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テラスカイJP:3915
事業内容
テラスカイは、クラウドソリューションと製品事業を展開する企業です。クラウドソリューション事業では、Salesforceを中心にクラウドコンサルティング、クラウドインテグレーション、クラウドERPのサービスを提供しています。特にSalesforceに特化したクラウドインテグレーションは、同社の主要な事業として位置づけられています。
製品事業では、SaaSベンダーとして「SkyVisualEditor」や「mitoco X」などのクラウドサービスを開発・提供しています。「SkyVisualEditor」は、Salesforceの画面をプログラムレスでデザインできるツールで、ユーザーの利便性を高めています。「mitoco X」は、複数のクラウド間でのデータ連携を簡単に行えるサービスです。
テラスカイの子会社も多岐にわたる事業を展開しています。株式会社BeeXは、SAPのクラウドマイグレーションを手がけ、AWSを活用したITシステムの企画支援を行っています。株式会社スカイ365は、クラウドに特化したMSPサービスを提供し、企業のクラウド運用をサポートしています。
また、テラスカイは、Salesforceのライセンス販売や、LINE公式アカウントとの連携サービス「OMLINE」の開発・提供も行っています。これにより、企業のマーケティングやカスタマーサービスの効率化を支援しています。テラスカイは、クラウド市場の拡大に伴い、国内外での事業展開を強化しています。
経営方針
テラスカイは、成長戦略として「信頼されるパートナーへ」を掲げ、安定的な高成長、品質の向上、成長分野へのチャレンジを推進しています。特にクラウド関連市場の可能性に早くから注目し、Salesforceの導入において国内トップクラスの実績を誇ります。
同社は、クラウド市場の急拡大に対応するため、優秀な人材の確保を最重要課題としています。特にSalesforce関連の技術力向上を目指し、資格取得者への報奨金制度を導入するなど、積極的な施策を展開しています。
Salesforce市場への依存度が高いテラスカイは、中長期的にはAWS事業やデータ活用コンサルティング、ERP事業など新規事業の拡大を図っています。これにより、Salesforce以外のクラウドサービス関連売上の増加を目指しています。
グローバル展開も視野に入れ、アジア地域での市場拡大を進めています。特にタイに法人を設立し、クラウド市場の成長が期待される地域での事業展開を強化しています。
安定した収益基盤の強化も重要視しており、クラウドライセンス販売や製品事業、保守サービスの強化を進めています。これにより、安定した収益を見込める体制を構築しようとしています。
経営管理体制の強化にも注力し、市場動向や顧客ニーズの変化に迅速かつ柔軟に対応できる組織運営を目指しています。内部統制の強化や法令遵守の徹底を通じて、企業価値の継続的な向上を図っています。