アドソル日進JP:3837

時価総額
¥281.9億
PER
19.7倍
社会インフラ事業、先進インダストリー事業、ソリューション事業を展開し、ICTシステムのライフサイクルに応じたワンストップソリューションを提供。

事業内容

アドソル日進は、1976年の創業以来、独立系システム開発企業として、社会インフラシステムの提供を通じて事業を拡充してきました。特に「監視」「通信」「制御」技術を強みに、DXやIoTに不可欠な技術を提供しています。

同社は、社会インフラ事業、先進インダストリー事業、ソリューション事業の3つの事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、デバイス制御からクラウドシステムまで、ワンストップソリューションを提供しています。

社会インフラ事業では、エネルギー、交通、次世代通信、公共・防災、デジタルサービスなどの分野でICTシステムを提供しています。これにより、暮らしや社会を支える基盤を構築しています。

先進インダストリー事業では、モビリティ、医療・ヘルスケア、産業機器などの分野でDXやIoTの実現を支援しています。最先端テクノロジーを駆使し、日本の高度なモノづくりを支えています。

ソリューション事業では、GIS、IoT空間情報、セキュリティをコアテクノロジーとし、新たな価値を創造・提供しています。これにより、顧客に対して付加価値の高いサービスを提供しています。

アドソル日進は、国内外に拠点を持ち、グローバルな開発体制を確立しています。ベトナムに3拠点を持ち、アドソル・アジア株式会社を通じて海外オフショア開発を統括しています。

同社は、AI研究所や米国サンノゼのR&Dセンターを通じて、最新技術の研究を進めています。また、国内外の企業とのアライアンスを構築し、事業戦略を加速させています。

人材育成にも力を入れており、社員の資格取得を推奨しています。特にPMP資格の取得を奨励し、DX対応のための専門人材の育成にも注力しています。

経営方針

アドソル日進は、企業理念として「高付加価値サービスの創造・提供を通じてお客様の満足と豊かな社会の発展に貢献する」ことを掲げています。この理念に基づき、同社はICTシステムを通じて日本の社会インフラや産業を支え、発展させることを目指しています。

同社の中期経営計画「New Canvas 2026」では、「デジタル社会の“あした”をリードするイノベーションカンパニー」をスローガンに掲げています。成長事業として「次世代エネルギー」や「スマートインフラ/スマートライフ」を推進し、エンタープライズDXやモダナイゼーションを基盤とした事業戦略を展開しています。

「次世代エネルギー」分野では、ICTシステムの次世代化を通じて新規顧客を創出し、エネルギーマネジメントシステムの提供を強化しています。「スマートインフラ/スマートライフ」では、AIや宇宙・衛星データを活用し、都市のデジタル化に貢献しています。

さらに、アドソル日進は企業基盤の強化を図るため、人的資本の育成やM&A、アライアンスの推進、地域戦略の展開、研究開発の強化に取り組んでいます。これにより、経営の高度化を目指しています。

資本コストの低減とROE向上を目指し、株式分割や株主還元の強化を行い、利益率向上に向けた成長戦略を着実に遂行しています。今後もガバナンス・コンプライアンスの充実を図り、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。