針
PCIホールディングスは、企業理念「お客様の満足を通じて全社員の幸せを追求し、社会の発展に貢献する」のもと、安定成長、ユーザーに適したソリューション提供、企業としての支持獲得、革新の推進、全ステークホルダー満足を目指す行動方針を掲げています。経営指標としては、収益の質向上を示すEBITDAマージン、資本効率性を示すROEとROIC、市場評価の指標であるPBRを重視し、2026年9月期にはROE15%以上、PBR2倍以上を目標に掲げています。
同社グループは、中期経営計画「PCI-VISION2026」を策定し、技術力の強化、コストマネジメントの徹底、人的資本投資の強化、サステナブルな成長、資本効率の極大化を基本戦略としています。特に、エンジニアリング事業、プロダクト/デバイス事業、ICTソリューション事業の3つのセグメントに注力し、それぞれの分野で競争力を高め、高付加価値のソリューション提供を目指しています。
また、長期ビジョン「PCI X-formation 2032」では、ITの可能性を追求し、安心・安全・豊かな社会の実現に貢献することを目標に掲げています。これを実現するために、モビリティ関連のソフトウェア開発、クラウドサービスを組み合わせたサービスインテグレーション、環境に配慮したハードウェア開発に注力し、企業ブランドの確立を目指します。さらに、総合技術コンサルティング企業への進化を目指し、高い価値のITソリューションを提供することで、社会をワクワクさせる企業集団を目指しています。