ジーダットJP:3841

時価総額
¥50.2億
PER
22.5倍
LSIやFPD向けの電子系CADソフトウェアを自社開発し、販売・サポート・コンサルテーションを行うEDA事業。

事業内容

ジーダットは、電子デバイスの設計を支援する電子系CADソフトウェアを自社開発し、販売、サポート、コンサルテーションを行っています。これらのソフトウェアは、LSIやFPD、磁気ヘッド、MEMSなどの微細加工部品の設計に利用され、一般にEDA(Electronic Design Automation)と呼ばれています。

ジーダットのEDAソフトウェアは、設計者の作業を支援し、設計品質の検証や自動化を促進します。さらに、同社はEDA製品の販売やサポートに加え、ソフトウェアの受託開発、半導体やFPDの設計受託、EDA環境構築支援などのソリューション・ビジネスも展開しています。

ジーダットの顧客は、主に半導体メーカー、液晶パネルメーカー、電子機器メーカー、マスクメーカー、設計受託会社などです。国内では直販が中心ですが、米国、台湾、中国、韓国などの海外顧客には現地代理店を通じて販売しています。

経営方針

ジーダットは、技術革新が激しい顧客企業のパートナーとして、最先端技術を活用し、顧客の課題を解決することを経営理念としています。半導体やFPD、微細加工分野をターゲットに、電子系CADソフトウェア関連の事業でNo.1の地位を目指し、高収益な事業を構築しています。

同社の成長戦略は、自社の強みを活かし、日本のEDA市場で確固たる地位を築くことです。また、世界に通用する技術と製品を追求し、海外市場への積極的な展開を図っています。設計支援ソフトウェアの品質向上も重視し、顧客満足度を高めることを目指しています。

ジーダットは、固定費中心の費用構造を活かし、高収益な事業体質を目指しています。特に、経常利益率10%を目標に掲げ、事業の拡大を図っています。半導体業界の技術要求に応えるため、他社との差別化を進めています。

同社は、アナログLSI設計の自動化やパワー半導体の設計効率化を進めています。研究開発を強化し、社外からの技術導入や技術提携を積極的に行い、基幹技術を確保しています。産学連携も推進し、基礎開発力の向上を図っています。

ジーダットは、製品ラインアップの拡張にも注力しています。特に、日本国内でのニーズが高まる電子部品分野や半導体後工程分野に研究開発を拡大しています。競争力のある代理販売品を厳選し、顧客の多様なニーズに応えています。

販売力の強化も重要な課題です。デバイスソリューション分野での売上拡大を目指し、海外販路の開拓を進めています。SX-Meisterを活用した設計&コンサル型提案にシフトし、利益率の改善を図っています。

ジーダットは、販売チャネルの拡張を進めています。重点海外パートナー企業との連携を強化し、「プラットフォーム」戦略を推進しています。製造装置や素材分野にも販売チャネルを拡大し、幅広い顧客層を獲得することを目指しています。