ULSグループJP:3798

時価総額
¥265.7億
PER
25.2倍
金融、情報通信、サービス、製造業向けのITコンサルティング、受託開発、保守サービス、ITアーキテクチャコンサルティングを展開。

沿革

2000年7月

システム開発、ビジネスモデリング及びITガバナンス・サービスを中心とするナレッジベース・ソリューション事業(現コンサルティング事業)の展開を目的として、東京都港区虎ノ門に資本金10,000千円をもってウルシステムズ株式会社を設立しました。

2000年8月

第1回及び第2回第三者割当増資(合計150,000千円)を、Warburg, Pincus International
Partners, L.P.を主な引受先として実施し、同社が当社の筆頭株主(46.8%)になりました。

2000年9月

WP Japan Holdings, L.L.C.が、Warburg, Pincus International Partners, L.P.等から当社株式を買い取るとともに、当社の実施した第3回第三者割当増資(220,000千円)の主な引受先ともなり、同社が当社の筆頭株主(78.9%)となりました。

2001年6月

第4回第三者割当増資(645,000千円)を、WP Japan Holdings, L.L.C.を主な引受先として実施しました。

2001年8月

本社を東京都中央区晴海(現住所)へ移転しました。

2003年12月

WP Japan Holdings, L.L.C.保有の当社株式について、当社代表取締役漆原茂を中心とした経営陣が買い取り、漆原茂が筆頭株主になりました。

また、プロダクトベース・ソリューション事業(のちにソフトウェア事業)を本格的に開始しました。

2004年1月

欠損填補を目的とした402,500千円の無償減資を実施し、資本金を300,000千円としました。

2005年9月

当社初の販売目的のソフトウェアUMLaut/J-XMLの販売を開始しました。

2006年2月

ジャスダック証券取引所に当社普通株式が上場しました。

2006年7月

賃貸住宅トータルサポート株式会社(現リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社)の第三者割当増資(164,000千円:17.3%)を引受けました。

2006年12月

次世代流通XML-EDIサービスの分野において、株式会社インテックと業務提携を行いました。

2007年4月

株式分割(1株を4株に分割)を実施しました。

2007年12月

株式会社ケアブレインズの発行済株式総数の56.3%を取得し子会社化しました。

2008年12月

オープンソースCRM株式会社(旧商号:株式会社ケアブレインズ)の当社所有持分全てを売却しました。

2010年2月

全国自治体向け情報システムコンサルティングを展開するピースミール・テクノロジー株式会社を連結子会社化しました。

2011年10月

2012年4月

2013年10月

2016年9月

2018年2月

2019年8月

2020年8月

株式会社イーシー・ワンと経営統合を実施し、商号をULSグループ株式会社に変更するとともに、共同新設分割の方法によりウルシステムズ株式会社を設立し連結子会社化しました。また、ソフトウェア事業を株式会社イーシー・ワンに吸収分割の方法により承継させました。

ウルシステムズ株式会社の株式を既存株主から追加取得し、持分比率を99.3%としました。

株式分割(1株を100株に分割)を実施しました。

ブロックチェーン技術分野でQUOINE株式会社(現FTXJapan株式会社)と業務・資本提携を行いました。

仮想通貨ウォレット管理システム開発の分野で、フレセッツ株式会社と業務・資本提携を行いました。

ピースミール・テクノロジー株式会社の株式を既存株主から追加取得し、持分比率を56.1%としました。

ピースミール・テクノロジー株式会社の株式を既存株主から追加取得し、持分比率を77.8%としました。

2020年9月
 

2021年6月

高度なITアーキテクチャ技術を有する株式会社アークウェイの発行済株式総数の80.0%を取得し子会社化しました。

コーポレート・ガバナンスの一層の充実を図るため、監査等委員会設置会社に移行しました。

2022年4月

2022年8月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行しました。

ピースミール・テクノロジー株式会社の株式を既存株主から追加取得し、持分比率を78.9%としました。

事業内容

ULSグループは、ULS株式会社およびその連結子会社3社(ウルシステムズ株式会社、ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイ)で構成されています。同グループは、顧客企業の競争優位性を支える戦略的IT投資領域において、コンサルテーション及び受託開発を中心としたコンサルティング事業を手掛けています。

ウルシステムズ株式会社は、金融、情報通信、サービス、製造業向けに情報システムのコンサルティングと受託開発サービスを提供しています。一方、ピースミール・テクノロジー株式会社は、地方自治体を中心に情報システムのコンサルティング、受託開発、保守サービスを展開しています。株式会社アークウェイは、サービス、製造、金融業向けにITアーキテクチャコンサルティングサービスを提供しています。

これらの事業活動を通じて、ULSグループは顧客企業のIT戦略を支援し、その競争力の向上に貢献しています。また、同グループは特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けています。これにより、透明性の高い事業運営を心掛けています。

経営方針

ULSグループは、顧客企業の競争優位性を支える戦略的IT投資領域において、コンサルテーション及び受託開発を中心としたコンサルティング事業を展開しています。同社は、「お客様の次世代ビジネスの成功を先端IT技術でリードし、お客様とIT業界にイノベーションを起こす」という理念のもと、独自のナレッジベース「ULBOK」を活用し、顧客本位のIT戦略立案とその実行を支援しています。これにより、顧客企業にとって唯一無二のビジネスパートナーを目指し、日本のIT産業の発展に貢献しています。

経営指標としては、経常利益とその中長期的成長を最重要視しており、専門家集団としての競争力の証としています。中長期的な経営戦略として、コンサルティング事業を安定成長の基軸としながら、ソフトウェア開発や先端技術領域への積極投資を行い、事業拡大を図っています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが本格化する中、戦略的IT投資領域の重要性が増しており、同社はこの領域でのサービス提供を強化しています。

人的資本への投資を最重要視し、人材の採用・育成に力を入れています。また、アライアンスやM&A、先端技術への投資を通じて、コンサルティング事業の供給能力強化と高付加価値化を目指しています。これらの戦略を通じて、ULSグループは顧客満足度の維持向上と経常利益の中長期的成長を追求しています。