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エムケイシステムJP:3910
沿革
1989年2月 |
大阪市天王寺区に株式会社エムケイ情報システムを資本金5,000千円で設立、商工業者団体向けの会員管理システム、会計システム、労働保険事務組合システム、給与計算並びに年末調整システムの販売を開始。 |
1990年10月 |
福岡オフィスを福岡市博多区に開設。 |
1992年11月 |
商号を株式会社エムケイ情報システムから、株式会社エムケイシステムに変更。 |
1993年4月 |
福岡オフィスを福岡市博多区から中央区に移転。 |
1994年10月 |
関東営業所を埼玉県浦和市(現 さいたま市)に開設。 |
2001年2月 |
関東営業所を東京都新宿区に移転し、事務所名を東京オフィスに変更。 |
2002年9月 |
本社を大阪市中央区から北区の大阪府社会保険労務士会館に移転。 |
名古屋オフィスを名古屋市中区に開設。 |
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2006年10月 |
社会保険労務士事務所向け「社労夢ハウス(現 社労夢ハウスプラン)」のASPサービスを開始。 |
2007年12月 |
SaaS(注)方式に対応した「ネットde社労夢(現 社労夢ベーシックプラン)」の販売を開始。 |
2008年11月 |
二戸開発センターを岩手県二戸市に開設。 |
2009年1月 |
経済産業省中小企業活性基盤整備事業J-SaaSに「SaaS de 社労夢J」が採択。 |
2011年7月 |
プライバシーマーク認証取得。 |
2014年4月 |
東京オフィスを東京都新宿区から港区に移転。 |
2014年6月 |
一般事業会社向け「社労夢CompanyEdition」のASPサービスを開始。 |
2015年1月 |
本社を大阪市北区中崎西に移転。 |
2015年3月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2015年10月 |
マイナンバー管理システム「マイナde社労夢(現 マイナボックス)」のサービスを開始。 |
2016年10月 |
株式会社ビジネスネットコーポレーション及び株式会社ビジネスネットアシストを子会社化し、CuBe事業を開始。 |
2018年1月 |
連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションが株式会社ビジネスネットアシストを吸収合併。 |
2018年4月 |
連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションにて「人財CuBeクラウド」のASPサービスを開始。商品名を「GooooN」に変更。 |
2018年4月 |
執行役員制度を導入。 |
2019年2月 |
東京オフィスを東京都港区から文京区に移転。 |
2019年4月 |
クラウド人事労務システム「DirectHR」のサービスを開始。 |
2019年9月 |
「社会保険労務士法人SCS」と相互業務支援契約を締結。 |
2019年12月 |
「新社労夢」(Shalom)V5.0 フルリニューアル。 |
2020年1月 |
連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションとの会社分割により、松山開発センターにおけるシステム開発事業を承継。松山開発センターを愛媛県松山市に開設。 |
2020年3月 |
連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションの「年末調整CuBeクラウド(現 eNen)」事業を譲受。 |
2020年7月 |
クラウドシステム「Cloud Pocket」のサービスを開始。 |
2021年3月 |
社労夢公式RPA「ShaRobo」のサービスを開始。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴い東証スタンダード市場へ移行 |
事業内容
エムケイシステムとそのグループ企業である株式会社ビジネスネットコーポレーションは、主に2つの事業セグメント、社労夢事業とCuBe事業を展開しています。
社労夢事業では、社会保険労務士事務所や労働保険事務組合、一般法人を対象に、社会保険や労働保険、給与計算などの手続きをサポートする業務支援ソフトウェアをASP方式で提供しています。この事業は、「クラウドサービス」、「システム商品販売」、「その他サービス」の3つに分類され、主要なサービスには社労夢ベーシックプラン、社労夢ハウスプラン、社労夢ライトプラン、ネットde事務組合、社労夢CompanyEditionなどがあります。また、システムに付随する商品や端末機器の販売、社会保険労務士や一般法人の人事総務部門に対する運用サービスも提供しています。
一方、CuBe事業では、大手企業の人事総務部門向けに業務プロセスの効率化を目的としたカスタマイズ可能なフロントシステムの受託開発と、中小企業向けのクラウドサービスを提供しています。受託開発パターンメイドには人財CuBe、就業CuBe、申請CuBe、精算CuBeがあり、クラウドサービスとしてはGooooNが提供されています。これらのサービスは、人事評価や人財育成、勤怠管理、経費精算などの業務を効率化し、内部統制への対応も実現しています。
エムケイシステムグループは、これらの事業を通じて、企業の人事総務業務の効率化とコンプライアンス強化を支援しています。
経営方針
エムケイシステムは、社会に貢献する「人にやさしいシステム」の提供を経営理念としています。この理念の下、同社は人事労務領域における総合サービスの提供を目指し、社労士や人事担当者だけでなく、企業従業員やその家族にも利益をもたらすシステムの開発に注力しています。特に、社会保障や人材育成に貢献するシステムを通じて、社会基盤の支援を目指しています。
ウィズコロナ時代や働き方改革の推進を背景に、IT投資への関心が高まる中、エムケイシステムはクラウドサービスへの移行を促進し、セキュリティやコスト削減、業務効率化の観点から企業にメリットを提供しています。同社は、安定的な成長モデルの構築を中長期ビジョンとし、事業規模の拡大と収益性の向上を重要な課題と位置づけています。連結売上高と連結売上高営業利益率の向上に努めるとともに、自己資本利益率(ROE)の向上にも注力しています。
具体的な取り組みとして、ソフトウェアへの投資拡大、ロイヤルカスタマー戦略の推進、法人市場のシェア拡大、サービスビジネスの成長、コスト競争力と利益成長力の強化、人的資本強化への投資拡大などが挙げられます。これらの施策を通じて、エムケイシステムはより多くの顧客に、より長期間にわたってサービスを提供し、企業価値と株主価値のバランスを図りながら、安定的に事業を推進していく方針です。