ザッパラスJP:3770

時価総額
¥56.2億
PER
占いデジタルコンテンツの企画制作・開発・運営、電話・チャット占いサービス、米国での占いサイト運営、ベビー用品ECサイト「cuna select」運営、法人向け占いASPサービス提供。

沿革

2000年3月

一般消費者向けに電子商取引を行うことを目的に、東京都渋谷区桜丘町4番23号にサイバービズ株式会社(資本金1,000万円)を設立

2000年5月

ファミリービズ株式会社より携帯電話向けコンテンツの企画制作・開発・運営に関する業務の受託を開始

2000年6月

株式会社NTTドコモのインターネット接続サービスである「iモード」向けにコンテンツの配信を開始し、デジタルコンテンツ事業を開始

2000年7月

ジェイフォン東京株式会社(現ソフトバンク株式会社)のインターネット接続サービスである「J-sky」(現Yahoo!ケータイ)向けにコンテンツの配信を開始

2000年10月

株式会社ディーディーアイ(現KDDI株式会社)及びKDDIグループ会社のインターネット接続サービスである「EZweb」向けにコンテンツの配信を開始

2000年12月

ファミリービズ株式会社より携帯電話向けコンテンツの提供事業に関する営業上の権利等を譲受

2001年4月

株式会社ザッパラスに商号変更

2002年4月

ゲームソフトの通信販売及び店舗販売に関する営業上の権利等を譲り受け、コマース関連事業を開始

2003年2月

本社を東京都目黒区中目黒一丁目8番8号へ移転

2003年3月

「iモード」向けに携帯電話を利用し商品の販売を行うサイトを立ち上げ、モバイルコマースを開始

2004年2月

インターネットに接続可能な携帯電話で物販を行うサイトに関する営業上の権利を譲受

2005年5月

東京証券取引所マザーズ市場へ上場

2005年11月

携帯電話等の販売事業を行う株式会社ジープラスを連結子会社化

2006年2月

携帯電話向けコンテンツの企画制作及びモバイル向け広告配信事業を行う株式会社アレス・アンド・マーキュリーを連結子会社化

2006年7月

本社を東京都渋谷区恵比寿一丁目19番19号へ移転

2008年4月

株式会社アレス・アンド・マーキュリーの保有株式一部売却により、同社を連結子会社から除外

2009年2月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2011年11月

化粧品の製造・販売・輸出入を行う株式会社ビーバイイーを連結子会社化

2012年4月

株式会社ジープラス(連結子会社)を清算結了

2012年11月

本社を東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号へ移転

2012年12月

株式会社アレス・アンド・マーキュリー(持分法適用会社)を清算結了

2012年12月

米国での事業展開のため、米国デラウエア州にZappallas,Inc.(U.S.)を設立(出資100%)

2012年12月

Zappallas,Inc.(U.S.)が米国NameMedia,Inc.より、同社傘下のDaily Insight Groupの事業を譲受

2013年12月

旅行事業を行う株式会社PINKを連結子会社化

2015年5月

株式会社ビーバイイーの保有株式の全部を売却により、同社を連結子会社から除外

2015年8月

「藤巻百貨店」事業を分社化し、株式会社caramo設立

2015年10月

株式会社caramoの保有株式の全部を売却により、同社を連結子会社から除外

2017年7月

本社を東京都港区赤坂九丁目7番1号へ移転

2018年9月

新設分割により既存占いサービス事業を株式会社cocoloniに、占いプラットフォーム事業を株式会社ワナップスに承継

2019年8月

連結子会社である株式会社ワナップスを吸収合併

2019年12月

連結子会社である株式会社cocoloniを通じ、占い関連サービス事業を行う株式会社コンコースの全株式を取得し、同社を連結子会社化

2020年12月

吉本興業ホールディングス株式会社との共同出資により、占い師専門プロダクション事業を行う株式会社Luck Outを新規設立

2021年3月

株式会社PINKの保有株式の全部を売却により、同社を連結子会社から除外

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

2022年7月

本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目51番7号へ移転

2023年4月

株式会社Luck Outの保有株式の全部を売却により、同社を連結子会社から除外

事業内容

ザッパラスは、自社および3つの連結子会社と1つの非連結子会社から成るグループ企業であり、主に占いに関連するデジタルコンテンツの企画制作・開発・運営を行っています。同社の事業セグメントは大きく分けて3つあります。

まず、「モバイルサービス事業」では、スマートフォンやPC向けの占いデジタルコンテンツの提供を主力としています。これには、チャット占いや電話占いなどの占い関連サービスも含まれます。同社は、占いファンをメインターゲットに、新作の占いサイトの継続的な投入やパーソナルなユーザー対応を通じて、既存ユーザーの満足度を高めることに注力しています。また、動画・SNS・マスメディアを活用したプロモーションや新たな占いコンテンツの創出により、新規ユーザーの獲得を目指しています。

次に、「海外事業」では、米国に拠点を置くZappallas, Inc.(U.S.)が占いサイトの運営を行っており、広告販売やユーザーに対するコンテンツの販売を手掛けています。

最後に、「その他の事業」では、モバイルコンテンツの企画・運営で培ったノウハウを活かし、ベビー用品ECサイト「cuna select(クーナ セレクト)」の運営や法人向けASPサービスの提供を行っています。ただし、ベビー用品ECサイトについては、経営合理化の一環として、報告書提出時点で他社への譲渡が行われています。

これらの事業を通じて、ザッパラスは多様な顧客ニーズに応えるサービスの提供を目指しています。

経営方針

ザッパラスは、顧客の日々の生活に潤いと精神的活力を提供することを目指し、信頼できるパートナーとしての地位を築くことで企業価値の向上を図っています。同社は、売上高及び営業利益を重視する経営指標としており、国内占い関連事業を中核として経営資源を集中しています。また、海外占い関連事業にも注力し、その他の事業については現状維持の方針です。

同社は、既存ユーザーの満足度向上と潜在ユーザーとのコンタクトポイント拡大を通じて顧客基盤の拡大・強化を目指しています。また、リモートワークの最適化や知的財産保護、大規模災害後の事業継続対策など、従業員が能力を発揮できる環境整備にも力を入れています。

占い顧客基盤の拡大・強化、サービス提供・集客手法の多様化、新技術への対応を重要な経営課題と捉え、これらに対処することで持続的な成長を目指しています。特に、新たな占いサービスの提供やパーソナルな対応の拡充、新技術の導入や企業との提携・協業を通じて、ユーザーに魅力的なサービスを提供し続けることを重視しています。

これらの戦略を背景に、ザッパラスは占いデジタルコンテンツの企画制作・開発・運営を主軸に、国内外での事業展開を進めています。同社は、占いファンをメインターゲットに、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの満足度向上に努め、中長期での企業価値向上を目指しています。