コムチュアJP:3844

時価総額
¥547.1億
PER
16.3倍
クラウドソリューション、デジタルソリューション、ビジネスソリューション、プラットフォーム・運用サービス、デジタルラーニング事業を展開し、ITシステムのコンサルティングや構築、運用、教育を提供。

事業内容

コムチュアは、デジタルソリューションパートナーとして、ITシステムのコンサルティング、構築、保守、運用、教育を提供しています。コムチュアグループは、コムチュア株式会社を中心に、コムチュアネットワーク株式会社、タクトシステムズ株式会社、エディフィストラーニング株式会社、コムチュアマーケティング株式会社、コムチュアデータサイエンス株式会社の6社で構成されています。

コムチュアのクラウドソリューション事業では、Microsoft、Salesforce、ServiceNowなどのグローバルなSaaSベンダーと連携し、クラウドサービスの導入コンサルティングやインテグレーションサービスを提供しています。これにより、企業の業務改善や生産性向上を支援しています。

デジタルソリューション事業では、Google CloudやAmazon Web ServicesなどのAIベンダーと連携し、データ基盤の構築やデータ分析ソリューションを提供しています。これにより、企業の売上利益の最大化や働き方改革をサポートしています。

ビジネスソリューション事業では、SAPやSuccessFactorsなどのERPパッケージベンダーと連携し、会計や人事、フィンテックなどの基幹システムの構築・運用を行っています。これにより、経営の見える化や業務の効率化を実現しています。

プラットフォーム・運用サービス事業では、Kubernetesなどの仮想化ソフトウェアを活用し、ハイブリッドクラウド環境や仮想化ネットワークの設計・構築・運用を行っています。また、自社センターでのシステムの遠隔監視サービスやヘルプデスクも提供しています。

デジタルラーニング事業では、Microsoft、Salesforce、ServiceNowなどのベンダーと連携し、ベンダー資格取得のための研修やデジタル人材育成のためのIT研修を実施しています。これにより、企業のIT人材の育成を支援しています。

経営方針

コムチュアは、2032年までに「売上高1,000億円企業」を目指す中期経営計画を掲げています。この計画は、2022年から毎年3カ年の経営目標と成長シナリオをローリングしながら策定されています。コムチュアは、絶え間ないイノベーションを通じて年平均二桁の成長を維持し、高付加価値経営を続ける方針です。

同社は「AIとデジタルで未来を創造する」をテーマに、生成AIの進化と普及を活用し、業務効率化や新規事業の創出を加速させています。国内の生成AI市場は2028年に8,000億円を超えると予測されており、コムチュアはこの成長を取り込むことを目指しています。

成長戦略として、コムチュアは「コムチュア・トランスフォーメーション(CX)」を推進し、デジタル領域の売上構成比を70%から80%以上に引き上げることを目指しています。Microsoft、Salesforce、SAP、データ分析の4つの重要領域にリソースをシフトし、グループ全体での成長を図ります。

また、コムチュアはM&Aを積極的に活用し、成長スピードを加速させる戦略を取っています。優秀な人材の確保や待遇改善、教育研修の充実を通じて、人的投資も強化しています。これにより、持続可能な成長と高い収益性を維持し、連結業績の向上を図ります。

新たな事業領域として、生成AIの活用支援や教育サービスの提供を拡大し、社内のデジタル化推進や基幹システムの刷新を進めています。これにより、経営基盤の強化を図り、ステークホルダーとともに持続的に発展することを目指しています。