gumiJP:3903

時価総額
¥150.9億
PER
122.7倍
モバイルオンラインゲーム事業では、国内外でゲームの開発・運用を展開、メタバース事業ではブロックチェーンやXR技術を用いたサービスや投資を行う。

沿革

2007年6月

東京都渋谷区にアットムービー・パイレーツ株式会社を設立。

2008年7月

株式会社gumiに商号変更、本社を東京都目黒区に移転。

2008年8月

ソーシャル・ネットワーキング・サービス「gumi」のオープン化を実施。

2009年8月

株式会社ミクシィが運営する「mixi」へモバイルオンラインゲームの提供を開始。

2009年9月

本社を東京都中野区に移転。

2010年4月

株式会社ディー・エヌ・エーが運営する「Mobage」へモバイルオンラインゲームの提供を開始。

2010年5月

本社を東京都新宿区に移転。

2010年6月

グリー株式会社が運営する「GREE」へモバイルオンラインゲームの提供を開始。

2011年9月

福岡オフィスを福岡県福岡市に設置。

2011年11月

「gumi」プラットフォームサービスを終了。外部プラットフォーム向けコンテンツ提供に特化。

2012年2月

本社を東京都新宿区(現在地)に移転。

2012年4月

海外における開発体制強化のため、gumi Asia Pte. Ltd.(シンガポール)及びgumi America,Inc.(米国)を設立。

2012年6月

投資事業開始のため、株式会社gumi ventures(東京都新宿区)を設立。

2012年7月

海外への投資拠点としてgumi Investment Limited(英国領)を設立。

2013年3月

開発体制強化のため、株式会社gumi venturesが株式会社エイリム(東京都新宿区)を設立。

2013年7月

株式会社エイリムが「ブレイブ フロンティア(日本語版)」をリリース。

2013年11月

「ブレイブ フロンティア(英語版)」をリリース。

2013年12月

株式会社エイリムを子会社化。

2014年4月

アジア圏における開発体制強化のため、台灣谷米數位科技有限公司(台湾)を設立。

2014年9月

東京にgumi ventures2号投資事業有限責任組合を組成。

2014年10月

「ファントム オブ キル」をリリース。

2014年12月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2015年10月

株式会社エイリムを完全子会社化。

「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)」をリリース。

2015年12月

Tokyo VR Startups株式会社(現Tokyo XR Startups株式会社)を設立。

2016年1月

「誰ガ為のアルケミスト(日本語版)」をリリース。

2016年2月

海外XR市場への投資を目的としたベンチャーキャピタルファンド「VR FUND,L.P.」に出資。

共同事業者として運営に参画。

2016年4月

「クリスタル オブ リユニオン」をリリース。

2016年6月

「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(海外言語版)」をリリース。

2017年6月

簡易新設分割による分社化を行い、株式会社gumi VR(現株式会社gumi X Reality)を設立。

2017年10月

株式会社FgG(東京都新宿区)を設立。

2017年11月

「誰ガ為のアルケミスト(海外言語版)」をリリース。

東京にgumi ventures3号投資事業有限責任組合を組成。

2018年2月

連結子会社である株式会社gumi venturesを通じ合同会社gumi Cryptos(現合同会社gumi Cryptos Capital)を設立し、gumi Cryptos匿名組合を組成。ブロックチェーン領域への投資を開始。

2018年4月

株式会社グラムス(東京都新宿区)を設立。

2018年5月

ブロックチェーン事業への参入を決定。

2019年5月

株式会社gumi Cryptosを設立。

2019年7月

当社、株式会社gumi ventures及び株式会社gumi X Realityが保有するブロックチェーンに係る事業を吸収分割の手法により株式会社gumi Cryptosに承継。

2019年10月

株式会社gumi X studio(現株式会社gC Games)を設立。

2019年11月

「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(日本語版)」をリリース。

株式会社gumi X Realityが保有するXRコンテンツ開発に係る資産等を吸収分割の手法により株式会社gumi X studioに承継。

2020年3月

「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(海外言語版)」をリリース。

2020年7月

コーポレートガバナンスの一層の強化を図るべく、監査等委員会設置会社に移行。

2021年8月

「乃木坂的フラクタル」をリリース。

2021年9月

gumi Cryptos Capital Fund IIを組成。

2021年10月

「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫」をリリース。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年6月

ブロックチェーン領域に係る投資活動の更なる強化を図るべく、gC Incubation Pte. Ltd.(シンガポール)を設立、並びにDecima Fund, LPの組成を決定。

ブロックチェーンゲームの開発及び配信を主たる目的としたgC Games Pte. Ltd.(現gC Games Singapore Pte. Ltd.)(シンガポール)を設立。

2022年12月

SBIホールディングス株式会社及び株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスと資本業務提携契約を締結。

2023年3月

ファンド投資を除くブロックチェーン等事業全般を管掌する新会社として株式会社gC Labsを設立。

事業内容

gumiは、主にモバイルオンラインゲーム事業とメタバース事業の二つのセグメントで事業を展開しています。

モバイルオンラインゲーム事業では、独自の開発や協業・業務委託を通じてモバイルオンラインゲームの開発・運用を行っています。このセグメントには、国内では株式会社エイリム、株式会社FgG、株式会社グラムスが、海外ではgumi Asia Pte. Ltd.や台灣谷米數位科技有限公司が位置づけられています。これらの企業は、国内外でのゲーム開発・運用を通じて、ユーザーに高品質なエンターテインメントを提供しています。

メタバース事業では、ブロックチェーンやXR(VR、AR、MR等)に関連するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ及びサービスの開発、並びにこれらの分野への投資を行っています。国内では株式会社gumi X Reality、株式会社gumi Cryptos、株式会社gC Labs、Tokyo XR Startups株式会社が、海外ではgumi America, Inc.やgC Games Pte. Ltd.(現gC Games Singapore Pte. Ltd.)などがこのセグメントに含まれます。これらの企業は、最先端技術を駆使した新しい体験の提供や、ブロックチェーン技術を活用したサービス開発に取り組んでいます。

gumiは、これらの事業を通じて、国内外で多様なデジタルエンターテインメントの提供を目指しています。

経営方針

gumiは、モバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン等事業を中心に展開しており、2024年4月期からこれらを報告セグメントとしています。同社は、企業理念「Wow the World!」のもと、革新的な試みに挑戦し続ける姿勢「One Step Beyond」を大切にしています。経営指標としては、ROEに加え、売上高、営業利益、経常利益、税引前当期純利益を重視し、企業価値の向上を目指しています。

モバイルオンラインゲーム事業では、市場の成熟化を踏まえ、リスクを抑制しつつ事業推進を図る方針です。具体的には、IPタイトルを中心に開発ポートフォリオを構築し、オリジナルタイトルについても開発投資を継続しつつ、事業シナジーのある企業との共同開発や製作委員会方式等を推進します。また、受託開発への取り組みを強化し、高リスク型から低リスク型のゲーム開発へのシフトを図ります。

ブロックチェーン等事業においては、市場の急成長を背景に、同社の優位性を活用した積極的な事業展開を行います。エンターテイメント領域では、モバイルオンラインゲーム事業で培ったノウハウを活用し、自社開発のゲームタイトル配信に加え、有力企業への出資や協業を通じて、ヒットタイトルの創出を目指します。金融領域では、ファンド投資やノード運用で培った知見を活用し、トークン運用ノウハウの活用によるアセットマネジメントビジネスの確立や、ブロックチェーン関連サービスのプラットフォーム化を推進します。

これらの戦略を通じて、gumiは、モバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン等事業の両軸で、安定的かつ持続可能な成長を目指しています。