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エムケイシステムJP:3910
事業内容
エムケイシステムは、株式会社ビジネスネットコーポレーションと共に、社労夢事業とCuBe事業の2つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、社会保険労務士事務所や一般法人向けの業務支援ソフトウェアの提供を中心に行われています。
社労夢事業では、社会保険や労働保険、給与計算などの手続きをサポートするソフトウェアをASP方式で提供しています。この事業は「クラウドサービス」、「システム商品販売」、「その他サービス」の3つに分かれています。クラウドサービスには、社労夢ベーシックプランや社労夢ハウスプランなどがあります。
CuBe事業は、大手企業の人事総務部門向けに業務プロセスの効率化を図るためのシステムを提供しています。受託開発パターンメイドとして「人財CuBe」や「就業CuBe」などがあり、クラウドサービスとしては「GooooN」が提供されています。これらの製品は、企業の人事業務を効率化し、コミュニケーションを円滑にすることを目的としています。
経営方針
エムケイシステムは、「人にやさしいシステムの提供で社会に貢献する」という経営理念を掲げています。この理念のもと、同社は人事労務領域における総合サービスの提供を目指し、業務効率化と生産性向上を推進しています。特に、社労士事務所や企業の人事担当者を対象に、年末調整や経費精算、人材育成分野へのサービス拡充を図っています。
同社は、ウィズコロナ時代の働き方改革に対応するため、IT投資の重要性が増す中で、クラウドサービスの導入を推進しています。クラウドへの移行は、セキュリティやコスト、業務効率化の観点から企業にとって大きなメリットがあり、今後も市場の拡大が見込まれます。エムケイシステムは、この流れを捉え、事業規模の拡大と収益性の向上を目指しています。
中長期的なビジョンとして、安定的成長モデルの構築を掲げるエムケイシステムは、連結売上高と営業利益率の向上を重要な経営指標としています。また、企業価値と株主価値のバランスを図るため、自己資本利益率(ROE)も重視しています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。
具体的な取り組みとして、エムケイシステムはソフトウェアへの投資を拡大し、製品の安定供給を図っています。また、ロイヤルカスタマー戦略を推進し、法人市場でのシェア拡大を目指しています。さらに、コスト競争力と利益成長力の強化を通じて資本収益効率の向上を図り、人的資本強化のための投資を拡大することで、生産性向上を実現しています。